変わらない日常とちょっと変わった私の気持ち
朝だ。今日はちょっと仕事に行くのがドキドキだ。切り替えていこう。公私を分けるのがいい女!と言い聞かせて家をでる。
「おはようございます。」
「「「おはようございます。」」」
目が合うとニコッとしてくれた。心臓が音を立てる。心臓が持ちません。
前日までと同じ日々が続いていくのに、私の中では違うように感じる。アレックス先生が視界に入るとどうしても目が行ってしまうのだ。幸い席は隣なので、ずっと見つめるということは避けられているが見すぎと思われないだろうかと心配になる。一回ごはんに行ったぐらいで勘違いしちゃダメと自分に言い聞かせた。
中間考査が始まった。試験監督はとても暇だ。生徒たちが不正行為をしないようにしなければならない。が、学年の違う3人しかいない部屋で不正行為をする度胸などあるのだろうか。わたしなら無理だ。
何もないまま試験が終わり、2教科24枚の試験の採点が終わった。さすが、英才教育を受けた留学生。何の問題もないテスト結果だった。
中間テストが終わると、放課後生徒たちは団に分かれて練習を始める。応援ダンスがあるそうだ。夏休みも練習があるんだって。しかも、もうすぐ文化祭の準備も始まる。今日は文化祭の会議だ。アン先生からプリントが配られる。
「文化祭はA組B組合同でします。」
合わせても12人だもんね。
「一年生は展示なので、何を展示するのか、明日の合同ホームルームで決めたいと思います。留学生に与えられるテーマは”故郷”です。」
文化祭かあ。楽しみだなあ。何をするのかな。
「もうそろそろ彼らの自主性に任せていきたいと思いますので、見守るだけのつもりでいてください。」
「「「はい」」」
次の日、合同ホームルームの時間話し合いがもたれている。
司会はレオとエリックだ。将来ランスの補佐的な立場になるから練習なんだって。
「テーマは”故郷”で展示をします。どのようにするか意見はありますか?」
隣同士で話し合い始めるがなんせ12人。聞こえた意見を前に書いていく。
小物をつくって飾る。
絵を飾る。
歴史を発表する
などなどだ。
ぽそりとランスが言った。
「森を再現する?」
「それいい!」
エレインが賛成した。
「森を教室の中に作るということでいいですか?」
レオがまとめると、
「「「はーい」」」
と決定した。
アヴァロンの森!楽しみだ!!
読んでくださってありがとうございます。




