5
「嬉しい。」
涙があふれるけど確認しなきゃ。
もっと早くに確認しなきゃいけなかったのに。
今もいて見て聞かれて一部始終報告されたら恥ずかしい。
何かにつけてからかわれるだろうし。
「今も影がついているのですか?」
「いや、伯爵と彼女の処罰が決まったからもうついていない。それに元々レイモンド様の影だ。私につける方が間違っているんだ。ったく、本当に心配症と言うかお節介というか・・・」
涙が溢れてたはずなのにクスクス笑いだしてしまう。
本当に世話好きだよねぇ。
エドワード様の事を心配して色々面倒みているんだもの。
鬱陶しいけど憎めないよね。
ふふふ。
「エドワード様お願いがあるの。私といる時は仮面を外してほしいいの。あなたの顔は醜くないし化け物でもないから。そのままのエドワード様でいてほしいから。」
「だが、皆見たくないだろう。」
「この屋敷にいる時だけでもダメですか?」
「・・・わかった。バートに言って皆に知らせてからでいいか?いきなりだと驚くだろうから。」
「ありがとうエドワード様。じゃあ早速外して下さい。」
「えっ?」
「今は2人だけですから。」
「はぁ〜。君は本当に・・・」
そう言いながらも外してくれた。
初めて見た時よりも心なしか色が薄くなっているような・・・
そっと撫でる。
エドワード様は落ち着かないようだけど。
「なんだか眩しいような・・・」
うん。
そのままのエドワード様がいい。
どんなエドワード様もエドワード様だから。
仮面で隠さないで。
仮面を外したら
明るい世界が広がるでしょう?
その明るい世界で一緒に生きていきましょう。
周りの皆も一緒に幸せになりましょう。
仮面を外したら
私だけを見て。
あなたと笑いあって生きていくから。




