29話 嵐の兆候
【ユウマ】いま戦闘は?
【ゴッドイフルーの魔法使い】今始めても結構ですが、あいつは自分の話を聞かない人に対してはかなり不機嫌になるからやめておいた方が…
【ユウマ】(ナルシストの話を聞くのはかなり辛いからな…)
【ユウマ】もし、
【ゴッドイフルーの魔法使い】??
【ユウマ】もしもここで、リーダーを倒せたら、あなた達はどうします?
―――――――――――――――――――――
【ゴッドイフルーの魔法使い】あいつが死んだら私たちは降参しますよ、だってあいつのスキルはかなり強いからね…死んだら私では勝てないって判断する。
【ユウマ】(やっぱり、それだけ実力は本物なのか)
【ゴッドイフルーの魔法使い】やめた方がいいと思うよ
(ユウマは手を前に出し、詠唱をする)
【ユウマ】「全方位斬撃」
【ゴッドイフルーの魔法使い】何をするか気かはわかんないけど、あいつは適応スキルを持っているんだ、私は忠告したからーー
ザシュザシュザシュ…
(一瞬で切られたオルカ)
【オルカ】であるかしてー………っえ、、
【ゴッドイフルーの魔法使い】、、?!
【ゴッドイフルーのメンバー】???
【観客】ええ…??
バタバタバタ(五体が落ちる音)
【オルカ】えっ…死んだ?
【オルカ】、、、っあ……
【ロブ】おぉ〜と!切られる直前まで語り尽くしていたオルカ選手がいきなり五体がバラバラになってしまった!これは、、グロい!
【観客】うおぉ……
【ゴッドイフルーの魔法使い】え、えぇ……(少し引く)
【ゴッドイフルーの魔法使い】(この人、オルカをあんな一瞬で?、、オルカは適応のスキルを持ってるから一度食らった攻撃は弱い攻撃は無効化、仮に強くても喰らい続けていたらどんどん適応していってやがて無効化する…なのに今の攻撃でオルカは切られた?)
【ゴッドイフルーの魔法使い】(あれは多分斬撃、斬撃ならオルカは数えきれないほど食らっている…なのに一撃で…ということはあれはオルカの適応以上の威力)
【ゴッドイフルーの魔法使い】す、すごいね君
【ゴッドイフルーのメンバー】(ポカーン)
【ゴッドイフルーの魔法使い】言った通り、私たちは無理に戦おうとはしない派だから、ここで降参といくよ
【ゴッドイフルーの魔法使い】(あの斬撃を喰らえ例え防御にバフをつけていても簡単に切られるでしょうね…)
【ゴッドイフルーの魔法使い】みんなもそれでいい?
【ゴッドイフルーよメンバー】うんうん!(必死に伝える)
【ロブ】降参宣言がでました!
【ロブ】ということで二回戦第三試合勝者!「青白と黒王」!
(試合が終わり、控え室に戻ったユウマ達)
【ユウマ】ふぅ〜…話し出した時はびっくりしたわ
【ハク】そうですね…あそこまで我が強い人は見たことなかったので驚きました
【スイ】スイも〜!
【ユウマ】(椅子に寄りかかる)ふぅい〜
【ユウマ】(そういえば全方位斬撃をした後、戦意を喪失していたな、そんなにリーダーのオルカって人が強かったのかな?)
【ロブ】さあ!続いての試合は〜?
【ロブ】[音響零隊]対[5人の火忍]の試合です!
うぉおー!!(歓声)
【ユウマ】さてと、俺らは部屋に戻ろっかここにいてもしょうがないし
【ハク】そうですね
【スイ】またお祝いするの〜?
【ユウマ】あ〜そうだな〜どうしようかね
【ハク】ふふ…きっとシルエルさんが用意していますよ
(観客席にて)
【???】如月ユウマ、か。
【???】実力はあるようだがあのスキル、何か変だな…
【???】奥底に何か変な気配がするような…
【???】まるで私たちのーー
【???】ザー…ザー…(雑音)
【???】っ?!
【???】(遠い声)あーあー、もしもし?
【???】やっと繋がった!今の今までどこをほっつき歩いてた?!
【???】(遠い声)いやはやすまない…潜入には成功したんだが、少し厄介なことになってしまったんだ
【???】厄介だと?
