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大麻比古神社

 大麻比古神社は徳島県鳴門市大麻町坂東広塚に鎮座する、阿波国一宮で国幣中社です。

 祭神は猿田彦神です。

 神徳は、安産、交通安全、方除、厄除などです。

 境内には立派な樹木があり、ウロがあるのですが、そこへ投げ銭する方が絶えません。

 後始末が大変ですので、賽銭箱に入れましょう。


 祭神の猿田彦神は国つ神で、天孫降臨に際して、天八衢にいて天地を照らしていました。

 天照大御神と高木神が天鈿女命に勅命を下します。

「お前はか弱い女であるが、神と向かい合った時に気後れしない神である。だからお前が行って『我が御子が天降ろうとする道に、そのようにいるのは誰か?』と尋ねなさい」

 天鈿女命がそのように尋ねると

「我は国つ神、名は猿田彦神です。ここにいるのは、天つ神の御子が天降りされると聞き付けたので、先導しようと思い参上して、お待ちしておりました」

と答えました。

 そうして猿田彦神の先導により、高千穂に至ります。

 その後、ニニギ尊の命令で天鈿女命は猿田彦神と婚姻し、「猿女君」と名乗りました。

 これが我が国で夫婦が同じ名乗りを行う最初の例となります。

 大麻比古神社の祭神は昔、天太玉命でしたが、現在は猿田彦神に替わっています。

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