【第1章 異世界転生編】ダンジョン編 9話〜15話総集編
神様の手違いによって突然訳もわからず死んでしまった如月ユウマ(きさらぎゆうま)。
天国にて、神様はユウマに謝罪、そして神様はせめてもの償いとしてユウマにチートと言えるほどの無敵スキルを与え、異世界で第二の人生を送ってくれと言い転生させた。
だが転生先は、なんとあたり一面[木]のみの圧倒的森!!
そんなこんなで神様からもらった無敵スキルで敵を倒したり、世界を旅したり、様々な人と交友したり、物語が進むにつれて色々と起こっていく、まぁ異世界だからね。とそんな言葉も通用するほどユウマが転生した世界はいかれた世界なのか?!
そして、物語が進むにつれユウマにも何か変化があるのかもしれない?
(3人はギルドへと向かう)
【受付嬢】おはようございます!本日はどのようなご用件で?
【ユウマ】この子の、ハクのライセンスを取りたいんだ。
【受付嬢】わかりました!ではこの書類に名前と年齢を
【ハク】わかりました
【ユウマ】(そういやハクのプロフィール見てないな、見てみようかな)
【ハク】(主様、それはお止めになった方がいいかと)
【ユウマ】(ハクか、それはどうしてなんだ?)
【ハク】(私はどうやっても見れないようになっています。それは私よりも主様がお強くなれば見れる、という封印がされています。なぜ封印されたのかは私もわかっていません。ですが自身の能力などは私は理解しています。そして私のプロフィールを見てしまうと主様はきっと後悔するでしょう。なので封印を解いても見ることはオススメはしません。)
【ユウマ】(よくわからんが、ハクがそこまでいうほどだ、とても興味があるが、そこまでハクがいうならやめておこう)
【ハク】(その判断、ありがたき)
(書き終わり、羽ペンを置くハク)
【ハク】終わりました
【受付嬢】はい……大丈夫ですね。では魔力チェックをしますのでお手を
【ハク】はい
(手続きは順調に進んだ)
【受付嬢】はい、ではこちらハク様のライセンスカードとなります。
【ハク】ありがたき
【受付嬢】ではこちらの件は終わりまして、また依頼の件ですか?
【ユウマ】そうです
【受付嬢】でしたら大型依頼を受けてみては?
【ユウマ】大型依頼?
【受付嬢】はい、大型依頼というのは。いわば「ダンジョン調査依頼」です。
【ユウマ】(ダンジョン?!!)
【スイ】ダンジョン!✨
【ハク】ダンジョンですか…
【受付嬢】大型依頼は3人以上でないと受けられません。ですが報酬はかなりいいです!
【ユウマ】(ダンジョンかぁ〜!✨行ってみたい!)
【スイ】(ダンジョン!✨ワクワク!✨)
【ハク】(主様、どうなさいますか?)
【ユウマ】(受けたい!)
【ハク】(わかりました。ですがいまのままでも十分な戦略だと思いますが、スイ様も戦えるようにしなくてはなりません。そのため、ダンジョンに行く前にスイ様に魔法を習得したいと思います)
【ユウマ】(たしかにそうだな)
【ユウマ】そう依頼、受けます!
【受付嬢】わかりました!ちょうど今新たに見つかった新規ダンジョンがありますので、そちらに向かわれてください。
【ユウマ】場所はどのくらい?
【受付嬢】ここから140両くらいですね♪
【ユウマ】遠っ!(遠っ!)
(ギルド建物から出た3人は)
【ユウマ】とりあえずダンジョンが遠すぎる
【ユウマ】だから俺は一つ考えたんだ
【ハク】なにをお考えに?
【ユウマ】この町を歩き回って、遠距離転移魔法をなんとかして能力吸収で得られないかと思って
【ハク】ふむ、たしかにそれは良さそうですね。
【ユウマ】(その間にハクは、スイに魔法を習得させてほしい)
【ハク】(なるほど、わかりました。)
【スイ】ねぇねぇ〜パパ〜
【ユウマ】ん?どうしたんだ?スイ
【スイ】ダンジョン、楽しそう!✨
【ユウマ】たしかに楽しそうだな!でも危険も伴うから、ハクに魔法を教わってきてくれ
【スイ】ハクさんに?
【ハク】まぁ!///、スイ様、私のことはこれからスイと呼んでほしいのですが…
【スイ】わかったぁ!ハクって呼ぶ!
【ハク】ふふっ…///では主様、転移魔法が手に入ることを期待して待っております。
【ユウマ】おう!じゃあスイ、すごい魔法習得してくるんだぞ?
【スイ】うん!スイ頑張る!
【ハク】ではスイ様、あの森に転移しますので
【スイ】うん!じゃあパパまたね〜!
(スイは手を振りながら転移して行った)
ヒュン
【ユウマ】……さてと、行くか
(ユウマは転移魔法を吸収するため、町を散策し始めた)
【ユウマ】(見つかんなかったらどうしよっかな…さすがに140両も馬車は時間かかるしお金の面でもキツイ…)
(一方その頃、 ハクとスイは)
【ハク】スイ様!魔力は十分にあります!手に魔力を込められますか?!
【スイ】は、はい〜(汗)
(両手を前に出し、頑張って手に魔力を込める)
【スイ】ふんんっ!!!!
(両手から光が出てきた)
【ハク】おぉ!すごいですよスイ様!
【ハク】(まさか教えてこんなすぐにできるとは、すえおそろしいですね)
【ハク】スイ様、そのまま目の前の大木に向かってこう唱えるのです!
【ハク】Lv1氷魔法「アイズ」と!
【スイ】Lv1氷魔法「アイズ」!!!
(するとスイの両手から小さく水色の魔法陣がでめきて、その中から小さな氷の塊が発射された)
ピュン
ザッ!
(氷は大木に当たり、少し木にヒビが入った)
【スイ】おぉ!✨
【ハク】さすがですスイ様!まだ時間はありますのであの木を壊せるまで魔法を打ってみましょう!
(するとヒビが大きくなり、木はすぐに折れて倒れた)
【ハク】(、、、え?、、え?!)
【スイ】ハク〜、木、倒れちゃったよ?
【ハク】こっ、これは上出来です!
【スイ】ふえ?
【ハク】スイ様、魔法講座はこれにておしまいです!あとはスイ様なら成り行きで魔法が扱えるはずです!
【スイ】えぇ〜!!
(一方その頃、ユウマは)
【ユウマ】(う〜ん、、)
【ユウマ】(いくら歩いても転移魔法が吸収されない。他の能力は吸収されるのにな)
【ユウマ】(こうなったら、転移屋に行くしかない!)
(ユウマはローブタウンの転移屋へと足を運ぶ)
【ユウマ】ここか
【ユウマ】(転移屋、多額だが店主が行ったことのある地ならどんなに遠くとも転移させてくれるというところ…)
【ユウマ】プロフィール
[プロフィール]
名前:如月ユウマ
年齢:15
種族:人間
職業:冒険者
レベル:24
眷属・従属:なし
耐性:音耐性Lv.100
スキル:全自動全方位斬撃、能力吸収支配
能力吸収:黒炎爪撃、炎息、鋼突進
支配:能力吸収支配、吸収付与、音耐性支配、氷魔法支配、炎魔法支配、雷魔法支配、水魔法支配、土魔法支配、上級炎魔法支配、上級雷魔法支配、上級水魔法支配、短距離転移支配、初級治癒魔法支配、中級治癒魔法支配、眷属魔法支配、重力魔法支配、記憶支配、空間把握支配、把握支配、忍び魔法支配、必中魔法支配、防御術式魔法支配、防衛魔法支配、属性付与魔法支配、属性魔法支配、耐性強化魔法支配、耐性付与魔法支配、状態異常魔法支配、状態異常付与魔法支配、森林魔法支配、呪術魔法支配、色覚魔法支配、遠距離転移魔法支配、中距離転移魔法支配
【ユウマ】(わぁ〜お、すっごい追加されてた)
【ユウマ】(なになに〜?忍び魔法?それに必中魔法、防御術式、防衛魔法)
【ユウマ】(属性付与に耐性強化魔法も、それに状態異常魔法まで…)
【ユウマ】(あとは〜、、あった!遠距離転移魔法と中距離転移魔法!これで転移ができる。)
【ユウマ】(受付嬢の人が言うには、飛ぶ座標がわかっていたらあとは転移魔法さえあれば行ったことのないところでも行けるんだっけか)
【ユウマ】(よし、そうと決まればあとはスイとハクの元へ戻るだけだ!)
【ユウマ】(準備が長引けばダンジョンに行くのは明日になりそうだなぁ、早く行きたい!すごく行きたい!クリスタルリザードのときのもダンジョンだったがクリスタルリザードを倒したらすぐ外に出ちゃったが、今度は完全にダンジョンの調査!ワクワクするなぁ〜)
(ユウマはスイとハクのいる森は転移し、合流する)
ヒュン
【ユウマ】スイ〜魔法はどうだっ、、て
(いきなりユウマの顔の前に氷の塊がきた)
ザシュザシュザシュ
【ユウマ】、、、(あっぶね〜、全自動化してなかったら当たってた…)
(するとハクがこちらに向かって走ってくる)
【ハク】主様!申し訳ありません。
【ハク】はぁ、はぁ、はぁ、
【ユウマ】い、いまのは?
【ハク】いまのはスイ様の魔法です。ちょうど主様の後ろにある大木に向かって撃っていました。
【ユウマ】ん?
(ユウマは後ろを振り返る)
【ユウマ】あぁ、あれか、めっちゃくちゃでかいけど
【ハク】はい、スイ様が「あの木すっごい大きい!壊してみたい!」と言ったので
【ユウマ】なるほど、それでいまに至るってことか
【ハク】はい
(遅れてスイも走ってユウマの元へ来た)
【スイ】パパ〜!
【ユウマ】おぉ〜スイ、魔法は順調そうだね
【スイ】パパごめんね?パパがスイの氷壊してくれなかったらパパは今ごろ怪我してたかも知らなかったから…
【ユウマ】スイが謝ることじゃないぞ〜
(ユウマはスイの頭を撫でる)
【ユウマ】(本当はあれが当たってたら普通に死んでたけど)
【スイ】うぅ、パパ怒ってない?
