天性の転生
登場人物の口調が変わってたりしたかも...こえぇ
目が覚めると知らない天井が目に飛び込んてきた
「ここ...どこ...?」
立って周囲を確認する
...立てない...
正確には手がない、腕がない
足を振り子のように振ろうとするが、足もなかった
「んんんんんんん?????」
声は出るんだ...
「やぁやぁ、えーと成宮海斗くんだね」
誰だ、どこから聞こえる、それより
「...なんで俺の名前を?」
「なんでって、ボクの姿見たらわかるでしょ?ばかなの?」
「...生憎、体が動かせなくてな」
「あ、そっか君今意識だけだからね」
...どういうことだ?意識だけ?...夢の中ってこと?
「夢の中じゃないよ〜」
視界の端からひょこっと女性が出てきた、
「心が読めているのか?」
「この姿を見てわからないの?」
「...女の子?」
「なわけないでしょ、馬鹿なの?」
いや女の子だ
年齢は16歳程度だと思う、声も口調も中性的だが申し訳程度に膨らんだ胸が女性だと語っている
「女の子だね...」
「君は本当に馬鹿なの?どこをどう見たら女の子に見え...」
そういい、女は自分の体を見渡した
「は、羽が出ていない...」
女は突然呪文を唱え出した
「えっと、どうしたの?」
動きがピクリと止まった
「そういうことか」
「...何が?」
「いい?私は、神なの、分かる??羽も生やせるしなんでもできる存在なの‼︎。なのにお前が死んで羽が生やせなくなった...なんでか分かる??ねぇ????」
こいつは何を言ってるんだ?
自分が神とか言ってるし、言ってることが支離滅裂すぎる
やっぱ夢なんじゃないか?
「だから夢じゃないって言ってるでしょうがーーー‼︎」
か細い腕から豪腕かと思うほどの平手打ちが飛んできた
しかし何も痛くない
「チッ意識だけだった」
「いい?私は神だったの、でもアンタが死んで何もできなくなった、力を失ったの」
「そ、その神ってやつが意味わからないんだけど」
「神は神なの...理解しなさいよ馬鹿」
そう言って神と名乗る少女はまた平手打ちを繰り出した
しかし効果はない
「とにかく、アンタが生きてないと私は何もできないの」
「特別に転生させるからとにかく生きて‼︎」
「力失ったのなら転生させれないんじゃないの」
「それは違う、今この瞬間世界が存在している時点で、私の[世界へ干渉する力]はあるから安心しろ」
もう何が何だか分からん
「えっと質問なんだけどさ、神様は生きてないとダメなの?」
「、、、滅ぶよ」
「え?」
「世界が滅ぶよ、世界が」
「それはどういう?」
「詳しく説明すると...」
話をまとめるとこうだ
この世には二つの世界がある
俺がいたのは2つ目の方
1つ目の世界は転生漫画でよく見るであろう魔法とモンスターが蔓延るファンタジー世界なんだそう
この二つの世界を作ったのは目の前にいる少女「エルメリア」なんだそう
こいつは、ある邪神と戦っているらしく、戦力が自分1人では足りないらしい
そこで二つ目の世界を作り、戦力を育てていたらしい
で、俺が死んだら力が無くなったと...
