第14話・返済期限・アメリア・総督
第14話・返済期限・アメリア・総督
メルの町
モルド商会内執務室3人
モルド
「さてとアメリア!インゴベルト = ベルゲマン伯爵の件だが、借金の総額に返済期限が過ぎている金額にその他だ教えてくれ」
アメリア
「借金の総額ですが!金貨19万8千まいです。返済期限が過ぎている物は金貨13万枚程になるますが」
モルド
「では早速、金貨13万枚の請求に行って来るか!シルバ付き合え」
馬車でインゴベルト = ベルゲマン伯爵邸に赴き直接会いに来たが当主不在で会えなかったが、請求書を執事に託し明日また来る事を伝え帰宅した。
モルド商会内執務室
モルド
「さて。取り敢えずは一つ目は終わったな」
アメリア
「はい。明日には貸している金額の返済期限分を返して貰います。出来ない時はこのメルの町の総督に直訴し判断を仰ぎます。そこでマイト伯爵の直筆の手紙が有りますのでこちら側有利です」
「外堀から埋めて行くんだね」
アメリア
「ハイ。そうです。相手が動けない状態にします」
モルド
「マイト伯爵に借りが出来たな!孤児院の話は別な話になるから仕方が無い。ソロソロ多額の貸出金は回収しようか!他の貴族のもインゴベルト = ベルゲマン伯爵の件で回収に動いていると情報を流すか?」
アメリア
「それが一番ですね!悪いのは借金の返済をしないベルゲマン伯爵家がと言う事で」
処変わり
「エミリ元気か?」
エミリ
「アァ~元気だよ帰って来たんだ?」
「そうだよ!今は店を取り戻す準備しているからもう少しだけ待ってくれ」
親父さんに女将さんに目で合図して引き上げた。
アメリア
「ベルゲマン伯爵からの注文?」
定員
「ハイ!急ぎで直ぐに屋敷まで持ってくる用にと」
アメリア
「で。その注文をしに来た方は?」
定員
「ハイ。アソコに居ります」
アメリア
「後は私が対応します、ご苦労さま」
アメリア
「失礼します、私はこの店の店長をしております、アメリアと申します。」
ベルゲマン伯爵家使者
「急に申し分けない、急きょ大事な客が来てな申し訳ないが直ぐに頼む」
アメリア
「申し訳ありませんが、品物は現金でお支払いですか?」
ベルゲマン伯爵家使者
「何時も通りに頼む」
アメリア
「スイマセンが!現金で支払いして頂かないと取引は出来ません!既に返済期限が過ぎている金額が金貨13万枚を超えております、それも一度も支払いして頂いておりませんので申し訳有りません。これはモルド商会の総意ですので」
ベルゲマン伯爵家使者
「なに....あ・後で支払うので直ぐに用意してくれ」
アメリア
「申し訳ありませんが、出来ません。会頭からの指示ですので」
ベルゲマン伯爵家使者
「ベルゲマン伯爵家に逆らうのか?会頭に会わせてくれ」
アメリア
「このままでは我が商会が潰れる可能性が出てきましたので、お分かりくださいそれと会頭は会わないと申しておりますので」
ベルゲマン伯爵家使者
「だから後で支払うと言っているだろう」
アメリア
「このまま行きますと、我が商会から借り入れしても返さなくても大丈夫と言う噂がもし広がれば、我が商会が潰れてしまいますのでご理解ください。それでは失礼します」
ベルゲマン伯爵家使者はそのまま呆然と歩き店から出て行った。
定員
「店長良かったのですか貴族に?」
アメリア
「気にしないで下さい、この件はモルド商会の将来の為に必要な処置ですから会頭に報告してきます」
モルド商会執務室
モルド
「来たなアメリア、慌てていたか?」
アメリア
「呆然として帰って行きました」
モルド
「ん、他に行っても何処も商品を売ってくれないだろうからな、苦労するだろうがシルバが我慢をしているその苦しみをベルゲマン伯爵家に味合わせてやる」