【ユウマ】怒るわけないさ〜、だってもうあんなにも魔法が扱えるようになったんだから、誇らしいことさ
【スイ】本当?スイすごい〜?
【ユウマ】あぁ!めっちゃすごいぞ!
【スイ】はぁ!✨
【スイ】わ〜いわ〜い!パパに褒められたぁ〜!
【ユウマ】さてと
【ユウマ】(ハク、転移魔法が見つかった)
【ハク】(おぉ〜、それはおめでとうございます)
【ユウマ】(スイは魔法を習得したのか?)
【ハク】(習得してはありませんが、もう十分に扱えるようにはなりました、いやはやスイ様の成長の速さには驚きました)
【ユウマ】((自慢げに)そうだろそうだろ〜スイは凄い子だからな)
【ハク】(ではいますぐ出発を?)
【ユウマ】(いいや、俺も少し吸収した魔法のことについて知りたいからな、明日の朝に出発したいと思っている)
【ハク】(なるほど、でしたら私もそれに協力します)
【ユウマ】(ありがとう)
【ハク】(いえいえ)
【ユウマ】じゃあスイ
【スイ】んん?
【ユウマ】明日の朝ダンジョンへ行くからしっかり休むんだぞ?
【スイ】うん!わかったぁ!
(その後、スイは寝て、ユウマとハクは夜遅くまで吸収した魔法についてのお勉強をしていた)
(翌朝)
(鳥のさえずりでユウマは起きる)
【ユウマ】んん?もう…朝か…
(ユウマは上体を起こし、体を伸ばす)
【ユウマ】んんっ〜!!っはぁ〜……
【ユウマ】ふぅ〜、よし!
(ユウマが後ろを振り返ると、ユウマの視界にはハクの顔が広がった)
【ユウマ】うわぁぁあ!!
【ハク】おはようございます主様
【ユウマ】びっくりしたぁ〜
【ハク】眷属たるもの、主人様より早く起きなくては
【ユウマ】ハク、びっくりさせないでくれよ〜
【ハク】それに関しては申し訳ありません
【ユウマ】とりあえず、スイを起こすか
【ハク】ですね
【ユウマ】(朝の目覚めとしてはよかったが、あれはまじで怖かったなぁ〜)
(ユウマとハクはスイを起こし、準備を整えいざダンジョンへ転移しようとしていた)
(服装やアイテムなどを確認するユウマ)
【ユウマ】よし…忘れ物とかはないな!
【ハク】はい!
【スイ】スイも大丈夫だよぉ〜!
【ユウマ】よし、じゃあダンジョンへ……
【ユウマ】出発っ〜!!
【スイ&ハク】おぉ〜!!
ヒュン
(ユウマ達は遠距離転移魔法こと「遠距離転移魔法」を使い、新規ダンジョンの入り口前へと転移した)
ヒュン
【ユウマ】おぉ〜✨
【ユウマ】(これが、)
【スイ】ダンジョン!✨
(あたりを見渡すハク)
【ハク】他のパーティーもいるようですね
【ユウマ】パーティー?
(あたりを見渡すユウマ)
【ユウマ】たしかにいるな
【ハク】そういえば、私達の「パーティー名」と言うものがありませんでしたね
【ユウマ】あっ、たしかに
【ハク】今決めてしまいませんか?
【ユウマ】また名前か…
【スイ】それならハクとスイが決めてあげるよ!
【ハク】ふむ、
【ユウマ】頼まない?俺じゃあネーミングセンスの問題でさぁ
【ハク】わかりました。ではスイ様何か案はありませんか?
【スイ】えっとね、スイはね〜
(こうして数分間、スイとハクによる命名会議が行われた、スイは意見を出し合い、ハクはその意見を元にいい案を模索している)
【スイ】これとか、あれとか、それとか〜
【ハク】ふむふむ
(かくして最終的に名前が決まったのは会議がはじまってから約5分後のことだった)
【ハク】では結論として、私たちのパーティーの名前は、
【ユウマ】(ドキドキ)
【ハク】、、、
【ユウマ】(ワクワク)
【ハク】、、、
【ハク】「青白と黒王」、です!
【ユウマ】おぉ、、お?
【ユウマ】文字に表すと、
【ハク】青白と黒王です!
【ユウマ】青白と国王?
【ハク】いえ違います、「黒」王です。
【ユウマ】なるほどね
(命名の件もあったが、一段落し、ユウマ達はダンジョンへと足を踏み入れようとする)
【ユウマ】よし、じゃあみんな!ダンジョン調査頑張っていこうぜ!
(二人同時に)
【ハク】はい!
【スイ】うん!
(ダンジョン内へ入ろうとする時)
【ユウマ】そういや、このダンジョンの名前を聞いてなかったな。
【スイ】そういえばそうだねぇ
【ハク】主様ご安心を、私ハクが調べてまいりました。
【ユウマ】おっ!さすがハクだな!
【ハク】このダンジョンの名前は「荒地の大神殿」というらしいです。文字は荒地の大神殿とかなんとか
【ユウマ&スイ】へぇ〜
【ユウマ】よし、じゃあ名前も聞いたことだし、今度こそ入っていこう!
(現在の位置は荒地の大神殿の1階層)
(ユウマ達は1階層のフロアをとりあえず歩いている)
【ユウマ】これ壁とか床の素材は全部石レンガみたいなものかな?
【ハク】結構質素な作りですね
【スイ】だね〜
【ユウマ】それにダンジョンの構造を理解しないといけないな、どのくらい広いんだろうな
【ハク】??
【ハク】主様、たしか空間把握支配があったような気が…
【ユウマ】え?、、、あぁ、そういやあったなそうなの
【ハク】はい、おそらくはこのダンジョンの1階層の構造や敵がどこにいるかなどははっきり、くっきりとわかると思いますよ
【ユウマ】じゃあやってみるか
【ユウマ】「空間把握支配」
(能力を唱えると、ユウマの目の前に一つの青い画面が出てきた)
(そのあとに通路らしき細い線がいくつもでてきた、そのあとに赤い点がでてきた)
【ユウマ】(この白い線は通路?かな、それでこの赤い点はおそらくは敵かな?)
【ユウマ】すごいなこれ、攻略がすごい楽になりそうだ
【ハク】ですね
【ユウマ】あとは敵の強さだが、どうなるかな
(ユウマ達はダンジョン潜入での初めての曲がり角にめんしていた)
【ユウマ】、、、
【スイ】、、、
【ハク】、、、
【ハク】(主様、敵は)
【ユウマ】(あぁ、わかってる。敵はいない)
【ハク】(空間把握支配の情報は正しいはずなので大丈夫だと思いますが、なぜ行かれないのですか?)
【ユウマ】(たしかにそうだが、なぜ行かないかという理由は「ダンジョンを楽しんでるから」だ!)
【ハク】(おぉ!、なるほどぉ)
【ハク】(ん?なるほど?)
【ユウマ】(まぁ、流石にもう進むか)
【ハク】(ですね、この曲がり角のところだけで5分くらいはいましたから)
【ユウマ】(えっそんなにいたのかよ)
(そしてユウマ達は順調に2階層へ続く階段の場所へと向かう、だがその途中にダンジョンで最初の敵が現れた)
【スライム】、、、
【ユウマ】スライムだ!
【スライム】、、、
(スライムは何もしてこず、ただその場に呆然としている)
【ユウマ】これ、倒すべきかな?
【ハク】敵意もないですし、襲っても来ませんからね
【スイ】見逃す?
【ユウマ】攻撃してこないなら無理に攻撃する必要はないしな
【ユウマ】先に行くか
【スイ】はーい!
【ハク】ふふっ、主様はお優しいですね
【ユウマ】そっそうか?(照)
(そうしてスライムとの遭遇後は何も起こらずに2階層へと続く階段へと辿り着いた)
【ユウマ】よし、じゃあ次の階層へ行くか
【ハク】はい、行きましょう
【スイ】次は何があるかなぁ〜♪
【ユウマ】わからん、だけど階層が下に行くにつれてどんどん難易度が上がるはずだし、用心しないとな
(ユウマ達は階段を降り終え、そこには1階層と何も景色が変わっていない2階層の景色が広がった)
【ユウマ】「空間把握支配」
(また、先ほどと同じく青い画面が目の前に現れた)
【ユウマ】ふむ、やっぱりさっきの1階層とは構造が違うな。
【ハク】それでは行きますか?
【ユウマ】だな
【スイ】次は何がいるのかなぁ〜?
(またもや曲がり角があった、が今度は普通に曲が立て進んだ)
(すると前方奥に敵の姿が見えた)
【ユウマ】ん?あれは〜…
【ハク】あれはゴブリンですね、真ん中にいるのはハイゴブリンです。
【ユウマ】ハイゴブリン?ゴブリンと何か違うのか?
【スイ】あっ!はいはい!スイ知ってるよ!
(スイが急に手をあげた)
【ユウマ】ハイゴブリンのことか?
【スイ】うん!ハイゴブリンっていうのはね、えぇとたしか、ゴブリンよりすっごく強いの!
【ハク】スイ様のいう通りですね
【ユウマ】なるほどな、スイありがとう
【スイ】えへへ〜
【ハク】主様、あの距離なら70m以内ですので全方位斬撃の射程範囲内ですよ
【ユウマ】なら相手に気づかれないうちにやった方がいいよな
【ユウマ】全方位斬撃
ザシュザシュザシュ
【ゴブリンA】ぐぅわ?!
【ハイゴブリン】ぐぅぅわぁぁ
(3体とも一瞬で木っ端微塵になり消えた)
【ユウマ】毎回思うが、やはりチートだな…これある限り負ける気がしないわ
【ハク】主様は無敵スキルというなのチートスキルがいくつもありますからね。現在の無敵スキルに匹敵するほどのスキルは最初に手にした2種類だけじゃないですよ。
【ユウマ】そうなのか?
