第十四話 地縛霊の主
ついに魂音をやっつけた花子。そして、その代償に朱音が彼女の主となったのだった。
* * *
「朱音…。改めて、君が私の主となった。よろしく」
「よろしく…って、主になったのは別にいいとして…これから私、なにをすればいいの??」
魂音をやっつけて一件落着――と思いきや、朱音には疑問があった。当然だ。なにせ、この瞬間から彼女は、この地縛霊・花子の主とやらになっちまったのだから。一体主って――??
朱音は率直に尋ねる。
「その…地縛霊の主になったら、なにをすればいいの??」
「簡単さ。私が君のツガイとなり、憑いていく。それだけだ」
「ツガイって…? ポ〇モンみたいなこと??」
って、朱音!! 地縛霊相手になんて例え使ってんだっ!! と、ツッコみたくなるが、一方花子は、
「ああ…理解が早くて助かる。まさに、ポ〇モンみたいなもんだよ。ツガイってのは。」
「やっぱそうなのね! んじゃ、さっきみたいなヤバい『呪い』がもし私を襲ったら、貴方を呼び出して戦えばいいってコトね!!」
「うん。そそ」
って、軽っ!! いや、でも結構分かりやすくて案外助かる???
と、いうわけでだ。ついにっ!! 朱音と花子――二人の奇妙な主従関係が結ばれたっ!! だが――、これで一件落着? といったわけではないっ!!
「ってか。ところでさ、花子さん?」
「なんだ? 朱音」
「いや、その――、さっきからここ、狭いんですが…」
「あっ! わりぃ!!」
朱音の言うとおりだっ! 依然として、朱音と花子、彼女らは二人きりでこの狭いトイレの個室にいるのだからっ! 当然、初対面の二人が一緒にいるような距離感ではなく、かなり気まずいっ!!
それに、だ――!!
「朱音――君、胸でかいな」
「って、はわっ(照)?!?!」
って、花子?! ったく、こいつデリカシーのない変態地縛霊じゃねぇかっ!! 年頃の女の子にドストレートになんてこというんだっ!! だが、まああながち花子のいってることはぶっちゃけ正しかった(笑)。
それもそのはず、朱音のその豊満なバストといったら――、なんてヤバいのだろう。小柄で童顔な彼女なのにそれにはギャップを感じる。セーラー服がその胸で膨れ上がり、ウエストの間に隙間が生まれているのもなんだかエッだ(って、なんかゴメンナサイ…)。
朱音は当然ながら、照れて顔を真っ赤にした。
「花子さんのっ…ばかっ(ボソッ)」
「ゴメンッ…」
まあ、こんな感じでトラブルっぽくもあったが、二人は互いに関係を得たのだった!! めでたし!!




