表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
65/72

ランナーズハイと僕

ランナーズハイは、走っていて気持ちよくなり、苦痛が消えていくらでも走れるような気持ちになることだ。ランナーズハイによく似た状況はよくある。僕にはランナーズハイ的出来事がたくさん起きていた。


【散歩ハイ】

散歩をしていて信号で立ち止まることが嫌になることがある。そんなときは、横断歩道の手前でペースを落として速度調整をしてしまう。これは散歩に気持ちよくなってしまう散歩ハイだろう。


【セルフレジハイ】

5個あるスーパーマーケットのセルフレジに行ったとき。5人目として入って、5商品くらいをピピッとやって一番早くレジを出た。その時は快感が物凄かった。ハイになりすぎてレジの早さの1位を目指している僕がいた。


【執筆ハイ】

執筆していると、一時間で500文字しかいかないときがある。普通の時でも一時間で1000文字は越えない。でも、たまに一時間で2000文字も書けるときがある。その時はたぶん、執筆ハイに入っているときだろう。


【間食ハイ】

お腹に溜まらないものをチビチビと、一時間ずっと口に入れてないと気が済まないときがある。お腹は満たされているのに、食べるという行動に依存してしまっている状態なのだろう。


【読書ハイ】

いつもは10分で数ページしか進まず、連続読書時間は継続しない。だが、ハイの状態になると、一時間も読書が続いて、その一時間だけで単行本を半分以上読めるときがある。


【歯磨きハイ】

磨き残しが気になって30分近く磨いていたことがある。磨き残しが気になったことが大きな理由だが、楽しくなったからという理由も少なからずある。


【鼻水ハイ】

僕の鼻水は、テンションがハイになりすぎて、抑えようとしても鼻から溢れてしまうときがある。10分間流れ放題だったときはきっと、鼻水ハイだったのだろう。


【ハイチーズハイ】

ハイチーズ!と連呼したくなる状態に陥るときがたまにある。ハイチーズという言葉は言いたくなる言葉なのだろう。これはまだ一回しかなったことがないのでよく分からないのだが。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、ここで今紹介した数々の【ハイ】をどこか僕が見ているところで強めに否定すればいい。『【ハイ】だと認められるものもあるけど、ただの心配性も混じってんな!』と言い放ったりしたら、もう僕は完全に弱ることだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