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Epilogue
スミスさんのところで技術を学び終え、とうとう彼の元に嫁ぐことになった。スミスご夫妻も、私の両親も、私たちの結婚を自分の事のように喜び、祝ってくれた。
思ったより挨拶があっけなく終わって、彼はちょっと驚いていたくらいだ。彼の家のほうではもう話はついているらしい。仕事が早くてすごい。
やるべきことがあらかた片付いて、私たちの家に帰ってきた。
「長いようで短い1日だった……」
「そうだね。なんかお話よりも移動で疲れたし、部屋で休もうか」
ぽすんとふたりでソファに座る。やはり貴族の家というだけあってか、とても座り心地の良いソファだ。
私がソファの柔らかさに静かに感動していると、隣にいた急に彼が真剣な面持ちになる。
「…………この際、一度しか言わないから、よく聞いとけよ」
彼の顔が耳元にぐっと近づき、砂糖菓子を煮つめたような声で囁かれた。
「シオン、お前の全てを愛してる」
「……わたしも、私も愛してるよ、エル」
END