【ハク】はい、たとえば「重力魔法支配」です。こちらはその名の通り重力魔法を使います。ですが通常扱える重力魔法についで、主様は支配をしていますから。重力魔法をいかんなく発揮できます。例えば対象者の重力を重くしたら立つことができなくなる、さらに重くしたら重力に押しつぶされるなど、逆に軽くすれば浮きあがり、行動がしにくくなります。
【ハク】あとは「耐性付与魔法支配」とかですかね。こちらもその名の通り耐性を付与できます。相手にも自分にも。そして支配しているので耐性効果を上限値まで付与させることもできます。そのため「火耐性」のレベルを最大で付与するとどんな火属性の攻撃を食らったとしてもダメージは0です。痛みや熱さも感じません。
【ユウマ】すごいんだな、その重力魔法支配と耐性付与魔法支配って
【ハク】いえいえ、すごいのは支配のおかげですよ。重力魔法は元から少し強い部類ですが、耐性付与魔法は付与できるレベルが高くなければ使い物にはなりません。
【ユウマ】っと、いうことは、支配が本当のチートってことだよな?
【ハク】そうですね
【スイ】支配ってすご〜い。パパってすご〜い!
(そんなこんなで次の階層へと続く階段を見つけたユウマ達)
【ユウマ】次は3階層だったな
【ハク】はい、敵は1階層がスライム、2階層がゴブリンですね。このままいくと次はおそらく「アント」かと
【ユウマ】アント?蟻か?
【ハク】蟻?とはなんでしょうか
【ユウマ】えっ!?
【ユウマ】(まさかこの世界は蟻という概念がないのか?ってことは俺の予想が正しければ蟻はこの世界ではアントだということだ)
【ユウマ】よっよし、気をとりなおしてさぁ次に行くぞ
【ハク&スイ】はーい!
(ユウマ達は次の階層の3階層へ階段を降りていった)
【ユウマ】また内装は変わんないな
【スイ】だね〜
【ユウマ】「空間把握支配」
(ユウマはマップと睨めっこしながら4階層へ続く階段へと歩く)
【ユウマ】そういやこのダンジョン何階層まであるんだろうな
【スイ】たしかに〜
【ハク】小型のダンジョンは3階層まで。中型のダンジョンは6階層か9階層まで。大型は12階層〜となっています。
【ユウマ】どうして階層は6とか9とか12とかで終わっているんだ?5階層、10階層で終わりの方がキリがいいのにな
【ハク】それはダンジョンの性質上そうなっております。
【ユウマ&スイ】性質?
【ハク】はい、ダンジョンは3階層ごとに最後にフロアボスというのがいます。そのフロアボスは何故か3階ごとにフロアボスがいます。なぜ3階層ごとなのかはわかっていないようです。
【ユウマ】てことはこの階段の前にある広い部屋はフロアボスがいる部屋ってことか
【ハク】そうだと思います
【ユウマ】ってことはこの階は最初のフロアボスがいる階層ってことか
【スイ】どんなのがいるんだろうね?
【ハク】フロアボスはその階層の通路にいる敵の最低でも2倍以上は強いです。用心しましょう
【ユウマ】でもこの無敵あらためチートスキルがあるから怖く無くなってしまってるんだよな
【ハク】では一度使わずに攻略してみては?
【ユウマ】たしかにそれいいな
【ユウマ】まぁ全方位斬撃を使わずでもかなりいろんな手段で戦えるしな…ぶっちゃけ戦う分には困らないと思うけどな
【ユウマ】それに戦闘ではハクもスイもいる
【ユウマ】負けるはずないさ!
【スイ】うん!スイパパのために頑張る!
【ユウマ】でも全方位斬撃を使わないってことは敵を倒したら血とかがたくさんでてグロいよ?本当にスイ大丈夫か?
【スイ】グロい?がなにかはわかんないけど。パパがいるからスイは大丈夫!パパがいるからスイは無敵なのっ!
【ユウマ】(たくましいな)
【スイ】それに戦う時はハクもいる!
【ユウマ】だな
【ハク】私スイ、主様とスイ様のお役に立てるよう精進します
【ユウマ】そんなかしこまらなくてもいいけど、頑張っていこうぜ!
【スイ&ハク】はい!
(3人の団結力がより一層深まった、その後、曲がり角でばったりあった魔物の「アント」を倒してその先、さらに曲がり角を曲がると階段ではなく一つの扉があった)
【ユウマ】扉、この先にフロアボスがいるってことか
【ハク】そうですね。扉の先にはボスの間と言ってボス以外敵はいません。まぁボスが仲間を呼ぶ系だったら増援とかで敵は増えますが、そういうのではない限りはボス単体のみです。
【ユウマ】よし、じゃあボスとの初対面&初戦闘といこうか!
うぃぃぃん(扉を開ける音)
(扉を開けた先には一体の大きいゴブリンが立っていた)
【ユウマ】(あれは?ゴブリンか!だが大きくね?)
(ユウマ達の方を向く大きなゴブリン)
【大きなゴブリン】ぐぅあ?
【ユウマ】(こっちみた!)構えろ!
(全員攻撃する構えを取り、相手の動きを伺う)
【ハク】主様
【ユウマ】どうした?
【ハク】あいつは「ジャイアントゴブリン」です
【ユウマ】「ジャイアントゴブリン」?
【ハク】ジャイアントゴブリンはゴブリン族でもかなり上位の存在。そしてジャイアントゴブリンが持つあの木の棍棒も、おれほどの大きさとなればものすごく威力も高いです。それにジャイアント系はメタル系ほどではありませんが硬くなによりタフです。
【ユウマ】なるほど、つまりは厄介ってことだよな?
(ユウマは先陣をきり、ジャイアントゴブリンへ向かって走る)
【ユウマ】うおぉぉぉ!
【ジャイアントゴブリン】ぐぅおおお!
(棍棒を上に上げ、振り下ろそうとする)
【ユウマ】「状態異常魔法支配《猛毒》」!!
【ジャイアントゴブリン】ぐぅ?ぐぅおおお!!
【ユウマ】(よし!効いてる効いてる)
【ジャイアントゴブリン】ぐぅ……ぐぅおおう!
(ジャイアントゴブリンは再度棍棒を上に上げ、振り下ろそうとする)
【ユウマ】くっ、タフだなぁ…まっでもそれくらいじゃないとフロアボスなんかつとまらないだろ!
(ユウマは再度ジャイアントゴブリンへ向かって走る)
【ジャイアントゴブリン】ぐぅぅお!
【ユウマ】短距離転移魔法
(棍棒を振り下ろし、地面に当たる…その威力は地面が揺れるほどである)
ヒュン
(ユウマは棍棒に当たる直前に短距離転移魔法を使い、ジャイアントゴブリンの首裏へと転移した)
【ユウマ】おっ、スッゲェ威力
【ユウマ】だか負けるわけにはいかねぇよ!
【ユウマ】スイ!ハク!
【スイ&ハク】はい!
【スイ】いっけぇ〜!「Lv1氷魔法 アイズ」!
(スイの手の前に魔法陣が現れ、すぐ後に小さな氷の塊が勢いよく発射された)
ピュン
【ユウマ】いまだ!「状態異常魔法支配《痺れ》」
【ジャイアントゴブリン】ぐぅぅあ!!
(ジャイアントゴブリンは痺れてまともに動けなくなった)
【ハク】(ここで私がスイ様のはなったアイズを強化すれば!)
(そしてハクが強化魔法を使おうとした瞬間)
ビュン!
ズバーーーン!!
【ジャイアントゴブリン】ぐっ、ぐぅああ…
バタン
(スイの放った氷の塊は一気に加速し、ジャイアントゴブリンの腹を貫通して後ろにあった壁に当たった)
(ジャイアントゴブリンは倒れ、少しすると体が黒くなり崩壊していった)
【ユウマ】おっ!倒したか!
【ユウマ】(あの威力、ハクがバフをかけたか)
【ハク】、、、(え?え?え?まさか、まさかまさかまさか、スイ様、Lv1の初歩の初歩の魔法であのジャイアントゴブリンを貫通するほどの威力を?)
【ハク】(すごい、すごい、すごい!やはり主様の子、スイ様も「最強」の片鱗が今垣間見えたかもしれませんね)
(ユウマは重力魔法でゆっくりと着地した)
【スイ】パパ〜!
(スイはユウマが着地すると同時に駆けつけでユウマに抱きついた)
【ユウマ】スイ〜すごかったぞ〜
【スイ】へへ〜当然だよ〜、だってパパの子だもん!
【ユウマ】!?
【ユウマ】ふふ、そうだな
【ユウマ】ハクもバフかけてくれてありがとな
【ハク】、、、それなのですが
【ユウマ】ん?どうしたんだ
【ハク】私はバフをかけていませんでした…
【ユウマ】、、、え?なんだって…?
【ユウマ】バフ、かけてないのか?それであの威力って、
【ハク】おそらくはスイ様のあの膨大な魔力、か他に何かしら魔法を強化するようなナニカがスイ様にはあるのかもしれませんね
【ユウマ】なるほど、ナニカか魔力かってことか
【ユウマ】魔力だったら納得のいくな…それにレベルが上がるにつれて魔力も……ってあぁ!!
【ハク】どっどうしましたか?
【ユウマ】スイ、ジャイアントゴブリン倒したじゃん
【ハク】………っあ、
【ユウマ】てことはスイの魔力が…
【ユウマ&ハク】あばばばばばばば
(ユウマとハクはさらに魔力が増えているのではないかという恐怖がつのりにつのる)
【ユウマ】……とりあえず確認する他ないか
【ハク】……ですね
【ユウマ】スイ、魔力量を見るからじっとしててくれ
【スイ】はーい!
【ユウマ】(よっよし、じゃあ見るぞ)
【ハク】(はっはい、お願いします)
【ユウマ】一般鑑定
[プロフィール]
名前:スイ
年齢:8
種族:人間
職業:なし
レベル:38 ⇧+25
魔力量:274877906944
眷属・従属:なし
耐性:全状態異常無効化
スキル:氷魔法Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ
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【ユウマ】(あばばばばば)
(ユウマは青ざめ、固まった)
【ハク】主様?主様!
