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パーティー買取額貢献ランキングー!結果

お待たせしましたm(._.)m

 ーー結果発表日の夜、ギルド入ってすぐの壁前。


「今日発表だった割にはあんまり人いないね。もう皆んな見終わっちゃったのかな」

「そうだな、そんなに長く眺めるものでもないし、各支部に同じものが張り出されてるからな」


 怜とゼロスフィリアは混んでる時間を避け、ギルドに今回の買取額貢献ランキングの結果を見に来ていた。

 買取額貢献ランキングは最終日の夜18時までにギルド又はギルド提携の解体屋へ提出された物が対象で、翌日は1日かけてギルド側が集計し、その翌日の正午にランキング表を張り出しという形で結果発表を行う。

 張り出される内容は総合ランキングに全パーティーの順位が表示され、各ランク別ランキングに各ランク毎の上位5パーティーが対象となる。

 因みに実際の買取額は各ランク別ランクに掲載されているパーティーのみだ。


 怜は総合ランキングには興味がないようで、最初から各ランク別ランキングを見に行っている。


「のぁ〜。惜しい! 俺ら4位だって。しかも銀貨3枚の差かぁ」

「……納品してれば2位になれたかもな」


 そう、実は最終日は納品に行っていないのだ。特に狩るものが無かった為、前半と同様レッドボアを狩りに行きそれなりに狩った後、最終日という事で連日よりは早めに街へ戻っている途中、街の門前でいかにも困ってますといった男の子と女の子を見つけたのだ。


 怜は特に困っている人が居たら誰にでも声をかけるという善人ではないが、その時は早めに戻っている最中で時間にも余裕があった為、声を掛けることにしたのだ。


「どーしたの?」

「……それが……」


 一瞬怜を怪訝な顔で見てから少年は事情を説明し出した。

 ぎっくり腰になってしまった父親の代わりに街へ妹と買い出しへ来ていたらしい。普段は父親と一緒又は、納品の時に祖父と共に街へ行くことはあったが、今モモコの収穫の時期で村人総出で作業していて手が離せない為、薬を買いに行くだけという事で、今回初めて子供2人だけで街へ来たのだ。

 街へ来たまでは良かったが、大人の邪魔が入らない買い物は、子供たちにとってたとえ買えなくても見てるだけでも楽しいものであり、つい夢中になり長居をしてしまい、気が付いてあわてて村の方の門へ行く馬車に乗ったが夢中ではしゃぎ過ぎていた為か疲れて寝てしまい、起きたら門へ到着していて、よく確認もせずに門の外へ出たら、村へ行く方の門とは全く別で乗る馬車を間違えていたという事らしい。

 何が困っているかと言うと、一度門を出てしまうと再度入るのにはお金がかかるのだ。この街の住民又は冒険者等は対象外だが、街の外に住んでいる者は例外なくお金がかかる。

 1人入る分のお金はあるが2人分はなく、事情を門番に話すも、頭の硬い門番だったらしく決まりだからの一点張りで入る事が叶わず、途方に暮れていたという事だったらしい。


 自業自得。……ではあるが、ここで出会ったのも何かの縁という事で、子供達2人のお爺さんが迎えにきている筈という西門まで、街へ入らずバイコーンで送る事にした。

 流石に4人ではバイコーンに乗れない為、子供2人と操縦係としてゼロスフィリアが乗り、怜は走った。

 怜は子供達の”冒険者ってすごい! “という尊敬の眼差しを受けつつ、西門まで着くと、お爺さんは既に待っていた。

 はじめは、門とは別の方向からやってきてるし、バイコーンに乗ってるしと、警戒していたようだが、子供達が事情を話すと、これはお礼をせねばと村までそんなに遠くない為来て欲しいと言われ、モモコの収穫に興味があった怜はちらっと見るつもりで行く事にした。


 ……結局ちらっと所ではなく、夕食も一緒に食べることになり、その後に勧められるままモモコのお酒も飲む事になり(これが凄く美味しかった)、結局村で1泊し、次の日は2日酔いで午後のんびりゼロスフィリアと街へ戻って行った。


 その為、最終日は納品していないのだった。


 因みに、解体屋の職員は今日は何が来るかとドキドキしながら全員で待っていたそうな。




「まぁ、でも義理は果たせたし、ランクアップもできそうだし、モモコのお酒は美味しかったし、楽しかったかな」

「……それは良かったな」


 ほくほく顔の怜にゼロスフィリアはゲンナリしていた。

 皆がこのランキングに1ヶ月かけて挑でいるのに対し、実質4日でランク別ランキングで4位に入る事が規格外だという事に気が付いているのかいないのか、先が思いやられるとゼロスフィリアは静かにため息を吐いたのだった。

こちらで2章完結です。

新しい仲間とか、ゼロスフィリアの過去話とか構想はあるのですが、一旦休載致します。

また、続き出来ましたらよろしくお願いします!

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