経済
今回は経済に付いて記す。
『陰謀論』と言う言葉を何も考えずに振り回す、愚かなヒトモドキは経済を学べば卒業できるだろう。
デノミネーションと言う言葉を知っているだろうか?
日本語では『通貨単位切り下げ』と訳される事も多い事だが。
福沢諭吉の横の数字を10000から1000に変える事だ。当然全ての貨幣と預金と借金と税金にも同じように適応する。
この時、デノミの前に100円で売っている物はデノミの後には10円で売られるようになる。
旧一万円と新千円で買える物の量は同じだ。
これを『10000→1000』や『10000=1000』と表しても良いだろう。
だが誰が見ても『10000=1000』と言うのは『数学的にオカシイ』。
とても重要な概念が抜けているからだ、正解を示す。
『10000/s = (10000/10)/(s/10) = 1000/(s/10)』
今回『s』を使ったが『通貨の総量を分母とする』と言う当たり前の事に多くの人は気が付かない。
ここに一枚のピザが有る、貴方は1/2を食べられるとしよう。
この状態から10/20を食べて良いと言われたら喜ぶだろうか?
とてもマヌケに見えるだろう?
だがこのような事に気が付かずに現代の政治は行われている。
国債が一千兆円になった。
通貨の総量はどうなっているだろうか?
そう、昔に比べて通貨の総量も増えているから特に問題無かったりする。
こんな話が有る。
『国債が一千兆円だから国が破綻する』だから『野党に投票しよう』
『この壺を買わないと不幸になる』だから『壺を買ってください』
盗まれる物が『金』から『票』に変わっただけで、『霊感商法』と全く同じ手法だ。
『通貨と言うのは総量を分母とした分数である』こんな事実を知っているかどうかで、彼らに対する評価は百八十度変わる。
『日本を想う国士』だと思う方は居るだろうか?何処からどう見ても『宗教系の詐欺師』では無いか?
通貨に対しての認識では通貨の発行制度『信用創造』にも触れなければならない。
が、今回はあくまで歴史を学ぶと言うテーマの為、『通貨の総量』と『分数』の二つの概念を伝えられたところで一度筆をおく事にする。