【ハク】(いったい主様は何を、私も確認せねば)
【ハク】(一般鑑定)
[プロフィール]
名前:スイ
年齢:8
種族:人間
職業:なし
レベル:38 ⇧+25
魔力量:274877906944
眷属・従属:なし
耐性:全状態異常無効化
スキル:氷魔法Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ
[2ページ目を見る]
【ハク】(あばばばばばば)
(ハクも青ざめ固まった)
(落ち着いた二人はお互いを見つめ合い、話し合う)
【ユウマ】(なぁハク)
【ハク】(はい、主様)
【ユウマ】(やっぱスイってさ)
【ハク】(はい、スイ様は)
【ユウマ&ハク】(すごい子だよね〜)
(まだ驚きで顔が青ざめている二人)
【ユウマ】スイ、ありがとな、もういいぞ
【スイ】はーい、それで4階層はまだ行かない?
【ユウマ】あぁ、いやいくか
【ハク】ですね、行きましょう
【スイ】はーい!
(ユウマ達は片方とは逆側の扉を開けた)
うぃぃぃん(扉が開く音)
(扉を開けたらすぐに階段があった)
【ユウマ】本当にすぐ階段だったな
(ユウマ達は階段を下って4階層に着く)
【ユウマ】じゃあ行くか
【スイ】はーい!
【ユウマ】「空間把握支配」
【ユウマ】よし
(ユウマ達は歩き始め、探索を再開する)
【ユウマ】(なぁ、ハク)
【ハク】(スイ様の件ですか?)
【ユウマ】(そうだ、スイのあの魔力量なんだが)
【ハク】(やはり主様の言う累乗通りに魔力量が増えていったますね)
【ユウマ】(このままだと桁が多すぎて数えるのが面倒になってくるぞ)
【ハク】(前回スイ様の魔力量を見た時はレベルが13で魔力量が8192、そして現在がジャイアントゴブリンを倒したことでレベルが38になり、魔力量が2748億7790万6944になりました)
【ユウマ】(とんでもなさすぎるって、世界で一番魔力あるんじゃないか?ってレベルだぞ)
【ハク】(本当にそうですよね、本当主様の子は主人様に似て最強の力を持っていますね)
【ユウマ】(スイが強いのはスイだからだろ)
【スイ】あ!パパ!
【ユウマ】ん?どした
(スイが前方奥を指差す)
【ユウマ】ん?
【スイ】なにかいるよ
【ハク】??あれは……ハイホーンです!
【ユウマ】ハイホーン?
【ハク】ハイホーンは岩のように硬い牛です。
【ユウマ】なるほどな!
【ハイホーン】??
(ハイホーンは振り返り、こちらを認識した)
【ハイホーン】!!
(ハイホーンはこちらを認識するや否やまっさきにユウマたちに向かって突進してきた)
【ユウマ】スイ!小さくてもいい、氷の塊を出してくれ!
【スイ】あ、わっわかった!
【スイ】んんん!えいっ!
ッポ
(スイの手のひらに小さな氷の塊がでてきた)
【ユウマ】よし、じゃあこれ使わせてもらうぜ
【スイ】うん
(ユウマは氷の塊を取り、とある魔法を唱えて氷の塊を投げる)
【ユウマ】「必中魔法支配」!
【ユウマ】いっけぇ〜!
ピュン
【ハイホーン】!!!
(ユウマが投げた氷の塊はハイホーンの体に穴を開け、氷の塊はそのままハイホーンの心臓にあたった)
【ハイホーン】!?!
ぐちゃぁ
【ハイホーン】ぶぅわぁぁぁぁ!!!!
(ハイホーンは心臓をやられ、氷の塊が開けた小さな穴から血が溢れ出てきた)
バタン
(倒れたハイホーンはまもなくすると体が黒くなり崩壊していった)
【ユウマ】ふぅ、やったな
【スイ】パパすごーい!
【ハク】主様、いっいまのは?
【ユウマ】あぁ、いまのは「必中魔法支配」を使ったんだ
【ユウマ】「必中魔法支配」!はその名の通り技を必中技に変えることできる。必中技はどんな障害物があってもその技が破壊されない限り目標のものに当たるまで一直線でぶつかりに行く。だから破壊されない限りは必ず当たるようになるんだ、それでスイの膨大な魔力から作った氷の塊はハイホーンってやつの体に穴を開けれるほどの威力があると思ったから試してみたんだ
【スイ&ハク】へぇ〜
【ハク】そんなことが…
【ユウマ】さっ!次行くぞ!
【ユウマ】早く最深部に行きたいわ
【スイ】スイもスイも〜!
(三人はふたたび歩き始め探索を再開した)
(現在の位置は荒地の大神殿の4階層、そしてその5階層へと続く階段前にいる)
【ユウマ】次は5階層か、なんか意外と順調だな
(二人ほぼ同時に)
【スイ】だね〜
【ハク】ですね
【ユウマ】そういやダンジョンって宝箱ってのはないのかな?
【ハク】そういえばまだ一つも見かけていませんね
【ユウマ】まぁずっと階段まで最短経路できたたわけだし、しょうがなっちゃあしょうがないのかもな
【ハク】もう行く経路にありましたら宝箱を開けてみるのもいいかもですね
【スイ】宝箱〜!✨何が入ったんだろうぅ✨
【ユウマ】たしかに、何が入ってるんだ?武器とか防具とか?
【ハク】いろいろありますよ。大体は鉱石、ポーション、それと武器と防具がほとんどですね
【ユウマ】鉱石、ポーションとな…
【ハク】自分たちがいらないと思ったものは売ったほうがいいです。
【ユウマ】売る、か
【ハク】はい、買取屋というのが存在します。もしなにかいらないものがありましたら買取屋で売りましょうか。もしかしたら高値で売れるかもしれませんよ?
【ユウマ】そういうのも夢があるな
【スイ】いいのがでたら嬉しいなぁ✨
【ハク】ですね
(そんなこんなで5階層に来たユウマ達)
【ユウマ】「空間把握支配」
【ユウマ】よし
【スイ】レッツゴ〜!
(右、左、左と曲がっていき…順調に階段へと向かっていく)
【ユウマ】敵いないな
【スイ】もしかしたら運良く違うところにいるんじゃない?
【ユウマ】その可能性が高いよね
(すると通路に謎の分かれ道があった)
【ユウマ】ん?
【ユウマ】この左の通路の先、小部屋になってるな
【ユウマ】ってことは?!
(ユウマは走って小部屋に向かった)
【ユウマ】は!✨やっぱりだ
【ユウマ】(噂をすればなんとやらだ!)
(なんと小部屋には一つの宝箱があった)
【スイ】おぉ〜✨
【ハク】あ!宝箱ですね!
【ユウマ】あぁ、早速中身を見てみよう
(ユウマは宝箱を期待いっぱいで開けた)
うぃぃん(宝箱が開く音)
(開けた中にはたくさんの銀貨があった)
【みんな】おぉ〜✨
【ユウマ】すごい!すごい!
【スイ】銀貨がたくさ〜ん!
【ハク】金貨ではないにしても、この量とは…あたりのダンジョンですね
【ユウマ】全部持って帰るか
【ハク】はい!
【ユウマ】一体いくらになるんだろうな〜
(ユウマが銀貨を回収しているとき、ふと銀貨の中から一つだけ明らかに色が違う通貨があるのを発見した)
【ユウマ】ん?これはなんだ?
(ユウマはその通貨を手に取り、ハクに見せた)
【ユウマ】これ、なんの通貨だ?
(するとハクは驚いた様子で答える)
【ハク】そっそれは、黒金貨です!
【ユウマ】黒金貨?聞いたことが…
【ハク】黒金貨は白金貨100枚分、白金貨は金貨の10枚分の価値があります!
【ユウマ】それって…
【ユウマ】めっちゃやばいじゃん!!
【ハク】はい、どうしてここに紛れ込んでるのかは知りませんが、手に入れれたのはものすごくラッキーですね
【ユウマ】はへ〜、黒金貨、やばいな
【スイ】黒金貨、なんかかっこいい✨
【ユウマ】とりあえずこれもボックスに入れとくわ
(気を取り直して探索を再開するユウマ達)
【ユウマ】この曲がり角を曲がったら階段だが、その前に敵がいるな
【スイ】敵〜?今度はどんなのかな?
(曲がり角を曲がると、そこには一体のリザードがいた)
【ユウマ】今度の敵はリザードか!
【リザード】ぐるるる…
【ユウマ】いくぞ!
【スイ&ハク】はい!
【リザード】ぐるるる…
【リザード】ぐるるぅあ!!
(リザードは炎息を吐いた)
【ユウマ】よっと
(ジャンプして避けるユウマ)
【スイ&ハク】よっ、
(左右に避ける二人)
【ユウマ】はぁぁぁ!
(先陣をきってリザードへと向かうユウマ)
【リザード】ぐるるぁあ!
(リザードは短い爪から斬撃を放つ)
【ユウマ】よっと
(走りながら避けるユウマ)
【ユウマ】いっけぇ!
(手を前に出し、唱える)
【ユウマ】「黒炎爪撃」!
ザシュ
【リザード】ぐぅぅわぁ……
バタン
(リザードはすぐに消滅し、ユウマは2人を呼んで階段へと向かった)
【ユウマ】よし、次は6階層か
【ユウマ】次はフロアボスがある階層だ、気を引き締めていこう
【スイ&ハク】はい!
(現在の位置、荒地の大神殿の5階層から6階層へと続く階段)
(ユウマ達は階段を降りきり、6階層にきた)
【ユウマ】さて、まずはいつも通りの「空間把握支配」
【ユウマ】ん?敵の数が増えてるな、それにフロアの大きさもさっきの5階層までとは違って広くなっている。
【ハク】ということは、この階層から本番ってことですかね
(三人は慎重に通路を歩いていく)
【ユウマ】(小声)みんな、この先の曲がり角の奥に赤点がある。つまり敵だ
【スイ&ハク】(小声)は〜い
(ユウマは気づかれないように曲がり角から頭を出し、様子を確認する)
【ユウマ】ん〜?
(通路の先にはこちらに背を向けている人型の魔物がいた、両手には剣を持っている)
【ユウマ】(人型の魔物?)
(ユウマは様子見をやめ、二人に情報を共有する)
【ユウマ】通路の先、人型の魔物がいた
【スイ】人型?
