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22.夢と現実

久しぶりの寝落ち。

子供の頃の夢を見てる、世界は白黒で、何故か、あれはなんだろう?と思ったものだけ色が着く。

この夢では虫、バッタを見つけては捕まえて動かなくなるまで色々する、足をちぎったり、羽をちぎったり、ちぎってちぎってポイ。

トンボは、捕まらない。ハエ、蚊、虻、飛んでるのは無理、だからすぐまた白黒になる。

次がトカゲ、見失って終わり。


時間が跳んでご飯。米は良いもの。おかずは飛び魚の塩焼き、なにこれ臭い、塩あじパサパサ、無理。キャベツの千切り、モシャモシャ、苦い。味噌汁、汁は美味しいけど…なんか臭い、カチャカチャかき混ぜたら変なものが出てくる。この地方でカメの手と呼ばれる磯物、うん無理。


それからも色々あった、食べる魚介類はなにもかも全部無理、たまに出てくるフィッシュソーセージとウインナーと肉、卵焼き、あとご飯。食べるのがそれぐらいになった。

バッタの殺戮を楽しんでたある日、噛まれた、痛かったから2度と近づかない。


幼稚園で遊ぶ、おもちゃの取り合い、おやつ、眠くないのにお昼寝。起きてたら怒られた。おやつ以外は何処かにおもちゃを持って隠れてすごすようになった。


小学生になって、勉強、給食。先生のお残しは許しませんでー炸裂。食べるまで授業も受けさせないそうです。放課後までずっとおかずのししゃもを見てた。何度も何度も繰り返して、そのうち学校に行かないで川とかで遊ぶようになった。

行かないと親が怒るから帰りたくないし、隠れて夜まですごしてたら大捜索されてた。

しょうがないからまた学校で大人しくするようになった。


中学生になって、部活強制らしくてやらされた。

やる気も何もないので、やる気がないなら帰れと言われて帰ろうとしたら平手打ちされた。

部活だけ行かなくなった。


高校は無難だった。3年の秋頃、初めて好きな人も出来た、告白して付き合うことになって、一緒に勉強したり、イチャイチャしたり。

卒業して同じ短大へ。

1年の夏頃、彼女が先輩に強制されて心に傷をおった。

何度か会いに行って慰めたりしたけど、足りなかったらしい、何時だったかもう会いたくないと言われた、諦められなくて何回か会いに行ったけど会ってもらえなかった。

短大も辞めた。


仕事するようになって、親の大工工事手伝ったりしてたら、屋根屋さんに出会った。

無心に瓦を並べられるこれは天職なんじゃないかと思う。

屋根屋さんと大工と行ったり来たりした。


目が覚めた。

親にだいぶ甘やかされて生きた気がするし、42で死ぬまで屋根屋だったし、幸せだった記憶もある。

ただこの世界もむこうもやっぱり白黒で、たまに自分から見るようにしてやっと色が認識出来る程度。

変わらないなぁなんて思いながら蓋を開けて立ち上がり身体をほぐす。

久し振りにめちゃくちゃ寝たなぁーなんて思いながら外へ。空は…夜だね。

次の旅は川と逆方向にひたすら行って見ようかなぁ。

テクテク、テクテク、テクテク。

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