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19話「観閲行進だよ!あおいちゃん!」

夜-


(ああ…いろいろ話したい気持ちはあるが…すべてにおいて機密だしな…あの軍は)

 ・

 ・

 ・

(飛行兵をやるということは当然実戦で戦うんだ…特攻はさせられないだろうが…)

(この体じゃあな…遺書でも書いておくか)


コンコン


「お姉ちゃんはいっていい?」


「いおり? いいよ」


いつもどおり軍人だとバレないよう口調を変えて話をする

いままで気が付かなかっただろうがこれ結構大変なんだぞ

 

ガチャ


「どうしたのいおり?」


「うう…ホラー映画みたら一人で眠れなくなっちゃったぁぁ」


「はぁ?」


「一緒に寝て」


「うう…しょうがないわね…」


さぁ…


いおりが隣に寝てきた

っつっても最近あまり気にならない、もうなれたのである

 

「いおり…」

(こいつ全然離れないな…よっぽど怖い映画でもみたのか?)

(こいつもかわいい所あるんだな)

 

ぎゅ


寂しくないように抱いてあげた


「お姉ちゃん…やさしくね…痛くしないでね…」


「あんた何を想像してるの?」


「えっ? なにかなぁ?」


「もういいわ、明日も学校でしょ、寝なさい」


「はぁい」

 

そしてー!!!!!!!!!!!


朝-


いつものように二俣から桐嶋神宮まで乗車、桐嶋神宮でバッタリ鈴と蘭と出会った


「あおいちゃん昨日どこいってたの?」


「お方付け大変でしたよ」


「えっ?」


沓名の野郎…わすれてたじゃないか


「ごめーん!」


「まあいいや、あおいちゃんだし」


「あおいちゃんですしね」


「ひどいわお前ら…」

 

「昨日のあおいたんかわいかったなぁ」


あおいたんっておい!


「はあ…いっそ脱がしたい」


危ないやつだ

 

そんなわけでくだらない会話をしながら学校へ行くと…いつもとかわっていた


「あおいちゃん、あれなに?」


「なんですか?」


「私にきかないで」


♪〜


カーキ色の上下着た若い男たちが三八式小銃を背負い陸軍分列行進曲をバックに行進していた

 

ふと横をみると木にチラシが


「なになに…本土防衛軍観閲行進…だって?」


「ええ? なんですかそれ」


「私にきかないでよぉ鈴」


いや本当は知っている、だがあえて話さない、極秘であるから…

ってか観閲行進してるのて極秘も糞もない気がするんだが

 

全員が行進し終わると元帥たる者、つまり沓名が演説を始めた


「〜、敵はこちらに軍を進めてきた、今我々は抗日活動を続ける武装左翼を

 お国の為、安全に生活するため討伐しなければならない」

「その為に!皆さん方若者たちが!自ら志願してきたことを大変

 感謝いたします」

「そして観閲行進をご覧になられている皆様! 先ほど説明したとおり

 今日この本土防衛軍の正体を知り混乱しているかと思われますが」

「皆様の為、彼らは日々激しい訓練を行っております」

 ・

 ・

 ・

沓名…唐突だな、近くにいた奴に話を聞けば神風高校が軍の拠点ということも

知らされたらしい、そいつの顔は驚きをかくせない表情だった


「天皇陛下! 万歳!」


「万歳!! 万歳!!!」


「万歳!!!」

 

万歳と叫ぶ若者たち、するとこっちに千穂と瑠璃がきた


「よおあおい!なにあれ?」


「さあ?」


知ってるけど知らないふりしとこ

 

「千穂、普通にあおいが知ってるわけないでしょ」


「ハハハハ そうだなぁ アハハハハ」


「しかし迷惑な話よね、先生がみんな防衛省の人間かつこの高校が軍隊の拠点なんて

 攻撃されたらどうするの?」


「そのときはその時だよ、だから怒らないで瑠璃」


「おお! あおいちゃんやけにお姉さんっぽい」


「うるさい」

 

「ひどいやぁ!」



そしてー!!!!


昼休み-


廊下をあるいてたら


「海軍中尉、霧島葵殿」


「えっ?」


後ろを見ると普通の女子高生だ、でもなんで俺の階級知っているんだ?


「ちょっときていただけませんか?」




その人は屋上へと俺をつれていった



「えっ? あなた誰?」


「私は小塚きよ、実は1945年6月に沖縄で亡くなった者で本名は小塚清志、階級は上等兵

 であります」


正直陸軍の人と親しげに話したのは始めてだった、陸海軍の仲が異常に悪いからな日本は

 

「それで? 私になにか用?」


「いえっ! 同じ昭和出身であり生き返って女の子になってしまった者同士として

 挨拶に参っただけであります!」


「そうなんだ」


「失礼しました!」


タッタッタッ…

 

(なにしにきたんだかわからないが…国はそうとう過去の人間を別な姿にして

 転生しているらしい…もしかして今上天皇もおられるのでは?)


あおいにとっての今上天皇は裕仁である

 


しかしあおいはこの突然の出来事に複雑な気持ちだった

こんだけこの時代にとって過去の人間を沢山生き返らせていいのかというのと

何故自分を生き返らせたのか…

そもそも何故自分を含む大東亜戦争で戦死した兵士を生き返らせる必要があるのかと

 

しかしそれらを知ったからと言って学校生活はかわらなかった

友達関係も変わらずテストでは良好な点数をとりあとは冬休みを待つだけだ

 

そしてー!!!!!!

 

家に帰ると…最悪のニュースがやっていた


「ロシアが自国に侵攻されることを危惧して、防衛の為に我々は戦うと宣言し

 日米韓に宣戦布告を行いました、まだ露軍との実質戦闘は行われていませんが

 日米韓優勢だったこの戦いが物量と冬場の戦争に長けているロシアの参戦により

 こちらが劣勢となるでしょう」

 

「…」


最悪のニュースだ、どうなるんだ日本は?

そして俺たちは本当にこれから武装左翼と戦うのか?

学徒まで動員して糞も平和じゃねーだろ眼鏡、


続く…

 


皆様方のご感想お待ちしております。

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