5,落とし穴
えー続きましてー綺麗な描写の落とし穴といきましょう。
まずは当然事項として『過剰な使用は美しくない』という事です。こんなの言われなくとも大丈夫ですね。説明する必要も無いと思われます。
次、前の練習法のところでも少し触れましたが『他の文とのバランスを保たないと違和感を感じること』です。
例えばあなたがいつものように書いていた時にいきなりこの描写作法をぶちこんで使ったとします。ズバリ! 違和感バリバリではありませんか?
(“はい“か“イエス”で答えてください)
前にもいいました。風景や情景描写は全ての地盤であると。しかしそれは三人称の場合です。
一人称で書く場合当然『主人公の考え方』が全ての地盤になります。(そこを外してあえて“三人称的描写”をするのもありですが違和感無く書くのはとても難しいです)
そう、例えばあるゲーム内の情景で『湖のほとり』があったとしましょう。そこの地の文がこんな感じだとします。
体が重い。ゲームの中とはいえ、疲労は存在するようだ。明日の時間割を考えると、生身の体ではない事に少しありがたみを感じるが。
だいぶ歩いたからか、敵はマップには確認できない。どうやらここは敵が沸かないようだ。さらにマップを見ると俺の近くには湖が広がっているようだった。
俺は、休憩しようとほとりの草地に腰を下ろして湖を眺めた。
さて、ここの湖をこれから描写したいと思います。あなたはどう描写しますかね?
まずはちょっと合わなさそうな例からいこうと思います。
水はゆらゆらと揺れてその上を光が滑っている。取り囲む木々がよそよそと見守り、湖は静かだった。
はい。別に使えないとまではいきませんが違和感はあると思います。次はこれをベースに違和感を無くしていきたいと思います。
その前に少し自分なりにこの描写を違和感の無いように書き換えてみてください。
内容は
1,水面が揺れている
2,光を反射して輝いている
3,木が湖を囲っている
4,ほとりは静か
ほとんど答えになっちゃってますが←
では書いてみましょう!
書けました?
じゃあスラの解答いっきまーす。
湖の水面は少し波立っていて、上からの光を反射してはガラスのように光る。湖の周辺は木に覆われていて、音が木々に吸い込まれるのか水音も、鳥のさえずりも聞こえなかった。
こんな感じですかね。
とにかく違和感を無くす事は大事です。意識してください。
次の次に風景描写練習用のシーンを書いていきます。練習に使ってください。
次は後書きのようなものです。




