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僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
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読書と僕

昔は結構小説を読んでいた。その後はぱったりと読まなくなって、今はまた結構小説を読んでいる。昔は立ち読みしたり単行本を買ったりと結構読んでいたマンガも今は読む気がしなくなってきた。


小説もだが、基本、文章を読むスピードは遅い。予想読み終わり時間よりもだいぶ遅く読み終わることが多い。理解できなくて同じ行を二度読んだり。前のストーリーを忘れてしまって何ページも戻ったり。読み間違えないように一文字一文字慎重に読み進めたり。慎重になりすぎて小説を読むペースがかなり遅くなってしまっている。


最近では速読の本を買ったりして、少しではあるが読むペースが上がった気がする。もちろん速読の本を読む前は速読の方法を知らなかったので、その速読の本を読むペースはかなり遅くて遅読だったのだが。


小説を読むときに声が聞こえるとダメである。全然集中できなくて途中で本から目を離してしまう。周りの喋り声や選挙カーの声や工事している音などで集中力が切れたことは多々あった。でも音が全くないと、それはそれで落ち着かない。歌詞ありの歌を聞いて読書をしていたが駄目で、クラシックに乗り換えたが駄目で、今は普通に流れる自然の音を聴きながら読んでいる。それが一番いい。小鳥のさえずり程度がちょうどいい。


朝ドラを見ていた影響なのかは分からないが、物語が終わってほしくない衝動が最近溢れていて、分厚い小説も物足りなく感じてきている。10年間毎日同じ物語を読んでいたいとも思うくらいになってしまった。もちろん気に入っている作品に限ってなのだが。僕はなんやかんやで同じ作家さんを欲する。自分に合ってる作家さんをあまり見つけられないから。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、僕がさっき書いた『昔は立ち読みしたり単行本を買ったりと結構読んでいたマンガも今は読む気がしなくなってきた。』という状況に陥ってしまった本当の理由を僕に言えばいい。マンガの単行本の同じ巻を間違えて二つ買ってしまったことだということを私は知っている、とそれとなく僕に伝えれば弱る。あの失敗は未だに引きずっているので確実に弱る。古本屋で中身を見ずに買った文庫本のカバーと中が違っていても弱る。

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