第四十八話 何とか片は付いたが
それは咆哮だった。
こんなにも開けた場所だと言うのに、人間と同じ大きさの生物が発したその咆哮は、まるで雷が落ちたかのように周囲の大気を振動させた。
ナーガに止めを刺そうと接近していたフェリスは、その咆哮で弾き飛ばされ後方に転がりながらも体勢を立て直そうとしている。
龍に向かって陽動を行っていたガドラス達はこの事態に龍から離れ、後方に退避しようとしている。
俺はと言うと情けない事に、その圧倒的な力を持った者の声を浴び、その場に釘付けとなっていた。
神の如き存在に「動くな」と命令されたとでも形容すれば良いのだろうか、ここから逃げねばならない事は明らかなのだが、動きたくても金縛りにあったように体が動かないのだ。
「もう……良い」
咆哮が止み、項垂れたような格好でナーガが立っている。
その右腕は二の腕の中程から切断されており、血が滴り落ちるその下には、切断された腕が転がっていた。
「もう良い!!」
今度は駄々をこねた子供が叫ぶようにナーガが二度そう言葉を発すると、今まで動かなかった龍がゆっくりと飛び上がりナーガの隣に着地する。
フェリスはただならぬ事態を感じ取ったのか、倒れているフラガを抱えると龍から距離を取った後、ナーガを無視してこちらの方に駆け出した。
「人間であるからと……無関係な者もいるだろうと手心を加えたのが間違いであったわ!」
龍の首がゆっくりとこちらに動く、そして青い水晶のような目と俺の目が合った。
「初めからこうしていれば良かったのだ、姉様の魂をヴァンパイアに捧げるなどというおぞましい連中に、気遣いなど初めから要らなかった!」
「止めよ! ナーガ! 貴様! 止めるのじゃ!」
龍の口が大きく開き、長い二本のヒゲがスパークを始める。
フェリスは叫びながらこちらに向かって全力で移動している。
しかしその体は傷つき、あちこちから血が流れ、そこに普段の稲妻のような速さは無い。
……ああ、これは終わった。
俺はそのどこか現実味の無い光景を見ながら、呑気にそんな感想を抱いていた。
あと僅かのうちに放たれるであろう龍の攻撃は、恐らく誰が来ようと防ぐ事など出来ないようなものなのだろう。
何の才能も無い俺ですら、あの龍に膨大なエネルギーのようなものが集まっているのを感じる事が出来るのだから。
ナーガは今まで、あれで気を使いながら戦っていたのだ。
最初からあの巨大な龍を使って攻撃していたなら、一瞬で片が付いていたのだろう。
だが周りにいる他国の無関係な者に配慮し、ナーガ本人が戦う事で俺だけを仕留めるつもりだったのだ。
しかしナーガの予想に反して、その無関係と思われた者達は皆がナーガを倒す為に戦った。
その上で手傷を負い、最早気を使うことすらも馬鹿馬鹿しくなったという事なのだろう。
龍の口が一際大きく開かれ。
そして次の瞬間、幾筋もの光が複雑に絡み合いながらこちらに迫り来るのが見えた。
あの大トカゲの魔獣に風穴を開けた、ホーリーレイというユーリとカーナが使っていた魔法にそっくりだ。
しかし規模が桁違いである。
光一本で人を丸呑み出来そうな大きさの光線が十本ほど、交錯しつつこちらに迫っているのだ。
マリアベルだけでもと、へたり込んでいる彼女を動かそうと試みたが、この僅かな時間で迫り来る攻撃の範囲外に連れ出すことは不可能だ。
後方にいた黒王が必死にこちらに駆けてきているのが視界の端に映った。
思った以上にゆっくりと流れる最後の一瞬の中で、そんな事をしても何の足しになるとも思えなかったが、俺は反射的にマリアベルを庇うような形で覆いかぶさり、その体を抱きしめた。
どのくらい時間が経っただろうか。
数時間か、数分か……それとも数秒なのか。
しかしそんな事を考えた所で仕方がない事だ。
