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Chapter 0: The riddle
# アフロディーテの謎掛け
三人の定命の者が、世界を支配せんと望んだ。
一人目は、歩くことなく走る者。
彼は塵と砕けた石を後に残し、
その後始末を他者に委ねる。
傲慢にも、強欲にも、
色欲にも、嫉妬にも、
怠惰にも、暴食にも仕えぬと誓いながら、
それでもなお、その追求をやめることはない。
二人目は、名を持たず、
顔を持たず、
真の自我すら持たぬ者。
しかし彼は、
絶えず語り続ける。
三人目は、あるものを有している。
富める者は安楽の中でそれを求めず、
貧しき者は窮乏の中でそれを浪費し、
働く者は務めの果てるまでそれを欲しない。
だが――
一人目はそれに追いつくことができない。
二人目はそれを定義することができない。
三人目はそれを留めておくことができない。
ゆえに、再び問おう。
**最後に支配するのは、誰か。**
答えは――
**誰でもない。**
定命の者は世界を求めることができる。
定命の者は富を求めることができる。
定命の者は意味を求めることができる。
だが、
**定命の者が「不滅」を求めることはできない。**
そして不滅とは、
二つでありながら一つのものである。
終わることのないもの。
そして、
これ以上何一つ望む必要のない歓びである。