【???】(遠い声)ああ、どうもこれから試合をするという選手になぜかバレてしまったんだ、それでそいつから逃げていたら返信に遅くなってしまったんだ
【???】バレただと?!一大事はないか!
【???】(遠い声)安心してくれ、相手には容姿などはバレていない…ハズ
【???】くっ…これでもしバレでもしたら、、計画が台無しだ…!
【???】(遠い声)今すぐそっちに戻る
【???】早く戻ってこいよ、バレた時の策も視野に入れておくように
【???】(遠い声)、、、わかった…
【???】ツー…ツー…(雑音)
【???】くそ…
(その頃ユウマ達は)
【ユウマ】ふぇ〜〜
【スイ】ふぃ〜〜
【シルエル】あはは〜〜
【ハク】ふぅ〜〜
(全員寝っ転がってのんびりとしていた)
【ユウマ】だらけるのって最高〜
【スイ】もうスイこのまま寝た〜い〜
【ハク】ダメですよ〜ちゃんとした場所で寝ないと〜
【シルエル】でも床で寝っ転がってだらけるのってなんか〜
【全員】癖になる〜〜
(その日の夕方)
【ロブ】それでは!本日も全試合が終わりました!
【ロブ】明日は三回戦!また朝から始まります!
【ロブ】そして今回の大会は一、二回戦どちらともすぐに決着をつけた初出場のすごいパーティーがいます!そのパーティーの活躍にも期待が高まります!それではトーナメント表をご覧くださ〜い。
【ロブ】明日の三回戦は一体どんな試合が繰り広げられるのか!期待が高まります!
【ロブ】それでは〜!また明日〜!
プツッ…(中継が切れる音)
(その日の夜)
【ユウマ】あ〜美味しい〜!
【スイ】どれもこれも美味しいぃ〜!
(全員でまた祝い事をしていた)
【シルエル】いや〜やっぱり祝い事は楽しいですね!
【ハク】そうですね!
(みんなでワイワイしているとハクが何かに気づく)
【ハク】おや?そのカップ、少しヒビが入ってますか?
【シルエル】えぇ?!本当ですか?
(まさかと思ったシルエルは恐る恐るハクが指差す方へ視線を向ける)
【ハク】ここですね
【シルエル】、、、(カップを凝視する)
【シルエル】、、、ほんとだぁ…(しょんぼりする)
【ユウマ】ヒビ入ってたのか。
【スイ】危ないよ〜
【ハク】そうですね、破損してはいけないのでこれは私が処分しておきます。幸いこれは私たちの家から持ってきたもの…この宿のものではないですから
【ハク】今から新しいものを買ってきます。シルエルさんも一緒ですよ
【シルエル】え?!私も?!
【ハク】突然ですよ、私が選んでもいいのですか?
【シルエル】構わないけど…
【ハク】(小さくため息をつき)、、いいから行きますよ。
【シルエル】え〜、、わかりましたよ〜、、メンドクサイナー
【ハク】ん?今何か言いましたか?
【シルエル】い、いえ、何も〜
(そういい、立ちあがろうとした時に)
【ユウマ】でも、今結構遅い時間だよ?店やってないんじゃないの?
【シルエル】(はっ!たしかに!✨)
【ハク】それについては心配ないです
【シルエル】(ん?)
【ハク】まだやっているお店、知っているので!(ドヤ顔で言う)
【シルエル】(ガーン…)
【ユウマ】おぉ!じゃあ大丈夫だね!
【ハク】はい!
【ユウマ】じゃあ気おつけていってらっしゃい〜い
【スイ】いってらっしゃい〜い
【シルエル】い、いってきまーす……
ガチャ…うぃぃぃん(扉が開く音)
(ハクとシルエルは宿の外に出て、お店まで歩いている途中)
【シルエル】ハクさーん、お店ってどこですか?結構歩いてますが
【ハク】もうすぐですね
【シルエル】(くそぅ…部屋でのんびりしたかったぁ…)
【ハク】ここですね
(目の前には少し小さめな商店がある)
【シルエル】おぉ…ここがその?
【ハク】はい。では中に入りましょうか
【シルエル】はーい…
ガチャ、チリンチリン…(ドアの開く音と鈴の音)
【シルエル】おぉ…
(内装を見渡すシルエル)
【シルエル】(意外と中はおしゃれだった)
【シルエル】(ん?)
(シルエルが視線を向けた先は、もうカップを選んでいるハクの姿が映った)
【シルエル】(ハクさん、仕事出来過ぎじゃない?)