あんな攻撃をまともに受けた以上、俺の体は跡形もなく蒸発してしまっているに違いないのだから。
その証拠に、今の俺は何も感じない。
何の音も聞こえないし、風や地面に触れている感覚もない。
苦痛も感じないのが不幸中の幸いというものだろう、まあ死ぬ時なんてこんなものか。
あ、違う、何か手に感触がある。
柔らかくてモチモチしていて、ちょっとだけボリュームに欠ける感じがする何かが俺の指の先に存在している。
ここはあの世というところなのだろうか。
異世界に来てしまった俺でも、あの世に行けるものなのだろうか。
いや、正確に言うとここは未来の世界で、異世界では無いんだったな。
まあそんな些細な違いはどうでもいい、とりあえず今はこのモチモチを楽しもう、ちょっとだけ物足りないけどそれは仕方ない
理想的なモチモチをいつでも用意できるはずがないのだ、あの世にだって都合というものがある。
「……様」
何か声が聴こえるような気がする、お迎えだろうか。
「……ノア様」
お迎えが俺の名を知っているとは随分と有名になったものだ。
そういえば俺がいなくなった後の工場はどうなるんだろう、あいつらちゃんとやっていてくれるかな……
「……ノア様、目を開けて下さい、危険です」
目を? ああそうか、俺は目を閉じていたのか道理で何も見えなかった訳だ。
いきなり巨大レーザーを食らって気が動転してしまっていたらしい、何ともお間抜けな話だ。
声に導かれるように目を開けると、まず飛び込んでいたのはマリアベルの顔だった。
あちゃー、やっぱり死んじゃったかマリアベル。まあ仕方ないね、あんなの食らったら誰でも死ぬからね。
「……ノア、あんた」
「ああ、守ってやれなくてごめんなマリア」
「……さっきから何してんの」
若干の怒気を含んだマリアベルの声に、俺は今の状況を改めて確認する。
俺はマリアベルを押し倒すような格好で覆いかぶさっている、右手はマリアベルの頭を抱え、左手はマリアベルの心臓付近に添えてある。
試しに左手を少し動かしてみると、ちょっと物足りない程度のモチモチ感を得ることができた。
「……なるほど」
俺が全てを悟るのと、顎に鋭い肘が入ったのは殆ど同時だった。
「ノア様、お気を確かに」
マリアベルにぶっ飛ばされて、またしばらく気を失っていたらしい俺を介抱してくれたのは何とシエルだった。
いつも通りの表情で、俺を抱きかかえながら顎の辺りを掌で擦っている。
先程から聞こえていた声の主もシエルだったらしい。
「あれ、何でシエルが? シエルも死んだのか? それともシエルがお迎え?」
「死んでおりません、ノア様のご伝言を承り参上した次第でございます。危ないところでございました」
「え……それじゃここは?」
どうやら俺達はシエルに助けられたらしい、一体どうやってあの場面を切り抜けたのかと、改めて周囲を確認してみると、異様な光景が飛び込んできた。
目に入ったのは黒と白の世界。
場所は先程の龍の攻撃を受けた場所から動いておらず、周りを見れば皆がそれぞれ最後に見た時の姿のまま停止している。
まるで時が止まったかのように動いていないのだ。
俺達の数メートル先に、必死の形相でこちらに駆け込もうとしているフェリスの姿がある。
極端な前傾姿勢で悲壮感に溢れた顔のまま静止している。
龍は先程の光線を放った直後の口を開けた状態で止まっていた。放たれたはずの光線はどこにも見当たらない。
俺が攻撃を受ける直前の状態で、世界が白黒写真のような姿で静止してるのだ。
「なにこれ……」
マリアベルが不安そうに俺の側に寄り、その顔に不安を滲ませながら服の端を掴む。
この様子を見てさすがにただならぬもの感じたのか、先程俺に無慈悲な肘を叩き込んだばかりとは思えないしおらしさだ。