【ハク】他に特徴は?
【ユウマ】両手に剣を持っていた
【ハク】なるはど、もしかしたら「亡剣士」かもしれません。
【ユウマ&スイ】ぼうけんし?
【ユウマ】ぼうけんしってあの冒険士?
【ハク】違います!冒険しません!
【スイ】じゃあこっちの暴剣士?
【ハク】それも違います!暴れてません!
【ハク】亡剣士、文字に表すと亡くなった剣士と書いて亡剣士です。
【ユウマ】え?つまり、
【ハク】はい、亡剣士は「死者族」に分類されています。
【スイ】(小声)なっ、なんだってぇ〜?!
【ユウマ】「死者族」ってことは、物理攻撃が効かないはず…
【ハク】はい、その通りです。「死者族」は物理が効かないので必然的に魔法系統の攻撃で攻めるしかないですね
【ユウマ】だが俺らは魔法主体のパーティーだ!
【ユウマ】勝てるぞ!
【スイ&ハク】はい!
(曲がり角からユウマは飛び出し、亡剣士の元へ走っていく)
【ユウマ】(いくぜ〜!)
【亡剣士】んあぁ?
(亡剣士はユウマに気づき、剣を構える)
【ユウマ】「状態異常魔法支配《痺れ》」!
【亡剣士】んぁあ?!
(亡剣士は体が痺れて膝が地についた)
【スイ】いっけぇ!
【スイ】「アイズ」!
ビュン
【亡剣士】んあ?
ブッシャァ
(スイのはなった小さな氷の塊は亡剣士の額を貫通し、貫通した額からは血がたくさん出てきた)
【亡剣士】ぐぅああ……
バタン
(亡剣士は倒れ、消滅したその時)
カラン…
【ユウマ】ん?
(ユウマは亡剣士がいた方から音が聞こえ、振り返る)
【ユウマ】ん?なんだこれ?
(ユウマは亡剣士がいたところに一つの物があるのを見つける)
【ユウマ】よっと
(掴んで手のひらに乗っける)
【ユウマ】これは…ブローチか?
【スイ】パパ〜!
【ハク】主様、大丈夫でしたか?
【ユウマ】あぁ大丈夫だよ
【ハク】ん?主様、その手に持っているものは何んでしょうか?
【ユウマ】ん?あぁこれ?
【ユウマ】なんか亡剣士が倒えた後にこれがふとした時にはあったんだよね
【ユウマ】その場にあったとは考えられないし…
【スイ】綺麗だねぇ
【ハク】ふむ、おそらくは亡剣士のドロップ品でしょうね
【ユウマ】ドロップ品だと?これが?
【ハク】はい、ドロップ品だと思います。
【ユウマ】こんな状態がいいのにか?すっごい綺麗だし。この真ん中にある宝石なんかやばいくらいキラキラしてるよ?
【ハク】なぜかドロップ品の品質はとてもいいんですよ。どれも新品と変わらないほどです。なので高値で取引されるんです。
【ユウマ】そういうことだったのか
【ユウマ】でもなぁ、これ持ち帰るのはいいけどなんかあるの勿体無い気がしてきたな、
【ハク】ですが使い道がそこまで思いつきません
【ユウマ】う〜ん
【ユウマ】あっ!そうだ!
(するとユウマはスイの方を向き、スイの目線に合わせて話す)
【ユウマ】スイ、これ貰ってからないかな?
【スイ】え?いいの?!
【ユウマ】スイがいいなら
【スイ】わ〜い!やった〜!
(スイは喜んで貰い、すぐに取り付けた)
【スイ】ふふ✨
【スイ】どう?パパ!ハク!
【ユウマ&ハク】おぉ〜!
【ユウマ】(可愛い!それに白色の服に赤色のブローチとか似合わないわけないじゃないか!)
【ハク】(あぁ、スイ様素敵です!水色の髪に白色の服でもものすごくお似合いだったのにそこに赤色まだ加わるなんて、お似合いすぎてやばいです!)
【ユウマ&ハク】はぁはぁはぁ…可愛い…
【スイ】いや〜それほどでも〜///
(スイは褒められまくって照れた)
(その後、再び亡剣士と戦闘し、ユウマ達は7階層へ続く階段の付近に来た)
【ユウマ】そこの曲がり角を曲がれば階段だな
【ユウマ】だが6階層は階段の前に、
(曲がり角を曲がるユウマ達)
【ユウマ】やっぱりな
【スイ】また扉があるね
【ハク】今度はどんな魔物が来るのでしょうか
【ユウマ】わからんな
(ユウマ達は扉の前に行き、開けようとする)
【ユウマ】さぁ、次の相手は誰だ?
【スイ】ワクワク!
うぃぃぃぃん(扉が開く音)
(扉を開けると、少し大きな魔物がいた)
【ユウマ】ん?
【ユウマ】(耳が大きな、牛?みたいだな)
【ハク】はっ!あれは!
【ユウマ】どうした!
【ハク】あれは「音響牛」です!
【ユウマ】「音響牛」?
(こちらを向く「音響牛」)
【ハク】音響牛は主に鳴き声で攻撃します
【ユウマ】鳴き声?それってどういう?
【ハク】っは!きます!
【ユウマ】え?
【音響牛】ぐぅおおおお!
(ボスの間中にモスキート音が響き渡る)
【スイ】あぁぁぁ!うるさいぃ〜!!
(耳を全力で塞ぐスイ)
【ハク】っは!スイ様!
【ユウマ】なんだ?何をしているんだ?
【ハク】私と主様は音耐性があるから鳴き声の攻撃が効いてないんです。
【ハク】通常、音響牛の鳴き声は近くにいれば鼓膜を一瞬で破壊されてしまいます。モスキート音だからか脳にもかなりダメージが加わります。
【ユウマ】それはやばいやつだな
【スイ】うぅ…頭が痛いぃ…
【ハク】主様!スイ様が危険です!
【ユウマ】だな、早くこいつをぶっ倒す!
【ユウマ】上級炎魔法「フレイムミサイル」!
(ユウマの前に魔法陣が出てきて、そこからミサイルの形をした炎の塊がすごい速度で出てきた)
ビュン
【音響牛】ぐぅおおお!
グシャ
バコーン
(音響牛に直撃し、一瞬で炎に包まれ炎が消えた頃には跡形もなかった)
【ユウマ】ふぅ、やっつけた
【ハク】スイ様、危なかったですね
【スイ】うぅぅ…
【ハク】少しふらついてますね
【ユウマ】回復させよう
(ユウマはスイの元に行き、回復魔法をかけた)
【スイ】スイ!復活〜!!
【ハク】おぉ〜(拍手する)
【ユウマ】よかったよかった
【スイ】パパ、ハクありがとう!
【ハク】いえいえお礼は主様に、私は何も
【ユウマ】いやいや、ハクの助言がなかったら対応が遅れていたからね。
【ハク】そんな!主様、私は当然のことをしたまでですよ。私は主様を助言するナビゲーターなのですから
【ユウマ】ははは〜、そういやそうだったな
【スイ】あ!階段の扉が開いたよ!
(ユウマ達は階段を下り、7階層へと辿り着いた)
【ユウマ】ふぃ〜、7階層か〜
【ハク】どのくらいまで階層があるのかわからないのでやっとここまで、という感想を言っていいのかわかりませんね
【ユウマ】だよな〜…新規ダンジョンの調査だし、何も情報がないからな
【ユウマ】「空間把握支配」
【ユウマ】毎回「空間把握支配」するのを面倒になってきたわ
【ハク】まぁそう言わずに、「空間把握支配」は私は扱えなかったので主様しか扱えるものはいないのですよ
【ユウマ】まじか、ハク使えなかったからいままで何も「空間把握支配」を使わなかったのか
【ハク】はい
(7階層内を歩くユウマ達)
【ユウマ】そういやさ、他のパーティーとまだ一度も会ってないな
【スイ】みんな迷ってるとか?
【ハク】ありえますね。ですが手練れのパーティーなら私たちと同じとはいいませんが、かなり下の階層へは行ってるはずです。
【ユウマ】いままで一度も会ってないのは偶然会ってないだけなのかな?
【ハク】おそらくは…
(そんな話をしつつまた新たな曲がり角を曲がろうとした時)
キン!キン!(剣の音)
【ユウマ】(ん?剣か?)
【ユウマ】もしや他のパーティー?!
【ハク】ですね
【スイ】戦ってるね
【ユウマ】まだこのフロアの魔物を見てないからな、今見ておくに越したことはない!
(ユウマは曲がり角から飛び出た)
【ユウマ】大丈夫ですか!
【別パーティーのみんな】ぐぇぇぇぇ
(別パーティーは全員はぐでぇとして倒れていた、その先には小さなゴーレムらしきものが3体ほどいた)
【ユウマ】、、、大丈夫ですか?
【男】う、うぅぅ…
【ユウマ】とりあえず、倒しときますか?
【男】うぅ、頼んだ…
【ユウマ】よし
【ユウマ】(ハク、でてきてくれ)
【ユウマ】(このパーティーの人達を回復してくれないか?)
【ハク】(はい、わかりました)
(曲がり角からでてきたハクはパーティーの人達にかけ寄り回復魔法を放った)
【ユウマ】(ハク、一瞬で片付ける)
【ハク】(まさか、もう扱うのですか?!)
【ユウマ】(この人達を助けるためだ、手っ取り早く片付けたほうがいいだろう)
【ハク】(なるほど、わかりました)
【ユウマ】「全方位斬撃」
ザシュザシュザシュ
【ゴーレム達】ピピピピ…ピ…
ザシュザシュザシュ
(ゴーレム達は今までの敵と同じく全方位斬撃により跡形もなく消えた)
【ユウマ】よし
(ユウマはパーティーメンバーの中で一番的に近い位置にいた人の方へ行く)
【ユウマ】大丈夫ですか?!
【女性】う…うぅ
【ユウマ】回復魔法「ヒール」!
【女性】うぅ…
(女性は苦しそうな顔から落ち着いたような顔立ちになった)
【ユウマ】(ひとまずは大丈夫そうだな)
【ユウマ】ハク、そっちの方は…
【ハク】(ドヤ顔)全員、復活させました!
