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そこの君。僕にタイムマシンをくれない?

なんでって?1時間前の僕を殴ってやるためさ。


そう。僕はいま怒っている。とても怒っている。

他ならぬ自分に対して。

何が”見つからなければ安全”だ。

乗船した瞬間、ブザーが鳴って、赤ランプついて、銃持った兵士に手錠かけられたんだよ?

そもそも別の勢力が使っているとはいえ、この船は軍艦なんだ。素人が忍び込んでみつからないわけがないのに。


 ということで、僕は今、船内の牢屋に閉じ込められてる。

どうしよう。さすがにこのまま何もしなかったらまずい。命の危険がとんでもないことになる。しかも僕を捕まえた兵士たちのリーダー。あれ多分獣人だった。狼みたいな感じの。この船では人間がかなりの下位種族の可能性がある。その場合、殺されるだけじゃなくて、食われる可能性がある。


いやそれは流石にない、よね?一応人間も乗ってるし、奴隷みたいな服でもなかった。じゃあ大丈夫かな?


 いや、だとしてもだよ!一応僕に向けて銃撃ってきた連中の船なんだから。人間が奴隷になってなかったとしても危険なのは変わんない。やっぱりまずいよね?

一応手錠以外の拘束具はつけられてないから、そんなにひどい扱いはされなさそうだけど、向こうに何もする気がないなら、そもそも捕まらない。お咎めなしはない、と思う・・・・。殺されるかなあ。その前にできればお風呂入れてほしい。



 「おい、起きろ、下衆!」


 うん・・・。うるさい・・・。


「起きろって言ってんだろ!!」


「痛っ。なにすんだよ!?」


あ、寝ちゃってたみたいだ。しまった。流石に敵地で寝ちゃうのはまずい。

やらかした。


「なにすんだよ、じゃねえよ。早く立て。総裁が及びだ。」


「は?総裁?何言って・・・・」


ん?あれ?え、なんかこいつ耳長くない?あと、鼻黒くない?え、もしかして、、、


「ぎゃあああああああああ!!!!!人外!!」


待って待って待って!あれ見間違いじゃなかったの?何で自然に獣人がいるの?

待って待ってほんとに待って!あ、そうだ。これ多分偽物だ。何でそんなものつけてるのかわかんないけど、多分そうだ。


「あ?なんだお前。人外って・・・。バカにしてる・?」


「バカにしてんのはあんたでしょう。何でそんなコスプレ見たいな格好してるんですか?」 


「コスプレ?ああ、この耳か?本物だぞ。触ってみるか?」


「流石に冗談きついですって・・・」


温かい。血が巡っているのがわかる。あ、これ、本物だ。


「な、本物だろ?」


絶望。これ絶対に人類奴隷化後の世界だ。勘弁してよ・・・・。


「ええ、そう、れふね・・・」



「おい、大丈夫化か?おい、目ぇ開けろって!」


 心配してくれるのはありがたいけど、原因あんたなんだよ・・・

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