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丹生都比売神社

 丹生都比売神社は和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野に鎮座する、紀伊国一宮で官幣大社です。

 祭神は丹生都比売神です。

 神徳は、不老長寿、農業・養蚕・織物とされます。


 社伝に拠れば、丹生都比売神社は高野山に至る途上にあり、高野参りの折には先に当社へ参拝するのが慣習でした。

 そもそも、高野山へ弘法大師を導いたのは丹生都比売神の子・高野御子神で、弘法大師は丹生都比売神社の神領を借り受けて高野山を開山したとされます。

 祭神の丹生都比売神は稚日女命の別名とされ、天照大御神の妹神に位置付けられます。

 古事記に拠れば稚日女命は神功皇后が三韓外征を行う際に審神を行い、その際に「尾田の吾田節の淡郡に居る神」として名乗った一柱とされ、武具を朱色に塗れば戦勝を約定すると告げました。

 丹とは丹砂のことで、水銀を含んだ塗料を指します。

 神功皇后がお告げに従って武具を丹塗りにしたので大いに勝ち、その恩頼に報いて生田神社と丹生都比売神社を創建したとされています。

 古代の神仙は丹を原料として不老長寿の薬を作っていましたので、神仙の流れを含む修験道に於いても丹生都比売神社は重要視されたのでしょう。

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