「シエル、これは一体何なんだ?」
「話せば長くなりますが……」
「短く頼む」
戦闘中だったという事を思い出し短く纏めるように促すと、シエルはがっかりしたように僅かに目尻を下げた。
普段から表情が変わらない分、ほんのちょっと表情が動くだけで何だか良く分からないが得した気分になるな。
「ユニコーン様からメッセージを頂きまして、大急ぎで駆けつけましたら、今正にノア様が討たれようとしておりましたので、シエル☆バリアを展開させて頂きました」
手短に一行でまとめた内容を聞く限り、どうやらナーガとの戦闘に入る前にユニコーンに頼んでおいた伝言が功を奏したようだ。
あの時俺はユニコーンに「ナーガが来た」というメッセージをシエルに向けて送ってもらうよう頼んでおいたのだ。
何と言ってもシエルの正体は暗黒竜、他の竜族にとっては母のようなものだろうと考え、最悪の事態が起きた場合の切り札となるかもしれないと考えたからだ。
とは言え、ここから俺の家まではそれなりに距離がある、叫んだところでとても声は届かない。
もしかしたらという一縷の望みをかけて、ダメ元で頼んだのだが、うまく伝わったようで良かった。
一息で説明を終えてドヤ顔でこちらを見ているシエルをヒラヒラと手を振って適当に流す。
ふざけた名前の技に突っ込みを入れるのはシエルの思う壺になるのでスルーするが、このような現象を引き起こす事など通常の生物であれば到底出来るはずが無いと言う事は俺にも分かる。
こんな真似はフェリスにだって出来やしない、暗黒竜というのがどれほどデタラメな存在なのかという事だ。
「ちょっとどういう事なの、説明して」
突然現れた女性が見知った人間であったため多少緊張がほぐれたのか、早速マリアベルがシエルに説明を求める。
最早こうなっては誤魔化すことも難しいだろう。
しかしシエルの力なら、マリアベルを止めておくことも可能だったはずだ。
あえてこの状況を見せたということは、シエルにも何か考えがあっての事なのだろう。
「申し訳ございませんマリアベル様、詳しいお話は少々お待ち頂けますでしょうか。まずはあの者を宥めなければなりませんので」
そう言ってシエルが振り向いた先には……色を取り戻したナーガが防御姿勢を取りつつ狼狽えている姿があった。
シエルは無防備な状態のまま、ナーガに向かって歩を進める。
途中止まって俺達の方に手招きをするので、俺とマリアベルはその後を追った。
先程まで圧倒的な力を見せていたナーガの方に向かうというのに、不思議と恐怖感のようなものは湧き上がってこない。
「久しいですねナーガ、お変わり無いようで何よりです」
「な、何者だ貴様は! ここは……これは何だ!?」
「お分かりになりませんか?」
ナーガは慌てたように周囲を確認し、そして再びシエルを見る。
そんな仕草を二、三度続けていると、どんどんその顔が驚愕に染まっていった。
「そんな……いやでも、何故……今までお出になった事など……」
「五〇〇年も経てば事情が変わる事もあるでしょう」
「ああ……それではやはり……このような事が出来る方など貴方様を置いて他にありません、それにこの空気は……懐かしい魔界のものに似ている」
「落ち着きましたか? 少しお話をよろしいでしょうか、ナーガ」
「……はい、我らが母上、シエラザード様」
久しぶりに対面した親子が交わすような短いやり取りの後、ナーガはシエルの前で膝を折り、深く頭を垂れた。
――――
「さあ、これで大丈夫ですよ」
切り離されたナーガの腕を手に取り、切断面に付けて一瞬だけシエルが手をかざすと、切断された腕はすっかり元の状態に戻っていた。
その様子を見た皆が驚きの声を上げる、無理もない、その治療方法はもはや治癒魔法とかそういうレベルの話しではない、まるで手品だからだ。
