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プロローグ…君と彼しか知らない
もう何百年も昔の話。
人類はある大きな間違いを犯しました。
科学が発展し、生活は豊かになり、食べ物に困ることもお金に困ることも戦争すら無くなりました。
でも
そのかわりに人類は
発展のために犠牲にしてきた木や水、季節、清浄な自然と空気を失いました。
そして
自分達以外の生き物という『仲間』も。
地球という球体は熱を帯びていき、環境は明らかな異常をきたしていました。
それでも人類はある一部の場所で豊かに暮らしていた。
つもりでいました。
ある日、太陽は沈まなくなりました。
涙なしでは見られない生き物の死が相次ぎました。
人類はそれを見て見ぬふりをし、開発や実験を『人類の進歩』と称して続けました。
人間の行動に、神は怒り狂って我を失い
人類に大きな大きな罰を与えました。
生きているようで死んでいる。
喜ばせて地に落とす。
嘘を真実だと思い込む。
バレないように与えた罰。
神様の与えた罰に
まだ人類は気づいていません。
何百年経った今現在でも、気づいていません。
ーーーある極一部の人間を覗いては




