↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
武藤家 番外編&SS集――異世界で出会った人々と、それぞれの時間  作者: *ほたる*


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
10/10

無口な将軍と甘いもの ―飛葉―

 朝の鍛錬のあと。

 廊下を歩いていると、角の先に人影があった。


「お、結花」


「飛葉さん」


 軽く手を振る彼に、結花の表情がふっと緩む。


「これ、食う?」


 差し出されたのは、小さな黒い塊。


「……チョコレート」


 思わず、声がこぼれる。


「久しぶりに見た……」


 そのとき――


「ユイカ」


 低い声。


 振り向くと、ユーリスがこちらへ歩いてくる。


「……それは?」


 赤い瞳が、じっと手元を見つめる。


「チョコです。甘味ですよ」


「甘味?」


 眉が寄る。


「一個、いる?」


 飛葉が気軽に差し出す。


 一瞬の逡巡。


 やがてそれを受け取り、口に入れる。


 僅かに、目が見開く。


「……美味い」


「だろ」


 飛葉が笑う。


 結花も、口元をほころばせた。


 外では、草花が静かに揺れていた。


ここまで読んでくださってありがとうございます。


ユイカの物語は、

『無口な将軍は、戦場で覚醒した私を離さない』


https://www.amazon.co.jp/dp/B0GX32H7NT


としてKDPでも一冊にまとめています。


このあとに続くユイカとユーリスの二人の時間や、別視点の物語も書いています。


気になる方は、のぞいてみてください✨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。