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タイトル未定2026/10/19 13:36

 幼いころ、僕は街の外れに住んでいた、中心部からはそれほど遠くなかった、それは確かだと言える、自分の部屋の窓の鉄格子の向こうに、とても高いビルの先端が見えたからだ、そのビルは、ここの下から見ると本当に美しい。


 昔からずっと、この世界がどういう仕組みで動いているのか気になっていた、幸福の階級は、あの高いビルのフロアの区分けのように測られるものなのだろうか、もし本当にそういう仕組みなら、自分のビルを自分で作ってしまえばいい。

 だから幼い綿根恵太は、自分の部屋の中で、段ボールで自分だけのビルを作った。台所で包丁を取るときに母とすれ違った、お腹をすかせて泣いている妹をなだめるために、お椀一杯の水を持って。ああ、落ち着いて、妹よ、もうすぐ僕たちもビルの中に住む気分を味わえるから、お兄ちゃんを待っていて、と僕は心の中で言った。


 その段ボールをいくつかの部分に切り終えたところで、僕はそのビルの基本の形がどんなものかがわかった、実際にそこへ行って直接見てみるべきだろうか、それにもう段ボールもなくなってしまったから、ついでにそうしよう。

 僕は母に夜になる前に帰ると言って出かけた、あのとき母は僕に返事をしなかったようだったので、僕はそのまま外へ出た。


 道中、僕は狭い路地をいくつも走り抜けた、その路地のあらゆる隅から漂う気持ち悪い臭いが、ふと鼻をかすめた、それが人の糞尿の臭いなのか、それとも自分の体から出ているものなのか、もうかすかにしかわからなかった。


 ついに、いつも部屋から見ていたビルの前に着いた、その大きさは、これまで僕が想像していたよりもずっと大きかった、僕は道中ずっと拾ってきた段ボールを—その冷たい歩道の上に置いて、ゆっくりとそのビルの一面一面を丁寧に描いていった、綿根恵太は建築家ではないので、描き方はほどほどのものだった。

 一枚の硬貨が、ちょうど僕の絵の目の前に投げられた、持ち主から落ちたただのお金だろうと思った、でもだんだんと、少しずつ、そのお金はまた何度もやってきて、ついには僕の段ボールの上に散らばって集まっているのが見えるまでになった。


 僕は視線を上げた、生まれて初めて、軽蔑に満ちた他人の眼差しを見た。僕の見た目は、あの人たちの目には本当に物乞いのように映っているのだろうか、人間の検査官たちは、僕のことを、まだ夢を持っている人間としてではなく、

 ただ硬貨ほどの価値しかないものと見なしていた。本当に、特権という点だけでも、僕は最初から負けていた。


 目の前にいるほかの子どもたちと比べると、そう、家族と一緒に満面の笑みを浮かべているあの子たちと比べると、僕たちは同じ大地を踏みしめて、同じ空の下にいるはずなのに、どうして僕はあんなふうに笑えないのだろう。


 もしあの子たちのような階層ではない生まれであることが罪だというのなら、それなら、一人一人の本当の自分の価値を隔てて、階級を分けるための道具として使われるのなら、いったい何のために富は作られたのだろう、僕はその扱いに対してただ微笑んで、持ち物をまとめて帰ることにした。

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