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深海の精鋭たち(サブマリナーズ)  作者: 佐久間五十六
昭和の大日本帝国海軍の潜水艦

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台湾奪取

 台湾海域で、味方を動員する経路を確保する為に、出撃した厳龍は、とにかく打てるだけの魚雷を放っては、魚雷補充の為に、那覇基地に戻っては魚雷をうちまくった。その回数は三回。

 その戦果は、34隻のアメリカ海軍艦船を沈めた。その中には、エセックス級空母一隻や、戦艦アイオワクラスの大戦艦二隻も含まれていたが、大半の艦船は駆逐艦や、巡洋艦がほとんどであった。

 日本海軍は、このようにして得た制海権を確保した後、陸軍20万人の大軍を投入。台湾に少ししかいなかった、アメリカ軍兵士は抵抗することなく、投降した。

 結果として台湾は、すぐさま日本軍が取り返した。応援に駆けつけたはずの、アメリカ海軍艦船は、厳龍や他の潜水艦の餌食となった。

 沢山の日本海軍艦船が、成果を上げたのであるが、その中でも、厳龍の活躍は群を抜いていた。陸上での戦闘がほぼなかった事を考えると、台湾攻略戦のMVPは、日本海軍の哨戒チームに与えられるべきだろう。

 天下のアメリカ軍でも、実行支配していた島を、こうもあっさりと、取り返されてしまったショックは大きく、報復するのが筋だった。

 「日本以外の国は、とっくに連合国に負けを認めているというのに、この日本という黄色い猿が支配する国のしぶとさは何だ?」とアメリカの政治家は言っていただろう。

 この戦争の根元には、人種差別というものが、残っていたからだというのは、沖田達がいた世界と共通している事だった。

 厳龍という異物が紛れ込んだ世界というのは、こうも日本の位置が違ったものになるとは、地図を見ながら、沖田は何度もそう思って不思議でしょうがなかった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] いろいろと違和感はありますが基本的には面白いです。 [気になる点] 今回はいつもに増して不要な読点が多すぎてイライラします。
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