表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/28

18話「沓名ってこの世界じゃ何者なのあおいちゃん!」

ブオオオオ!!!



「我 敵ト交戦中」


あおいは電報を送る。

 

ブオオオオオ…



ダダダダダダダ…


 ダダダダダダダタ…


(P-51か、いい飛行機だ、零式戦の後ろにぴったりついてくる)

(スピードも速い、被弾にも強い、こちらとは格が違う)



ブオオオ… ダダダダダダタ…



ダダダ… ブオオオオオオオオ


(ん? 見失った…どこだ?)


敵を見失ったあおいは索敵を開始する


(いた…違う!)

(今度はヘルキャット2機! 左翼め本当に金を貰っているらしいな)

(アメ公の戦闘機を鹵獲運用しているなんてな…)

 

タ タ タタ タ


「敵ノ援軍襲来」

 

あおいは電報を送った



そのころー!!!!


「あの…会長…なんですかその機械は?」


「ああ、これね、アレよアレ機密」


「は…はぁ…」

(なんでうちの生徒会室には軍隊みたいな装備が…夏休み終わってから急に

 設置されたような…)

 

「ん? 会長、なんか書いてありますよ」


「ん? 読め」


「敵ノ援軍襲来…です…なんでしょうかこれ?」


「そう…」


(まずい…俺も出撃しなければ)

「椎名」


「はい!」


「零式がもう一機あったはずだ、準備してくれ」


「は…はあ…」

(なんのことかわかんねー でもさっきの飛行機ね多分)

 

そしてー!!!!!!!!!!



ブオオオオ…



ダダダ…  ダダダダ…


ドゴォォオ・・・



(よしっ 一機撃墜)

「!?」


ブオオオ…


ダダダ…


(くそっ…!)


ダダダダダダダダダダ… ダダダダダダダ…


ブオオオオ…


(!!!)


上後方30度の位置、撃墜される最悪の位置だ

 

(くそっ! ダメだ!)

(まあ…いいか、本来俺は生きているべき人間ではない、ここで死んでも

 関係はない、生きていたら中島にも悪い気がする)


ダダダダダ…


その時…一機の白い飛行機が…


(なんだ…あの塗装? 零式戦の二一型か!」

 

無線こら声が聞こえる


「よお、援軍としてきてやったぜ」


「沓名か」


「けっ すっかりかわいい声になっちまって」


「てめえもな」


「ハハッ でも今はそんなこと言ってる場合じゃないぞ」

「戦いが終わったら詳しく説明しなきゃいけない」


「なんだと?」


「まずは敵の撃滅だ」


ブオオオ…


二人は共にベテランのパイロットで霧島は40機、沓名は39機を撃墜した

 

ダダダダダ…



こうしてなんとか敵を倒すことができた…



そしてー!!!!!!!!!!



「霧島、時間とかは?」


「この後はなにもないから大丈夫だ、沓名、話とはなんだ?」


「お前、なんで生き返ったかわかるか?」


「知らないな、平和な時代にしとこうとしか眼鏡には話されてない」


「実はあの眼鏡、防衛省大臣の秘書らしい」


「防衛省の?」


「わかるだろ、長い事この世界にいるんだから」

「実はこの日本では完全ではないが人間を生き返らす技術を手に入れたんだ」

「それで生き返ったのが俺らだ、完全ではないだけに元の姿には戻れなかったが」


「なるほど、そんな技術がもうあるのか、だがまて、沓名、

 なんでお前はそんなに詳しいんだ?」

「それと生き返る対象ってこの時代の人間だけじゃないのか?」


「眼鏡からすべて聞いた」

「生き返れる対象は今から200年前くらいまでの人間、その間に死んだ人なら

 誰であろうと生き返るらしいから幕末から今までの謎解きぐらいには使える」


「そういうことか」

(なんかいろいろ矛盾している気がするが…

 まあいいや)

「ってそのおかげで喋り方に苦労してるんじゃねーか俺ら!