【ユウマ】そっそうかぁありがとうな
【ハク】(ドヤ顔)えっへん!
(しばらくして、ユウマが回復させた女性も起き上がった)
【男】助けてくれてありがとう
【ユウマ】いえいえ、助けるのは冒険者として当然のことじゃあないですか!
【男】俺はこのパーティーのリーダーをしている
【男】名を「アズベルト・レイ・クレイベル」という。
【ユウマ】俺は「如月ユウマ」だ。
【アズベルト】ユウマか、よろしくな
【ユウマ】あぁ、よろしくお願いします
(二人は握手を交わす)
【アズベルト】俺らは四人のパーティー、冒険者ランクは全員Dランクだ
【アズベルト】俺は職業が剣士の数十秒前にも言ったが、名は「アズベルト・レイ・クレイベル」だ
【アズベルト】それでこっちは職業は魔法使いの「ハルビナ・マタリア」だ
【ハルビナ】よろしくお願いします
【アズベルト】でこっちが職業は白魔導士の「キルス・リアサン」だ
【キルス】よろしくです
【アズベルト】で最後に職業が俺と同じ剣士の「ヘイズ・ランガルド」だ
【ヘイズ】よろしくな!
【ユウマ】よ、よろしくお願いします
【アズベルト】俺らのパーティー名は「四人の使徒」っていうんだぜ。覚えてくれると嬉しいな!
【ユウマ】あ、あぁ、覚えておくよ
【アズベルト】それで、君たちのパーティー名はなんだ?
【ユウマ】あぁ、俺らは「青白と黒王」っていうんだ
【アズベルト】聞いたことはないな、
【ユウマ】(まぁダンジョン依頼の時につけたばっかだし)
【アズベルト】まぁでも、あのゴーレム達を一撃で倒すほどなんだ、きっと強いパーティーなんだろうな!
【ユウマ】え?あのゴーレムってそんな強いんですか?
【アズベルト】知らないのか?あれは結構強い部類だぜ
【ユウマ】へぇ、へぇ〜(やっぱ無敵スキルだな)
【ユウマ】俺らは3人でパーティーしてる
(そっからユウマはスイとハクのことを紹介し、アズベルトがリーダーを務めるパーティーの四人の使徒と一緒にダンジョン調査をすることになった)
(ユウマ達は7階層をアズベルト達と共に探索している最中)
【アズベルト】その能力すごいなぁ
【ユウマ】ん?あぁこれですか
【ユウマ】空間把握支配っていいます。空間把握ですね。
【アズベルト】空間把握か
【アズベルト】だが空間把握のスキルでもこんなダンジョンのマップをそんな風に視認できるほどのものではないはず、何か仕掛けがあるのか?
【ユウマ】(やっべ〜、支配のことって言っても大丈夫なのかな?)
(ユウマはハクの方をチラ見して)
【ユウマ】(ハク、支配のことは…)
【ハク】(言わないほうがいいでしょう、言っても複雑になるだけです)
【ユウマ】(だよね〜)
【ユウマ】あ、あはは〜仕掛けなんてそんなのないですよ〜
【アズベルト】だがこのレベルの空間把握なんて見たことがないぞ?
【ユウマ】進化して視認できるようになったんじゃないですか?
【アズベルト】ふむ、なるほどな、たしかにその可能性はあるな
【ユウマ】ほっ…
(レイナシオンとフォースファクトは共に話し、敵を倒しながら8階層の階段へと進む)
【ユウマ】よっと
ザシュ、ザシュ
【スイ】えーい!
バコーン
【ゴーレム】ピピピ…
バタン
(ユウマとスイはフォースファクトの人たちが戦闘準備をする前にすでに攻撃をするためフォースファクトの人たちも気が緩んでユウマ達に戦いを任せていた)
【アズベルト】もうすぐ8階層へ続く階段があるな
【ユウマ】そうですね
【アズベルト】いや〜しかし、本当にユウマさんとスイさんはお強いですね。
【ユウマ】いやいや〜
【スイ】それほどでも〜
(レイナシオンとフォースファクトは8階層へと続く階段の場所にたどり着いた)
【ユウマ】よーし階段だ〜
【アズベルト】次は8階層ですね
【アズベルト】正直私たちのパーティーは先ほどのゴーレム達と戦ってあのザマです。なのでこの先もユウマさん達の足を引っ張ってしまうので、私たちはここで引き返そうかと思っています。
【ユウマ】そうなのか…
【アズベルト】ですが、おこがましいとは思いますが、ユウマさん達がよろしければダンジョン調査について行ってもよろしいですか?
【ユウマ】え?
【アズベルト】ユウマさん達の力はもの凄いです!あのすごく硬いゴーレムを一撃で倒すほどの攻撃力を持っているので、ユウマさん達がいれば私たちはまだまだ深いところまで行けると思うんです。
【アズベルト】なのでついて行ってもいいですか?正直なところ、このダンジョンの調査依頼ではたどり着いた階層が深ければ深いほど実績として加算されます。なので必然的にパーティーランキングでも上の方に行けるのです。
【ユウマ】そういう感じなんだ。
【アズベルト】はい、なのでユウマさんがよろしければこのままついて行ってもよろしいですか?
【ユウマ】うーん、まぁいいですよ
【アズベルト】ぁ!ありがとうございます!
【フォースファクトのみんな】ありがとうございます!
(そうして、レイナシオンとフォースファクトは8階層へ行くべく階段を下る)
【ユウマ】さてと、ここが
【ユウマ】8階層か…
【ユウマ】「空間把握支配」
【ユウマ】よし、では行きましょう
【アズベルト】あぁはい!
(8階層内を歩くユウマ達、するとスイに足異変が)
【スイ】痛っ…
(スイはダンジョンの床につまずいて少し足を捻ってしまった)
【ユウマ】っは!
【ハク】スイ様!大丈夫ですか!
【スイ】ううぅ、大丈夫…少しつまずいただけだから〜……
(スイは痛いのを必死に我慢しているのがわかるほど顔に出ていた。目には少し涙も浮かんでいる)
【スイ】ううぅ…
【ハク】スイ様、いますぐに治癒いたします。
【キルス】あ、待ってください!
【ハク】えぇ?
【ハク】どうして止めんですか?!スイ様が大変なんですよ?!
【キルス】わかってます。なので私に治癒させてくれませんか?
【ハク】…はぁ?
【アズベルト】彼女は白魔導士なんだ、治癒をすると追加でいろいろなバブが付与できるんだ。
【キルス】はい、なのでスイちゃんには足の身体能力を上げるバフを付与します。
【ユウマ】なるほど
【ハク】…では、お願いします
【キルス】はい、おまかせを
(キルスはスイの元へ行き、杖を床に置いて手をスイに向けてかざし唱える)
【キルス】白魔導「ヒールバフ」!
………………
【キルス】どっ、どうでしょうか?
【スイ】うーん
、、、
【スイ】足痛くな〜い!
【キルス】よかったぁ〜
【スイ】キルスさん!ありがとう!
【キルス】(可愛い!!!)
(ふたたび探索を再開する)
【ユウマ】この曲がり角の先に3体ほどいます。
【アズベルト】そうなのか
【ユウマ】戦いますか?
【アズベルト】いやいや、私達はもういくら頑張ってもこの先の敵には敵わないと思いますよ?!
【ユウマ】ではここで待っていてください
【アズベルト】わかった、無事を祈る。
【ユウマ】任せてください!
【ユウマ】行くぞ!ハク!
(曲がり角から飛び出したユウマとハク)
(2人は走りながら)
【ユウマ】(そういや曲がり角での鉢合わせとかそういうのはいまのところないな、毎回曲がり角から俺らが奇襲をしているな)
【ハク】主様、あちらを
【ユウマ】??
(ユウマ達の目線の先には、ゴブリンの姿が)
【ユウマ】あれはゴブリンか!
【ハク】そうですが、少し違いますね
【ユウマ】なに?!
【ハク】真ん中がジェネラルゴブリンです!サイドにはマスターゴブリンです!
【ユウマ】マスター?ジェネラル?
【ハク】簡単に言いますと、マスターゴブリンはハイゴブリンの上位種、ジェネラルゴブリンはリーダーです!
【ユウマ】なるほど!説明サンキュー!
【ゴブリン達】ぐあぁ?
【ユウマ】(気づかれた!だが、攻められる前に攻めるのみ!)
(立ち止まり、同時に唱える)
【ハク】上級炎魔法「フレイムミサイル」!
【ユウマ】上級炎魔法「フレイムミサイル」!
【ゴブリン達】ぐわぁぁぁ!
バコーン(爆発音)
【アズベルト達】ぐぅ…
(爆発した風圧がアズベルト達を襲う)
【ユウマ】よし倒せたな
(ユウマ達はアズベルト達の元へ戻った)
【アズベルト】ユウマさんとハクさん、まさか上級炎魔法を使えるなんて
【ハルビナ】本当です!私でも中級魔法を扱えるようになったばかりなのに、上級魔法なんてとても…
【ユウマ】そ、そうなんですね。(上級魔法ってそんなにすごいんだ)
【ユウマ】(でもそっか、上級魔法だしな)
(再び探索を再開するユウマ達)
【ユウマ】これさ、このダンジョンは一体何階層まであるんだ?
【ユウマ】もうずっと同じ景色、道も単調…正直もうつまらなくなってきた
【アズベルト】はっはっは!ユウマさんは飽きるのが早いな〜!
【ユウマ】(小声)ええ、転生前もそう言われてました
【アズベルト】ん?何か言ったか?
【ユウマ】あぁいえ、なにも〜
【ユウマ】(下手くそな口笛を吹く)
【アズベルト】そ、そうか
(足を止めるユウマ)
【ユウマ】待ってください
【アズベルト】ん?なんだ、どうした?
【ユウマ】この先、まだ視認できてないですが、敵がいます
【アズベルト】何?!
【ユウマ】しかも、なんと2つ赤点があるので2体以上はいます
【みんな】なんだってぇ〜!?