翌日
ベルゲマン伯爵家
モルド
「モルド商会のモルドだ、伯爵に会いに来た」
門番
「確認しますのでお待ちを」
モルド
「何故待つ必要が有る?昨日執事に明日来ると伝えたぞ?話にならんな帰るので気にしないでくれ」
モルド
「このまま総督府に行く御者頼む」
「アニキ総督府ってこの町を取り仕切ってるひと?」
モルド
「そうだ!昨日の内に面会を頼んでいたから大丈夫だ、それに侯爵で俺とは昔からの知り合いだ」
「何かゴメン、俺が無理言ってこんな事になって」
モルド
「気にするな!この件は早いか遅いかの違いだ、それに早いうちに回収しないと手遅れになるからな」
「そうなの?」
モルド
「いつ切るかを決めかねていたんだ、親父さんとはかなりの親交が有ったからなしかし息子は馬鹿だったそれだけだ気にするな」(シルバにこんな悲しそうな顔させやがって)
総督府
総督イヴァン = キルヒアイゼン
「お~久しぶりだな、どうだ順調か?」
モルド
「順調だよ、さわも妊娠したしな!」
総督イヴァン = キルヒアイゼン
「何と!妊娠と跡取りかナ、アハハハハハ!マァ何だ子供は良いぞで!隣の若い方は?」
モルド
「弟のシルバだ、今後頼むと」
総督イヴァン = キルヒアイゼン
「本当の話だったんだな!まずは座ってくれ」
皆が座り飲み物が出て来た・
総督イヴァン = キルヒアイゼン
「イヴァン = キルヒアイゼンだシルバ殿これからは親戚付き合いを頼む!冒険者でCランクとしか正確な事は分からなかったよ?ギルドに聞いても秘匿事項とだけで情報が錯綜してどれが正確な情報か分からん、モルド何かやったか?受付嬢が絡んでるらしいが、まあ~いいやで!どうした」
モルド
「インゴベルト = ベルゲマン伯爵だ、金貨13万枚の支払いが既に一年以上支払わられていない、期限切れだそれと総額で19万枚これを法律的に全ての金額の返済だ。それと三月兎亭と言う宿屋の返還を難癖付けて無理矢理取られた」
総督イヴァン = キルヒアイゼン
「またか、分かった処理する暫くか待ってくれ」
モルド
「ん!またかとは?」
総督イヴァン = キルヒアイゼン
「この3カ月で何件目か分からんが、王都に連絡するもう庇い切れんよ、家は断絶だろうなしかし大丈夫だろう、商人は敵にしたくないからなそれとあの家の領地は豊かだ年間で16万枚位は税収がある」
モルド
「そうか、では任せたそれとサワが安定期になったらこちらに移る予定だ、その時は是非来てくれ」
総督イヴァン = キルヒアイゼン
「是非に行かせて貰うよ、後は連絡するそれとインゴベルト = ベルゲマン伯爵は自宅謹慎にするよ」
モルド
「忙しい所スマンな総督の就任祝いは後でするよ」
総督イヴァン = キルヒアイゼン
「それなら酒で頼む」
モルド
「分かった特別に良いヤツを送るよ」
帰りの馬車にて
「アニキ知り合いだったのか?」
モルド
「昔馴染みだ、総督になっていたとはな」
「知らなかったの?」
モルド
「恥ずかしい話分からなかったよ。副総督だったんだが、さわの件とハイドラ商会の件で少し動揺していたんだな?それでも三月兎亭に借金は帰ってくる、少々時間は掛かるがな」
「アニキ有難う」
モルド
「イヤ気にするなよ、それと転移魔法は便利だな!偶にで良いから俺を送ってくれないか?それに何人位一緒に転移できるんだ?」
「サイクロプスで5匹までは成功したよ」
モルド
「分かった、それと夜になったら向こうに頼む。さてと久々にメルの町の事をするか」
「それじゃーオレはアレだな、モンスター狩りしてくるか店に着いたらね」




