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安房神社
安房神社は千葉県館山市に鎮座する、安房国一宮で官幣大社です。
境内には館山護国神社も鎮座しています。
祭神は天太玉命です。
神徳は、全ての産業への守護とされています。
記紀に拠れば、祭神の天太玉命は天岩屋戸の場面で登場します。
最初に天照大御神を連れ戻す方法が適切か、太占を行いました。
次に、勾玉と鏡などが飾り付けられた榊を支え持ち、神事を執行します。
大御神が神事の様子を窺おうと岩屋戸を少し開いてできた隙間に鏡を差し込み、大御神は驚いて更に岩屋戸を開きます。
そこを天手力雄神が大御神を引っ張り出し、天太玉命が注連縄を張って岩屋戸への逆戻りを諌めます。
天太玉命は祭祀を司り、祭祀用具を作る神でもあります。
天孫降臨にも随伴する、五伴之緒の一柱です。
天太玉命を奉じる一族は日向を出発して、黒潮に乗って四国に渡ります。
四国の東側、阿波で開墾や殖産を行った後、更に黒潮で移動して、房総半島の先端に上陸しました。
そして上陸した土地を安房と名付けて、殖産に励み、関東での地歩を固めて現在に至ります。




