ランナーズハイと僕
ランナーズハイは、走っていて気持ちよくなり、苦痛が消えていくらでも走れるような気持ちになることだ。ランナーズハイによく似た状況はよくある。僕にはランナーズハイ的出来事がたくさん起きていた。
【散歩ハイ】
散歩をしていて信号で立ち止まることが嫌になることがある。そんなときは、横断歩道の手前でペースを落として速度調整をしてしまう。これは散歩に気持ちよくなってしまう散歩ハイだろう。
【セルフレジハイ】
5個あるスーパーマーケットのセルフレジに行ったとき。5人目として入って、5商品くらいをピピッとやって一番早くレジを出た。その時は快感が物凄かった。ハイになりすぎてレジの早さの1位を目指している僕がいた。
【執筆ハイ】
執筆していると、一時間で500文字しかいかないときがある。普通の時でも一時間で1000文字は越えない。でも、たまに一時間で2000文字も書けるときがある。その時はたぶん、執筆ハイに入っているときだろう。
【間食ハイ】
お腹に溜まらないものをチビチビと、一時間ずっと口に入れてないと気が済まないときがある。お腹は満たされているのに、食べるという行動に依存してしまっている状態なのだろう。
【読書ハイ】
いつもは10分で数ページしか進まず、連続読書時間は継続しない。だが、ハイの状態になると、一時間も読書が続いて、その一時間だけで単行本を半分以上読めるときがある。
【歯磨きハイ】
磨き残しが気になって30分近く磨いていたことがある。磨き残しが気になったことが大きな理由だが、楽しくなったからという理由も少なからずある。
【鼻水ハイ】
僕の鼻水は、テンションがハイになりすぎて、抑えようとしても鼻から溢れてしまうときがある。10分間流れ放題だったときはきっと、鼻水ハイだったのだろう。
【ハイチーズハイ】
ハイチーズ!と連呼したくなる状態に陥るときがたまにある。ハイチーズという言葉は言いたくなる言葉なのだろう。これはまだ一回しかなったことがないのでよく分からないのだが。
僕をさりげなく弱らせるとしたら、ここで今紹介した数々の【ハイ】をどこか僕が見ているところで強めに否定すればいい。『【ハイ】だと認められるものもあるけど、ただの心配性も混じってんな!』と言い放ったりしたら、もう僕は完全に弱ることだろう。