一つ確かめたいことがある
「あの〜質問なんですけど〜」
「なに?」
「俺が死んだら力失ったんですよね?じゃあ俺が生まれる前はどうしてたんですか?」
「あ〜言い忘れてた、君は今17歳だろ?」
「?関係あります?」
「まぁいいから聞け、私がこの2つ目の世界を作ったのは、[17年前]なの。そしてその17年前、私が2つ目の世界を作る際、なんらかの形で君の体に私の魂が入り込んでしまった」
「.........は...?」
意味がわからない...この世界が17年前に作られた?それじゃあ歴史がおかしくなる
西暦だって2034年だ、戦争の歴史だってある。
「...その[歴史]は全て、人々に植え付けられたものなの」
「いやおかしい、戦争に行った人たちだって記憶を持っている人が世界中に大勢いる」
「それが、私が植え付けた[歴史]であり記憶で〜...つまりそれは全て本当に起こったことではないよ」
こいつは何を言っているんだ...馬鹿げている
たとえこいつが本当に神だとしても、人々に記憶を植えつけたとしても、多くの矛盾が生じる
「その矛盾そのものも、改ざんされた記憶だとしたら...?」
「その通りだね」
「じゃあ[17年前]より前に生まれた人たちはどうなる?なぁその人たちの記憶は全部お前が作ったってのか?」
「...その通りだ」
「ふっざけんなよ‼︎その人たちの思い出は?記憶は?人格は?全部嘘だって言うのか?」
「[17年前]が全ての起源なんだよ、17年前に26歳だった人の人生は、26歳からスタートしている...でもその人の記憶では、26年間の人生の記憶があるんだよね、それは私が植えつけた偽りの[記憶]だね」
「そんなの...おかしいじゃないか...尊厳はどうなる?気持ちを考えたことあるのか?少しは客観的に見ろよ、お前が人の人生を、命を、自分の欲求のために踏み躙ってるんだぞ?」
「仕方ないんだ...私が戦わないと、世界は滅ぶ。もちろんあらゆる人の人生を見ていた私にだって思うところはたくさんあった。だから、邪神を殺した後は、世界を...作り直す」
「それって、今生きている人たちはどうなるんだ?もう存在自体が消えるのか?」
「いや2034年間を植えつけた[歴史]通りに動かす。本当は最初からこれをやりたかったんだよ、でも、あまりにも時間がなさすぎたんだ」
ただただ真っ暗な闇の中に、俺の意識とエルメリアの間に沈黙が訪れた
この世界にいる100億人の人生そのものが作られたものであるという事実、そして作ったエルメリアにイラつくしかなかった
でも、正直こいつの気持ちもわからんくはない
1つ目の世界はこいつが10000年も前に創造し、大事に育ててきた。
それを邪神に壊され、自らも殺されるのなら、100億の人生だろうがそんなものは関係ないのだろう
俺にだって前世でやり残したことがある
1000億だって使ってねーし
イライラしてても俺はもう死んでる身...せっかく漫画みたいな展開になったんだ
俺はプロゲーマー
楽しまなくちゃあな‼︎
「とりあえず君が生きて、生きてないと私は何もできない」
「でもお前1人では邪神には勝てないんだろう?」
「...っそうだけど」
「俺が転生後、戦力を育てる」
「⁉︎本当か⁉︎」
「世界が滅ぶってのがしっくりこねぇが俺はそれが嫌だ」
「...分かった、最低条件は絶対に私が邪神を殺すまで生きること、寿命で死んでも許さないから」
「おいおい不老不死じゃねえんだぞ?」
「寿命までに戦力を育てろ」
「いや、さっきはカッコつけたけどさー」
そんなファンタジーな世界で俺がやってけると思うか?
「な、なんか主人公補正で特殊能力とかplease」
「お前が転生した後なら力は使えるからな、まず私は今お前の体の中にいる。基本私は直接世界の理に干渉できないんだが、お前の体にならできるかもしれない」
ナイスだエリメリア
「そうだな...武器を自在に操る能力なんてどうだ?」
「え?何それかっこいいkwsk‼︎」
「武器を操り空中に浮遊させたり、同時に攻撃したり、まぁ私の想像の上での能力だから、実現できるかどうかは君の実力次第だね」
「いいじゃん楽しくなってきたああああああ」
「じゃあよろしく頼むよ海斗君、タイムリミットはもうすぐだ、急がないと全てが滅んじゃうよ」
「おう任せとけ」
「じゃあお互い頑張ろうか‼︎海斗君」
可愛らしく微笑んだそのエルメリアの顔を見て、エルメリアに対する怒りなど消えていた
否、消えてなどいない、エルメリアは、自分と自分の大切なものを守るため。俺はkeisheを刑務所送りにして、俺の人生を取り戻すためお互いを利用するためだけの関係だ。
「じゃあ転生させるよ」
静寂な闇の中。刹那、煌めく真っ白な光が視界を奪っていく...
2度目の人生。全ては目的を達成するため
読んでくれてありがとうございます‼︎
修正点とか教えてください