 もう慣れたけど!」


「そうか? そんなに苦労するか、言い換えぐらい敵性語とかあっただろ?」


「おんなもんじゃすまされない、軍人たるもの厳格ある言葉遣いを

 しなくてはならぬと言われただろ」


「そうだが平成の世を不自然だと思われないで生きるためにはしかたない」


「だろうな」

「っでそれでなんなんだ?」


「ああ、話を戻そうか、眼鏡含む防衛省はわかりきっていたんだ、

 中国と北朝鮮、どちらか、あるいは両方が本土を攻撃してくることを」

「そうなった場合自衛隊は防衛の為闘わなくてはならない、

 その間本土の守りが手薄になる」

「今の日本はなんでも言っていいらしい、検閲もない、それだけにうるさい

 奴にも多い、そいつらは戦争反対と言いながら実は奴らからかもを貰って言っていて

 イザと言うときは今のように日本を妨害するのだ」


「妨害してるのは普段からしてるような気もするけど…」


「日本が中国や北朝鮮と戦争すると奴らは組織的戦闘を行う、

 使用している兵器は奴らの中の天才が開発したものだ、

 っといってもほとんどは残された第二次世界大戦頃の兵器の設計図から造られたもの

 ばかりだがな」

「だが奴らは共産主義者だ、労働力は半端ではない、自衛隊も奴らと戦ってる暇はない」

「そこで俺らの出番だ」


「まさかわざわざ俺らを生き返らせたのは…?」


「自衛隊の方々の負担を和らげるため対左翼戦闘は日本軍出身者か右翼が

 相手することになったらしい」


ひどい展開である

手抜きにもほどがあるだろう

もう苦情とかきてもしらないわ


「右翼はともかく…俺ら行き返る必要まったくなくないか?」


「そうでもない、兵器の取り扱いができるのは俺らぐらいだ」

「整備方法も俺がみんなに教えた」


「そうなのか」

「…しかしおまえみたいなのがよく生徒会長になれたな」


「そーゆーふうに眼鏡に設定されたらしい」

「それにこの高校が武装左翼との戦闘を行う「本土防衛軍」の拠点なんだ」


「本土防衛軍!? つか今の憲法で軍隊もてるの?」


「大丈夫、左翼が騒がない程度に名は知られて無いから」


「そーゆー問題じゃないだろ、まあいいか、軍隊もつなというほうがおかしいしな」

「んで? その本土防衛軍はお前が勝手につくったのか?」


「いや、校長が立ち上げました」


「校長かよ!!!!」

 

「実は校長防衛省の人間なんだ」


「は…はぁそうなのか…っでお前はなにをやっているんだ?」


「俺は生徒会長兼本土防衛軍元帥、ちなみに校長が大元帥、構造は日本軍と同じだ」


「お前が俺より偉いとか生意気だろ」

「そもそもほかの先生はどうしたんだ? どう考えても先生のほうが権限あるだろ」


「ハハッ そういうなって」

「たしかにそうだけどここの先生みんな防衛省の人間で眼鏡とも知り合いであれば

 俺や霧島の正体も知っている」


「今始めてそんな設定聞いたぞ、つか先公全員防衛省の人間ってどんな学校だ?」


「この通り国の金で動いているから零式戦だろうがなんだろうが復元できる」


「そうなのか」

(よくわからん…)


読者も理解できないであろう飛びぬけた設定、なんなんだこれは?


「だから、霧島、お前、やってくれないか? 飛行兵を」


「飛行兵?」


「もう一度、大空を飛びたいだろ? もう飛んだけど」

「頼む! 我が軍は戦力がまだ整っていない!武装左翼と戦うには零戦があるだけでは

 ダメだ、操縦士が必要なんだ!」


「しょうがないな、お国の為に戦ってやるか」


「ありがとう霧島」

「ところで霧島?」


「なんだ?」


「いつまでその服装なんだ? その服装…海軍さんに失礼だろ」


「あっ!!」


ぎゃあああああああああああああ!!!!



これは恥ずかしい


続く

 



皆様方のご感想お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