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旅する探偵もの  作者: スーパー天邪鬼
海賊戦?
55/55

にぎやかな宝たち

「この奥に、例の宝がある」

「へえ」


デガラズが薄そうな扉を開ける。


「・・・これは・・・!

そんな馬鹿な!」

「これが俺達の引き取った宝だ」


そこに居たのは、

とても大勢で賑やかで、

元気な・・・


「うわぁ!おっちゃんまた来た!」

「なあなあ俺達いつ海賊になれるん!?」


いや子供じゃねえか!!


かなり元気にはしゃぎまわっている。


「おい!これは一体・・・」

「兄ちゃんも海賊か!?

俺に戦い方教えてくれよ!」

「俺も!」「俺も」「僕も!」


一斉に戦い方を知りたいと言われる。


「ちょ!ちょっと!

おい!」

「イテテテ!おい!

俺の耳引っ張んじゃねえ!」


デガラズを無理矢理引っ張って、

部屋を飛び出す。


「これは一体なんだよ!!」

「知らねえよ!軍船に子供がいっぱいいたんだ!」

「はあ!?」


部屋をよく見ると、

子供が30人程居る。


中は、

黄色のドンスと10人の子供が相撲をしていたり、

青のドギーが5人の子供と、

紙の剣でチャンバラをしている。


5人だけ女の子がいるようで、

アリッサとおままごとをしているようだ。


「これなんだ!

海賊がやることか!?」


どう見ても保育施設だ。

もっと血が流れるような展開を予想していたが・・・。

その予想が完全に外れてしまった。


「お前!子供が相手だぞ!子供は宝ってよく言うだろ!

俺達海賊じゃあ勝てねえ!」


頭を抱える・・・。

まあ理には適ってるだろう。


「それだけじゃなくて、

こういうのも入ってた」


紙を渡される。


『夕立色で戦う騎士は、

君に友かと問うた。

君は赤に隙があれば、

小雨にて殺すべし』

「なんだこれ?」

「いや、どう考えても意味がわからねえ。だが、宝の在処でも書いてねえかな?」


その手掛かりが子供にある。

と言う可能性もあると言う事か?


しかし・・・。


「なあ。おまえ探偵だろ?」

「そうだけど・・・?」

「この子供達、軍に返してぇ。親御さんも心配してるだろ?

手を貸してくれねえか?」


またも予想が外れる。

子供は全然違う理由で預かっているようだ。

いやまあ正しいことなんだけど・・・。


「違和感が・・・。ちょっと悩むな」

「うるせえな!俺の依頼はどうすんだ?

『黙ってやる』か『喋ってやる』か。どっちだ?」

「依頼受けるのは前提なのか・・・。

わかったよ。受ける受ける」


確かに子供を返さないとな。


「で、子供達に親の場所は聞いたのか?」

「いやそれが・・・」

「俺ら帰らねえ!」


いきなりドアを開けて、

子供が怒鳴る。


「どういうことだ?」

「俺ら海賊になるんだ!

だから軍のところには帰らねえ!」

「そうだそうだ!」


なるほど。大体のことがわかった。

ひとまず海賊達と話す必要がありそうだ。


「おい。仲間集めて操舵室行くぞ」

「ああ。おい、お前ら」

「キャプテン・・・なんだ?」


海賊3人が疲れた顔をして、

デガラズの方を向く。


「操舵室行くぞ」

「俺もいく!」「俺も!」


なんとデガラズが海賊3人を伴って、

操舵室に戻ろうとすると、

例の子供達がついて来ようとした。


「お前らはここだ!

出てくんじゃねえ!」


デガラズは叱咤するが、

子供の目は好奇心で輝いているようだ。


「やだ!俺も行くぅ!」

「僕も行きたい!」


あぁ、こりゃダメだ。

子供の扱いがわかってない。


「おい、ちょっと」

「あん?」


デガラズに耳打ちする。

子供を説得するには良い方法だ。


「ほう・・・。

おい聞けぇ!」

「なんだよおっちゃん」


完全に仲間だと思われてるな。


「海賊なら捕虜になる時もある!

その部屋で黙ったまま待っとけ!

これは捕虜になる特訓だ!」


その言い方はマズい!

しまった、コイツに言わせた俺がバカだった!


「はあ!?セットクリョクが無えぞ!」

「こんな部屋、すぐに脱出できるぜ!」


ほら見ろ!

子供はそれっぽいこと言いたいんだから!


「ほらほら。

そんなに騒いでると、

一緒に捕まってる大人しい仲間から殺されちゃうかもよ~?」

「え?」

「女の子守れない海賊なんて、

ぜ~ったいモテないね」


アリッサがフォローする。

あれ?シャラより性格良い?


う、なんか寒気が。


「わかったよ。

でもちゃんと、海賊になる方法教えろよな!」


そう言って子供達が、

部屋の中に入る。


「疲れた」

「オラはら減った」

「おい探偵、話があるんだよな?」


デガラズが俺に言う。


「ああ。操舵室で」

「行くぞお前ら」

「え、キャプテン。こいつは?

さっき拾った奴だよな?」


そうか。

デガラズ以外とは話が着いてない。


「こいつは俺が依頼した探偵だ。

詳しく話すから上に来い。行くぞお前ら」


そう言ってデガラズ達は操舵室に向かった。


「じゃあ俺も行く・・・」

「ケレーンくーん。

あーそびましょぉー」

「うおおぉぉ!?」


気がつくと後ろにシャラが立っていた。

今初めて気付いた。


「お、お前!びっくりすんだろ!

ていうかどこから来たんだ!」

「海の上走ってきたんだけど?

で、さっきアリッサさんが子供を説得するとき、

私の性格が悪いと考えたり?」

「・・・」


こいつ恐い!

しかしまずいぞ!

そこまでバレて・・・。


「天誅!」

「ぎゃあ!」


もう遅かった様だ。

忍びの時:まだ続きそうなのがいいですねぇ!これからが楽しみな終わり方!

鏡龍の時:今まで知ってるのと色々「真逆」と言えるストーリー。

前を知ってれば知ってるほど斬新な作品でしたね。

時の王:3分の2が終わったけど、次回は6か!

ところでユニットの隊長さんって、街に4000匹いる虫を狩るために雨と粉状の薬混ぜた人ですよね!(俳優ネタ)

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