あれからナーガを宥めたシエルは、白黒の謎空間を解除した後、強引に皆を宥めすかしてピクニックの終了を宣言し、後片付けをして俺の家まで戻ってきた。
皆は色々と思うところはあったようだが、つい先程まで鬼神の如き戦いを繰り広げていたナーガが、シエルの隣で借りてきた猫の様になっているのを見てしまったらシエルに従う他は無かっただろう。
家に付く頃には既に夕刻となっており、日も傾きつつあった為、王女と護衛の皆には予定通り城に戻ってもらう事にした。
マリアベルなどは最後まで帰るのを嫌がっていたが、後日必ず報告を行うからと宥めすかし、最後には渋々ながらもクローディア達と一緒に帰っていた。
そういう訳で今家にいるのが、俺の家族四名とナーガ、そして何故か帰らないカーナと見届人として残ったガドラスだった。
カタリナは何度もカーナを追い返そうと色々ちょっかいを出していたが、カーナは頑として聞き入れなかったのだ。
ついさっきまで殺す勢いで戦っていた相手とテーブルを挟んで向かい合っているのは何とも奇妙な感覚だ。
先程から誰も口を開かず、フェリスも仏頂面で俺の隣に座っている。
俺はというと、せっかくのピクニックが大惨事になってしまったので、後でクローディアに謝らないといけないな……などと、余計なことばかり考えていた。
とにかく空気が悪い。何とかはしたいのだが、この場を和やかにできるような高等スキルは俺には備わっていないのだから仕方ない。
「さあ、お夕食の準備ができました。時間があまりなかったので簡単なものですがどうぞ」
そんな中、しばらく席を外していた最重要人物であるはずのシエルは、この状況の中で夕食を作っていたらしい。
湯気を立てる皿を次々とテーブルに運んで来る。
「な、シエラザード様! なぜ貴方様が食事の用意などを!?」
「私はノア様の妻でございますので、家事を務めるのは当然です」
「な、何ですと!?」
「それに私の名はシエルでございます。お間違いの無いよう」
ナーガは暗黒竜であるシエルが食事の用意をしていたのにも驚いたようだが、その後に続いた言葉で仰天した後、何故か俺を睨みつける。
しかしこっちに苛立ちをぶつけられてもどうしようもない、事実は覆らないのだ。
「ガドラス様、カーナ様もどうぞお座りになって下さい」
見届人という立場上、部屋の隅で立っていたガドラスだったが、シエルの気遣いに苦笑いをしながらテーブルに付いた。
カーナもガドラスが座ったのを確認すると、恐縮しつつもその隣に着く。
「済まないなシエル殿」
「お、お邪魔します……」
「それでは皆様揃いましたので、家長よりご挨拶があります。ノア様、どうぞ」
全員が席に付いたところで、シエルからさらりと無茶振りが飛んでくるのと同時に、皆の視線が一斉に俺に集まる。
挨拶って、この状況で何を言えばいいんだよ。
「……えーっと、皆思うところはあるだろうけど、とにかく大事にならなくて何よりだった。
色々と聞きたい事がある人も多いだろうけど、正直なところ俺も分からない事だらけだ。
その辺りは一番事情に詳しそうなシエルに説明してもらうとして、まずは腹ごしらえをしよう。特に今日は散々動いたからな。
それじゃ皆、食べてくれ」
挨拶と言っても気の利いたことなんて出てこない俺は、努めて当たり障りのない内容を選んだつもりだったのだが
隣りにいたフェリスに笑われてしまった。
「散々動いたとは……面白い事を言うのう。まあ確かにここ最近では全力を出した方ではあるがな」
「ああ、フェリスは特に疲れただろう? あとでいっぱい揉んでやるからな」
「ふえっ? も、揉むとな!?」
「ああ、肩でも腰でも……」
「そ、そうか……全身くまなく、揉まれてしまうのか……」
