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僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
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充電と僕

携帯電話の充電器はすぐに壊れる。一ヶ月持たないこともあった。一週間で壊れたこともあった。コンビニで買っては壊れ、買っては壊れの連続だった。充電器ってこんなに頻繁に買い替えるものなのかと思ったりした。スマホに変えてからは長持ちしてる。スマホの充電器は長持ちしてる。


普通は体力の回復は寝ることや食べることなどだ。僕の充電の方法は眠ることでも食べることでもない。僕にとっての睡眠と食事は逆に神経を使ってしまうので放電のようなものだ。


僕は何かを常に考えている。考えているとカラダが休まる。心が休まる。考えることが僕にとっての充電なのかもしれない。なので考えない状態は全てが放電なのかもしれない。


スマホの充電をするときにはスイッチ式の延長コードを使っている。スイッチをオンにすると充電できるが、オフにしたままコンセントを差しても充電できない。オンを確認しないでオフのまま充電すると最悪の状態に陥る。だから気を付けたい。


充電期間がなくて常に働いている冷蔵庫みたいにはなれないし、スマホの充電完了時刻が何となく予測出来るようになってきたがあまり役には立たないし、バッテリー残量のパーセンテージ表示が無かったらもうやってられないのが僕である。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、何か特殊な方法で僕の部屋に入り僕のスマホの充電器を壊れているものに差し替えるか、スイッチ式の延長コードのスイッチをオフに変えるか、バッテリー残量のパーセンテージ表示を非表示にするといい。「考えるな、感じろ!」と言われても弱るだろう。

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