表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
歴史探究  作者: 暗落底狂楽
47/90

今回は鬼について纏める。


以前外国語で『ne』を『ネー』と読み、『姉』の事だったと言う話をしたと思う。

これの読みが変化し『ニー』になった辺りで『鬼』と言う言葉が生まれた、だから『鬼のお兄ちゃん』は史実だと言う話だったが他にも証拠が有る。


『鬼に金棒』と言う言葉だ。

『金棒』とは本当に『かなぼう』と読まれていたのか?と言う事だ。

『金』の事を『こん』と読むのは『金色』等の読みからも分かっている。

『棍棒』の漢字は実は『金棒』の方が正しい表記である可能性が非常に高い。

つまり『鬼』の持つ『金棒』つまり『棍棒』とは『メイス』の事だったと言う話だ。


錫杖なんかもその一種で、少林寺拳法では武器とされる。


『メイス』が何故生まれたか?と言う話をしよう。

日本人が移民しメソポタミアに行ったことで、この地域には独特の鎧が生まれる、これを『スケイルアーマー』と呼ぶ。

そして、『スケイルアーマー』にしろ『リングアーマー』にしろ、実は剣で殺すと言うのがかなり難しい。




『剣道』は気持ちの悪いスポーツだと思った事は無いだろうか?

相手に当てても一本にならず、奇声を発しなければならず、意味の分からん遊びだと。

他にも竹刀の刃筋を立てていないといけない等、素人には到底理解できない物だ。


何故こんな事が起こっているのか?

この疑問はとても簡単な物だ。

時代劇の見過ぎと言っても良いが、『剣道』における戦いとは、甲冑を着た者同士が切り合う事を想定している。

刃筋を立てないと一本にならないのも、甲冑を着ている相手に素人が手打ちで打った物だと致命傷が取れないからだ。

背筋を伸ばした良い姿勢で打つ事を前提に審判をする事もここから来ている。


『警察剣道』では『足払い』が認められている。

剣じゃ無く体術じゃないか?と思う者も居ると思うが、甲冑を着た殺し合いだと、そう言う戦いが一般的だからに過ぎない。




さて、そんな鎧を着た者を簡単に殺す為の道具は何か?と言う事だが、これが『メイス』つまり『金棒』だ。

RPGにおいて『僧侶』が『メイス』を装備できる理由が分かっただろうか?

ダメージの計算式にも打撃武器だと敵の防御力に75%を掛け算してからダメージとすると言うのが一例としてあるが、何処から来ているのか?

『竜』は堅い鱗に覆われている、だから『メイス』や『モーニングスター』等の鈍器が有効だ、なんて話もここら辺の話だ。


『チェス』において『ビショップ』と言う駒は鈍器を持った殺人鬼の象徴だが、十字軍においてイスラム世界に侵攻と『モルゲンシュテルン』辺りから調べて画像を見ると良いだろう。

刀で叩くのと比べてどちらが楽に殺せそうか?




『撲殺天使ドクロちゃん』とは中々に皮肉の利いた作品を作った物だ。




追記

『メイス』に関して『十字軍』の話が出ているが、『バアル』と言う中東の神は『七つの首を持つ蛇を殺す』『ロタン(レヴィアタン・リヴァイアサン)を殺す』『武器が棍棒と槍』『牛の角の冠』『雌牛と交尾』『bullと近すぎる名前』等中々に酷い。

悪魔の角の起源についても牛の角から山羊の角に変質して行ったと言う話がある。

この事から十一世紀の『十字軍』イスラム教とキリスト教の戦争は紀元前の焼き直しに近い物だと思われる。


鬼門についても記しておこう。

鬼門とは丑寅の方角、裏鬼門は未申の方角だ。

丑が『ウルク』寅が『アナトリア』『ミトラ』等だとすると、未は『キリスト教』申は『申命記』から『ソロモン』や『ユダヤ』あるいは『サルゴン』辺りと言う事になる。


『鬼畜』とは鬼の家畜で『キリスト教徒』とイコールで結べる。

『丑』をピックアップしたが、シュメール神話の『エンキ』と言うのは『バアル』と同一の物だ。

現地では『エンリル』と言う別の神だと言う事になっている。

『ウル』の神ウラノス、『ウル』の信仰していた神『エンキ』、『ウル』の一部の都市の神『エンリル』と言った形。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