俺のマッサージの申し出に、クチを半開きにして何やらブツブツと呟き出す。
おや、おかしいな、俺は苦労を労るためのマッサージの話をしていたはずだが。
「ノア様、食事時に猥談はお控え下さい」
そんなやり取りをしていると、やけにキリッとした表情のシエルに突っ込まれた。
猥談じゃないのに……
そうこうしている間に、皆は食事を食べ始まっていた。
今日のメニューはクリームシチューとパンだ。
シチューには俺の好きな羊肉が入っており、具をさらった後に、パンをちぎってシチューに浸して食べる。
「……美味しい」
しばらく居心地が悪そうにソワソワしていたナーガが、シチューを口にすると自然とそんな声が漏れた。
慌てて口元を抑えてシエルの方を確認するが、シエルは特に気にした様子もなく自分の分を食べているところだ。
「旨いだろう? こっち来てから何かと薄味に慣らされてきたけど、シエルが作るものは俺の味覚に合うんだよ」
「うむ、味が濃くて食べごたえがある」
「このまま店開けるんじゃねえのかこれ」
「……こんなもの聖都でも食べた事無いです」
「シエルさんの作るお料理は全部おいしいです!」
俺の賞賛を皮切りに皆が思い思いの感想を口にする。
大体この辺りでシチューと呼ばれる料理は、大鍋に塩漬けされた野菜と肉をぶっこんで、水で茹でたものを指す。
俺の馴染みのあるクリームシチューなどとは似ても似つかないものだ。
元々は保存用に塩漬けにしておいた肉や野菜を、丁度よい塩加減に戻して食べるために編み出された調理法らしい。
あくまでも塩辛い塩漬け食料を食べる事が目的なので、一般家庭では大抵塩スープのまま出てくる。
食堂などに行けば、小麦粉やトウモロコシ粉などでとろみを付けたものが出てくる程度だ。
しかしこのシチューには何と、コンソメが使われているではないか。
あれは確か骨付き肉や野菜をこれでもかという程投入して作るダシ汁のはずだ、こちらに来てから庶民の店でそんなものにお目にかかったことは無い。
それもそのはず、そんなものを調味料として使っていたら採算が合わなくなるに決っているからだ。
あるとしても、扱っているのは貴族御用達の高級店くらいだろう。
「良い仕事をするには良い食事からと申します。ノア様の妻として主人が常に万全を期す事ができるよう務めるのは当然の事です」
そう言ってこともなげに食事を進めるシエルに、思い出したかのようにナーガが声を上げた。
「そう、そうです! それはどういう事ですかシエラ……シエル様! 何故人間などとけ、け、結婚を!?」
「求婚されたからに決まっております」
「きっ、きゅうこん!?」
それを聞いて一瞬天を仰いだ後、キッと俺の方を睨むナーガ。
その視線を感じて、俺はとっさに両手を上げて降参のポーズを取る。
いや、俺は悪くないよ、悪くない。だって俺にだってシエルが何を考えてるのか分からないんだから。
俺はシエルに「何とかしてくれ」という願いを込めてアイコンタクト送る。
「……そうですね、ここに至ってしまっては、全てをこれ以上秘密にというのは難しいですか。
これからの事もありますので、私が現在把握している部分まではお話致しましょう。
皆様、食べながらで宜しいので、しばらく私のお話に耳を傾けて頂ければと思います」
シエルの言葉に、皆の顔つきが変わる。
どんな話が出てくるのだろうか。きっとまた途方もない内容だと言う事は何となく見当がつくが……
シエルはいつもそうだ。
信じられないような事を顔色一つ変えずにサラリと言ってのける。
俺はこれから聞く事になるであろう内容に期待しながらも、聞いた話をどうやってネルソンやマリアベル達に伝えたものかと
今から胃が痛くなる思いでシエルの作ったシチューをすくい上げた。