【ユウマ】いつの間にそんなに息ぴったりに…
【ユウマ】と、とにかく!迂回しましょう。幸い迂回ルートもそこまで最短経路と階段までの距離は変わりませんので
【アズベルト】よし、なら迂回をしよう
(片道を少し戻り、迂回ルートに行くユウマ達)
(しばらくして、迂回ルートを通り階段前まできた)
【ユウマ】(迂回ルートを通ったおかげか敵に遭遇しなかったな、ていうか)
【ユウマ】すっごい今更ですけどこのダンジョンってもしかして敵の数、少ない?
【スイ】あ〜!
【ハク】確かにそうですね
【アズベルト】ふむ、たしかに敵の数は他のダンジョンと比べるとかなり少ないな、ここまでくるのに敵と遭遇することはそんなになかったからな
【ユウマ】(だから俺たちよりも早く7階層に来れたのか?)
【アズベルト】だが、フロアボスはかなり強い…3階層でAランクの魔物が出てくるほどだ
【ユウマ】え?あれは普通じゃないんですか?
【アズベルト】普通は訳あるか?!、いいか!
【ユウマ】は、はいぃ
(肩をがっしりと掴まれたユウマ)
【アズベルト】フロアボスはな、3階層だとDかどんなに強くてもBくらいの魔物なんだ、それなのに今回見つかったこの新規ダンジョンである荒地の大神殿は最初のフロアボスである3階層のやつでさえAランクだったんだ、俺の言ってる意味、わかるよな?
【ユウマ】あ、はっ、はいぃ……
【アズベルト】よし、わかってくれたようでよかったよ
【ユウマ】(この人、所々熱い部分があるな)
(階段を下り、9階層へ行く)
【ユウマ】ここが9階層か〜✨うわ〜すご〜い✨
【アズベルト】何も変わってないぞ
【ユウマ】こうでもしないと気が狂いそうですよ、ただでさえ少し飽きてきてるのに
【アズベルト】なら、早く攻略しないとですね
(9階層を探索しているユウマだが、すぐにある異変に気づく)
【ユウマ】ん?
(立ち止まるユウマ)
【アズベルト】ん?どうしました?
【ユウマ】変だな、この階層、敵がいないぞ
【みんな】えぇ?!
(みんな少し焦り出す)
【キルス】え、敵がいない?
【ヘイズ】こんなことダンジョン探索して初めてのことだぞ?
【ハルビナ】もしこれが本当ならどうしよう…
【ハク】敵がいない…不思議ですね、ダンジョンにあるまじき光景です
【スイ】敵いない?どうしてぇ?
【アズベルト】ユウマさん、その〜、敵がいないというのは本当なんですか?
【ユウマ】はい、「空間把握支配」の画面には赤点が一つもない、だから必然的にこの階層はフロアボスのみということになる。
【キルス】フロアボスだけ?
【ヘイズ】そんなことあんのかよ…
【ハク】主様、そういうことでしたら、少し注意すべきことがあります
【ユウマ】ん?なんだ?
【ハク】この場合、おそらくはフロアボスがものすごく強いんだと思います。
【ユウマ】なるほど、確かにそうかもしれないな
【アズベルト】てことはもしかするとここが…
【ハルバナ】荒地の大神殿の…
【キルス】最下層?
【アズベルト】もしかしたらそうかもしれない…だとすればハクさんのいう通りかなり強いはずです。ユウマさん、行きますか?
【ユウマ】あぁ!どの道、俺に戻るという選択肢はない!
(歩き始めるユウマ)
【ユウマ】行くぞ!9階層のフロアボスを倒して、このダンジョンを攻略するぞ〜!
【みんな】おぉ〜!
(フロアボスのあるボスの間までゆっくりと歩いていくユウマ達)
【ユウマ】(9階層のフロアボス、しかもとびきり強い可能性がある、か)
【ユウマ】(今のスイが手に負えないほどの強さだったら全方位斬撃を使うか)
(敵のいないフロアを歩き回り、フロアボスいるボスの間まで歩く)
【ユウマ】よし
【アズベルト】着きましたね、敵がいないならボスの間まで一直線でもいい気がするが、
【ヘイズ】まぁいいだろ、そんなことよりも今の問題は…
【アズベルト】あぁそうだな
【ユウマ】この先に何がいるのかが、問題だな
(勇気を決して扉を開ける)
うぃぃぃぃん(扉が開く音)
(扉の先に広がるボスの間、そこにいるのはとても大きな竜の姿が、)
【みんな】!??
【アズベルト】(小声)おい、これってドラゴンだよな?
【キルス】えぇ、しかも結構大きいわよ
【ヘイズ】やべぇな、これ大丈夫か?倒せるのかよ
【ハルビナ】ユウマさん達を信じるしかないですよ…
【ユウマ】………
(ユウマや他のみんなも目の前に大きなドラゴンがいるからかその場に立ち尽くしていた)
【ユウマ】………
【ユウマ】(ハク、これ倒せるか?)
【ハク】(主様なら楽勝ですが、スイ様だと傷は負わせられても倒すことは難しいかと)
【ユウマ】(なるほどな〜、じゃあ俺が戦うしかないか)
【ハク】(いえ、私もいますよ?)
【ユウマ】(そっか、ハクは俺よりも強かったわ)
【ハク】(今はそうですね、なので今回は私が戦ってもいいでしょうか?)
【ユウマ】(いいよ、ハクも活躍したいよな。でも気をつけてな)
【ハク】(わかりました)
(ハクは一歩前に足を出し、ドラゴンの前まで行く)
【ドラゴン】ぐるるるる…
【ハク】あなたの相手は私です!
【ドラゴン】ぐるるるぁ!
(ドラゴンは羽ばたき、地上から飛び立った)
【ユウマ】(このボスの間だけ異様に天井が広かった理由が今わかったな)
【ドラゴン】ぐるるる…
【ドラゴン】ぐるるらぁ!
(ドラゴンは口から大きな炎の玉を出した)
【ハク】上級氷魔法「ラングラ」!
(二つが空中でぶつかり、衝撃波がユウマ達を襲う)
【ユウマ達】うわ〜!!
【ハク】「ラングラ」!
ビュン
【ドラゴン】ぐるるる
(ドラゴンの顔に「ラングラ」があたり、ドラゴンの顔が少し凍った)
【ハク】(よし、これであとは…)
【ドラゴン】…………ぐるるるらぁ!
バキーン
(氷が砕け、ドラゴンは口から炎息を放った)
【ハク】っは!?
(ハクはブレスに呑まれ、姿が見えなくなった)
【ユウマ】ハク!!
(ブレスが消えると、ハクは無傷で立っていた)
【ユウマ】ほっ…(安堵する)
【ハク】(危なかった、あと少し反応するのが遅れていたら火傷を負っていましたね)
【ハク】上級氷魔法「アイズエイジ」!
(ハクがそう唱えるとハクの足元から氷が生成されていく)
メキメキメキ…
【ユウマ達】???(困惑している)
【ユウマ】(なんだこれ?何をした?)
(氷は徐々にボスの間全体に氷が張り巡らされ、最終的には部屋全体が氷に覆われてしまった)
【スイ】涼しぃ〜!!
【ユウマ】あたり一面氷だ…
【キルス】ツルツル滑るぅ〜!
【ハルビナ】これはまさか、上級氷魔法の中でも上位の魔法…「アイズエイジ」!
【ユウマ】(アイズエイジ!?アイスじゃないんかい…!)
【ドラゴン】ぐるるるる…
(ドラゴンはハクを睨みつけている)
【ハク】氷魔法「アイズフロウ」
【ハク】ふぅ〜(息を吐く)
(ハクの吐いた息はまるで吹雪のようなものだった、ものすごく冷たそうな冷気が放たれているのがわかるほど)
【ドラゴン】ぐるるるる…
(吐息がドラゴンに当たると、一瞬でドラゴンが氷漬けになった)
【ユウマ】何!??
【ハク】ふぅ、よし
(ハクはユウマの元へ行き)
【ハク】主様、制圧しました。
【ユウマ】これ、どういうこと?ドラゴンが氷漬けになって、もう動かないの?
【ハク】はい、ここまで凍らせたらもうドラゴンといえど動けません!というか体の内側までこおらせているので肺とか心臓とかも動いてません!
【ユウマ】え、えぇ?まじかよ…
(ユウマはアズベルト達を呼び、ドラゴンの容体や今の状況などを話した)
【ユウマ】っということです。ハクが言うにはあとは氷を砕くほどの一撃を入れれば簡単に全て砕けてドラゴンを倒せるようです。
【アズベルト】なるほどぉ…
【ヘイズ】(小声)あのドラゴンをあんなちっちゃい子1人で倒すなんて…
【キルス】(小声)とんでもないわね…
【アズベルト】本当にすごいですね、ユウマさんのパーティーは
【ユウマ】いえいえ、そんなことは、
【アズベルト】そんなことないですよ!
(肩をまたがっしりと掴まれたユウマ)
【アズベルト】ドラゴンは一体倒すだけでも冒険者ランクがSランクに即昇格できるほどですよ!?
【アズベルト】それをハクさんは無傷であっという間にドラゴンを制圧し、氷漬けだがこれはもう倒したと言ってもいいほどだ!
【アズベルト】だからこれはものすごく名誉なことなんだ、今の世の中ドラゴンを無傷で倒せるやつなんかごく僅かしかいないんだ!
【ユウマ】な、なるほど〜……
(やっぱりこの人は熱いな〜、ものすごく熱心だ…)
(その後ユウマは氷魔法のアイズで氷を砕き、ドラゴンを倒した)
バキーン!
【ユウマ】よし、じゃああの扉を…
(入った扉とは向かい側にある扉に行き)
【ユウマ】(この先は終点か、それとも階段か…フロアマップでは階段はあったはずだが…)
うぃぃぃぃん(扉が開く音)
(扉の先には階段があった)
【みんな】げっ……
【ヘイズ】おいおい、あれで最後じゃなかったのかよ…
【キルス】言ったいつまで続くんでしょうか…このままだと超大型ダンジョンになってしまいますよ
【ユウマ】とりあえず降ってみましょう!