【シルエル】いいの、ありました?
【ハク】私のではないので案だけは…
(ハクは2つのカップを持って、シルエルに比べるように見せる)
【ハク】これとこれ、、どちらが気になりますか?
【シルエル】あ〜えーとね…
【シルエル】(片方のコップを指を差す)こっちかな〜?
【ハク】なるほど、では次の選択肢ですね
【シルエル】え?これで決まりじゃないの?
【ハク】まだ案はありますよ、それは保留です。
【シルエル】え、これでいいのにな〜
【ハク】ですが…もっといいのがあるかもですよ?
【シルエル】いいや、これでいいよ
【ハク】はぁ…で、でも、
【シルエル】(少し強めに言う)これでいいよ〜!
【ハク】、、、は、はい。
(店を出るハクとシルエルの二人)
ガチャ.チリンチリン…(ドアの開く音と鈴の音)
【店の人】ありがとうございましたー!
【ハク】では、宿に戻りましょう
【シルエル】はい。
【シルエル】(ハクさん、やりすぎな傾向にあるな。完璧を求めちゃう感じだし、従者としてはいいと思うけど、普通に触れ合う時にはちょっと苦労しそう…)
【シルエル】(っま!私はそこまで気にならないけど!)
【シルエル】早く部屋でのんびりしたいです〜
【ハク】ふふ、そうですね
(翌朝)
【ロブ】さぁ!いよいよ今大会も3日目!三回戦までやってきました!
【ロブ】三回戦に勝てば次はいよいよ準決勝!ベスト4です!
【ロブ】今日最初の試合は[冠絶]対[耐性減隊]の試合です!
【ロブ】お次は[青白と黒王]対[音響零隊]の試合。
【ロブ】次に[零]対[全能機械団]の試合。
【ロブ】そして最後に[未来透視人]対[竜王の陣]の試合です!
うぉお〜!!(歓声)
【ユウマ】(ここで勝ったらベスト4)
【ハク】(勝てば王国で4強と呼ばれる存在に…)
【???】くくくっ…もうすぐだ
【???】もうすぐ、時が満ちる。
【???】楽しみだ…!くくくっ…
【ロブ】さぁ!それでは四回戦第一試合にでるパーティーは準備をしてくださーい!
(観客がざわめく中、両方の門が開く)
うぉお〜!!きゃあ〜!!(歓声)
【ロブ】さぁ!入ってきました!
【ロブ】冠絶と耐性減隊です!
うぉお〜!!きゃあ〜!!(歓声)
【ロブ】さあさあではでは、両者握手を交わしまして、、
【ロブ】いざ!
【シゼ】ここも余裕で勝ってやるよ!
【ロイ】なにも弱くなれば無力…勝つのは私たちです。
【ロブ】ではいきましょう!四回戦第一試合!
【シゼ】………
【ロイ】………
【ロブ】試合開始ー!
(冠絶が一気に距離を詰める)
【シゼ】波動魔法「波動・絶」!
【ロイ】耐性変化「能力・攻減」
(シゼが波動魔法を放とうとしたその時)
ピコン…
(突然地面にとても大きな魔法陣が展開された)
【シゼ】はぁ?!
【ロイ】はっ?!
【シゼツのメンバー】え??
【ダウンスタンスのメンバー】え??
(選手全員が混乱していると)
【???】やぁやぁやぁ、ごきげんよう諸君
【シゼ】ん?!お前は!
【観客】ん?
【観客】え?なになに?
【観客】何が起こってるんだ?
(一方ユウマもこの異様な事態を察していた)
【ユウマ】(なんだ?この状況…そして、急に現れたこの人は、誰なんだ?)
【???】お初にお目にかかる。
【シゼ】誰だお前は?試合を邪魔するな。
【ロイ】そうですね…どこの誰だか知りませんが、正式な大会の試合を妨害するのは罪に問われます。
【???】ふむ…そうなのか、めんどうだな
【???】まぁいい、所詮君たちと私はスライムとドラゴン。どう足掻いても勝ち目はないよ。
【???】だか、名は名乗っておこう。いまからこの国の一つ新たなる伝説を作る者だからな
【シゼ】伝説だぁ…?
【???】聞け!今この瞬間からこの会場内は支配下だ!それて、それを支配する者!それが私!
【???】私の名は!




