氷川神社
氷川神社は埼玉県さいたま市大宮区高鼻に鎮座する、武蔵国一宮で官幣大社です。
祭神は素戔嗚尊です。
神徳は家内安全、商売繁昌、交通安全、縁結、安産、災難除、心願成就などです。
境内は清らかな泉より湧き出た清水が作る池が印象的です。
祭神の素戔嗚尊は、三貴神の一柱として伊弉諾尊が黄泉の国から帰還した際に、日向の橘の小門の阿波岐原で御祓した時に、天照大御神、月読命に続いて生りました。
本来は大海原を治める神なのですが、母に会いたいと泣いてばかりいた為に、伊弉諾尊によって追放を言い渡されてしまいます。
気を取り直して出立を姉の天照大御神に報告に向かうと、戦と勘違いされ、誓約を行いました。
その誓約で勝ったので調子に乗り高天原で大暴れして、天照大御神が岩屋戸に引き籠もる原因となります。
大御神が復帰して、素戔嗚尊は爪を抜かれた上で地上に放逐されました。
地上にやって来た素戔嗚尊が出雲の国にやって来ると、川に箸が流れているのを見て、人がいると思い上流に向かうと、そこで一組の老夫婦が泣いているのに出会います。
理由を尋ねると「越の国から大蛇がやって来て、娘を食べてしまう。次は最後に残された娘です」とのことで、素戔嗚尊は老夫婦と娘を助ける約束をしました。
酒で満たした大甕を用意させ、娘を髪飾りにして頭に挿すと、女装して大蛇の出現を待ちます。
大蛇が酒を飲んで弱った隙に首を切り落として退治すると、その胴も切り裂きました。その途中で何か硬いものに当たって佩刀が刃毀れしたので確かめると、立派な太刀が出て来ました。
これが後世、草薙剣と呼ばれる太刀です。
素戔嗚尊はその太刀を天照大御神に献上し、自身は出雲に居を構え、助けた娘・稲田比売と結婚しました。
素戔嗚尊から数えて六代目が、大国主命とされています。