(階段を下り、10階層?へつく)
【ユウマ】………これは…
(ユウマ達が目にした光景は、一面金ピカに光り輝く宝物庫だった)
【スイ】おぉ〜✨
【みんな】おぉ〜✨
【ユウマ】おおぉ…すごいな
(フォースファクトのみんなは駆け足で金貨の山へと向かった)
【キルス】おぉ〜✨、これはすごいですよ〜!
【ヘイズ】これだけあれば一生遊んで暮らせるぞ!
【ハルビナ】これは、魔道書!?こんなものまであるなんて…
【アズベルト】ユウマさん、本当にありがとうございます!!ここまで来れたのはユウマさん達がいたからです!
【ユウマ】いえいえ、ですがこの金貨の量はものすごいですね
【アズベルト】ですね、金貨の量だけじゃなく、武器とか魔導書なんかもあるなんて…
【ユウマ】ところでアズベルトさん。
【アズベルト】はい?
【ユウマ】この金貨の量、流石に全て持っていくわけにはいかないので半分くらい貰ってくれませんか?
【アズベルト】えっ!?いいんですか!?
【ユウマ】はい、もしよければどうぞ
(深く頭を下げて)
【アズベルト】本当にありがとうございます!
(こうして宝物庫にある金貨およそ数千枚以上と色々な武器や魔導書なんかを持ち帰った)
(こうしてダンジョンを出たユウマ達は新規ダンジョンの調査パーティー達が報告をしあう場である大きな仮設テントに向かう)
【ユウマ】もう夕方か〜
(仮設テントの入り口の垂れ幕を手でのけぞると)
【ユウマ】ど、どうも〜
(テントの中には何人か人がいて、その奥になんか威厳がある人がいた)
【ユウマ】(どうしよう、何を話したらいいのか…)
(ユウマがあたふたしているとアズベルトが声を出す)
【アズベルト】ダンジョン調査の報告をしに来ました。
(すると奥にいた威厳のある人が椅子から立ち、声を出す)
【威厳がある人】報告か、どうだった?
【アズベルト】ダンジョンを攻略しました。
【周りにいる人】えぇ!??
ガヤガヤ、ザワザワ
(ダンジョン攻略の言葉を言った瞬間から周りがすごくざわつき始めた)
【威厳がある人】全員、静まるように
(そう言った瞬間、一気に静かになった)
【ユウマ】(わお、この人、きっとこのダンジョン調査依頼の責任者だな)
【威厳がある人】本当にダンジョンを攻略したのか?
【アズベルト】はい、証拠に私たちにはいま手元にたくさんの金貨があります。それに魔導書なんかも
【威厳がある人】なるほどな、では代表者だけここに残るがいい。それ以外は外へ
【周りにいる人】はい!
(テント内にいた数人とアズベルト、ユウマ以外のスイ達はテントの外へ出た)
【威厳がある人】さてと、アズベルト・レイ・クレイベルと、、えーと、
【ユウマ】あ、如月ユウマです。
【威厳がある人】あぁ、すまなかったな、お主らダンジョンに行く前にここへ来たか?
【ユウマ】え?、、、来て、ないです
【威厳がある人】だからだな、私が把握できてなかったのは
【ユウマ】すみません…
【威厳がある人】まぁよい、私も名前は「セント・レス・ダイジャン」という。今回のダンジョン調査依頼の責任者をしている。もともと私は王都の者だ。
【セント】ダンジョンを攻略したお主らに祝杯と名誉を授けよう
【アズベルト】お待ちください、ダンジョンを攻略できたのはユウマさんのパーティーだけで十分です!
【セント】なんと、それは誠か?
【アズベルト】はい、私たちは7階層の敵を倒せれないほどです。ですがユウマさん達は最後のフロアボスまで無傷で倒していました。
【セント】なんと!?無傷でか?
【アズベルト】はい
【セント】なるほど、それはかなりの手練れ、だがアズベルト殿は本当に祝杯と名誉はいらないのか?
【アズベルト】本当はすごく欲しいのですが、やはり自分たちでそういうのは手にしたいんです。
【アズベルト】(宝物庫のやつも、貰えないって反対したけど、ユウマさんが押し切ったからな〜)
【セント】ふむ、ではユウマ殿
【ユウマ】は、はい!
【セント】本当にダンジョンの最後のフロアボスまでも無傷で倒したのか、疑い深くてすまないが確証を持ちたい
【ユウマ】はぁ…わかりました。
【セント】あぁ!あんずるといい、祝杯と名誉はきちんと渡す。お主の実力が見たいだけだ
【ユウマ】な、なるほど、それで何をしたら?
【セント】簡単なことだ、私の一撃を受けて無傷かかすり傷だったら信じることにする、すまないが受け入れてはくれぬか?もし無傷だったら報酬を増すことを約束する。どうだ?
【ユウマ】わかりました。
【セント】よし!では外に出ようか
(テントの外に出たユウマとセント、外に出ると辺りは暗く、夜になっていた)
【セント】よし、ではいくぞ、全力で受け止めろ!
【ユウマ】(最悪斬撃で…)
【セント】上級炎魔法「終焉の炎」!
(セントの足元に巨大な魔法陣が現れ、セントの両手から小さな炎が出た)
【セント】くらえぇ!!!
(セントは炎を一つにして繰り出した、繰り出した炎は巨大な炎の光線とかした)
【ユウマ】(うわぁ、これ消せるかな〜?)
【ユウマ】全方位斬撃
ザシュザシュザシュ
(エンドフレイムの巨大な炎の光線をかき消していく)
【ユウマ】(やっぱすげぇな、このスキル)
ザシュザシュザシュ
(光線が止んだ、斬撃との衝突の際に起こった煙があたりを覆う。光線が通ったところは地面が少し削れていて真っ黒になっていた)
【セント】(ふふ〜ん、フロアボスを無傷で倒したといえどもエンドフレイムを無傷で耐えるわけぇ)
(煙が消えて視界が晴れてくると)
【セント】(見えた!怪我は……あ?)
【セント】え?え?えぇ?!
(無傷で立っているユウマを見て驚くセント)
【セント】ユウマ殿、一体どうやって無傷でエンドフレイムを…
【ユウマ】え?普通にスキルを使っただけですよ?
【セント】なに?!
【セント】(スキルを使ったとしてもかなりのものじゃなきゃ無傷では済まない。これは、ものすごい人材なのでは?私のエンドフレイムをスキルたった一つで、しかも無傷で耐えるほど。これは、王国の貴重な戦力となるに違いない!そうと決まれば…)
【セント】ユウマ殿、提案があるのだが、聞いては貰えぬか?
【ユウマ】はい、なんでしょうか?
(セントは頭を下げていう)
【セント】頼む、王都へ来てくれ!
【ユウマ】………え?
(頭を下げ続けるセント)
【ユウマ】え?え?
【セント】頼む〜…
【ユウマ】と、とりあえず頭を上げてください!
(頭を上げるセント)
【ユウマ】王都?どうしてなんですか?
【セント】ユウマ殿の実力はかなりのものです。なのでぜひ王都でそのお力を発揮して欲しいのです。
【ユウマ】うーん
【セント】どうでしょうか?衣食住は困らないほど支援いたします
【ユウマ】ん〜、やめときます
【セント】なんと!?それはなぜですか?
【ユウマ】王都なんて…俺は落ち着いたところが好きなんです。
【ユウマ】それに俺だけ王都へ行くなんてことはできません。なので俺は王都へは行かないです
【セント】そうですか…
【セント】では、このような提案はどうでしょうか?
【ユウマ】はい?
【セント】私は大きな力を持っている人を見過ごしたくはないのです。なのでユウマ殿には王都からの直々の命でとある村の警備を、お願いしたい所存です。
【ユウマ】(へ?)
【ユウマ】村の警護?
【セント】私が住む王都が統括している王国は存続があやうい村や町などを守る活動をしています。
【セント】ユウマ殿に警備をお願いする村は、村の周りが魔物が大勢生息しているんです。なので魔物を倒して村の危機をなくすという役割としてユウマ殿には行ってもらいたい。
【ユウマ】ん〜…さっきもいいましたが俺は〜…
【セント】もちろん!衣食住は確保し、村なのでいまユウマ殿が住んでいるローブタウンよりも自然豊か!住民同士の仲が良い!空気も美味しい!
【セント】どうですか?こればっかりは受け入れてくれると〜…
【ユウマ】ん〜…少し時間をください。
【セント】はい!お待ちしております。
(ユウマとセントは話を終えて、ユウマはスイとハクの元へ、セントはテントへ戻った)
(ユウマはスイとハクの元へ戻ったと同時に、セントと話した内容を話そうとした)
【ユウマ】おーい!
【スイ】あ!パパ!
【ハク】お疲れ様でした、セントさんと何をお話ししていたのですか?
【ユウマ】あぁ、そのことなんだけど、
(ユウマはセントと話したことをスイとハクに話した)
【スイ&ハク】ええ!?
【ハク】村へ、警備に行くということですか?
【ユウマ】あぁセントさんがいうには常駐警備ということで王都が俺らが行く村が存続が危うくないというレベルまで落ち着いたらここへ戻ってくればいい、ということらしい
【ハク】なるほど…
【ユウマ】二人の意見を聞きたい。
【スイ】スイは別にいいよ〜!
【ハク】私も、衣食住は確保されているんですよね?
【ユウマ】あぁ、そこは大丈夫らしい
【ハク】なら、行ってもいいんじゃないでしょうか?
【ユウマ】二人がいいなら俺も行くよ!
【スイ】そういえば村ってどこの村なの〜?
【ハク】確かにそうですね
【ユウマ】あ、聞いてなかった。
(ユウマはセントに村の件で話をするために再びテントの中へ行く)
【ユウマ】お邪魔しまーす
【セント】おぉ来たか
【ユウマ】はい、村の件で〜
【セント】うむ、では結論を
【ユウマ】俺は、俺らは…
【セント】……………
【ユウマ】……………
【セント】……………
【ユウマ】行きます!
(頭を下げる)
【セント】ありがとう!ユウマ殿!
【ユウマ】うゎぁぁぁ!頭を上げてくださいぃ〜!
(こうして長いダンジョン調査依頼は終わり、ユウマ達は次の地、ローブタウンから北へ2500両ほど離れている村へ向かうのであった)
まとめて読みたい人用!
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