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王妃様ホットラインにて、「おかきもいいけど、こないだ文官にこっそり渡したっていうプチシュー、あれ、実はチョコシューだったのでしょう?ずるい」
バレたか。前世のコンビニや印の無い店にあったチョコシュー好きだったのよね。
チョコだけど、少し柔らかくて仕事の合間につまんでたな〜。文官さん見て思わず渡しちゃった。
シュークリームは作って王妃様もお好きだから、プチシューですで言い逃れできると思ってたのにな〜。
子爵家の料理長とあの溶けない硬くない感じのチョコクリームを試行錯誤し、サクサクしたシューをちまちま焼いたの大変だった。
ほんとに懐かしくて作っちゃったやつ。
レシピはあるから王城の料理長に渡せばいいか。頑張ってね。
さて、プレ社交について、お母様から伯爵家を通したお茶会も「お嬢様も是非」との招待が増えてきたとのこと。
伯爵家の伯母様、お母様とともに参加したお茶会は侯爵家のお茶会だった。
「来年、学園に入学するお子様方が集められた席があるから、リリィはあちらに行ってね」
高位貴族の中に子爵家の次女って大丈夫なのかしら。
「王妃様から目をかけられいるとのことだけど、地味なこね」
キター!テンプレ!
「どうやって取り込んだのか、正直に教えなさいな」
主催の侯爵家のご令嬢かしら。めんどくさいな〜同じ学園か。
高位貴族とはクラスが違うと聞いてるけどどうなのかしら。ルー兄様に聞いてみよう。
「黙ってないで、何か言ったらどうなのかしら」
「本当ですわ、地味なのに」
取り巻きまで言い出した。仕方ないな。
「王妃様にお聞きくださいませ。伯父のグラーフ伯爵家にお問い合わせいただいても大丈夫ですわ」
席を立ち、完璧なカーテシーをしてお母様、伯母様のもとへ。
「お母様、私、無理」
「あらあら、リリィ、王妃様威光はだめだったのね。ローズ、私たち、お暇するから、侯爵夫人に挨拶してくるわね」
侯爵夫人は30歳くらいのキツめな美人。
「娘が貴女にお会いするの楽しみにしてましたのよ。ずいぶん早いお帰りね。残念だわ」
「それは申し訳ありませんわ。やはり子爵家の娘は皆様に気後れしたようですの」
さすが、何を言われたか把握しているお母様。下位貴族であることを逆手にとり茶会を辞してくれた。
「リリィ、今日な高位貴族ばかりだから、嫌な思いさせて悪かったわ。あちらの侯爵家のご令嬢は第二王子妃候補と言われているのよ。だから気になっていらっしゃったのね。ローズも何回か断ってくれてたの。
子爵家にくるお茶会でゆっくり交友を築いていきましょうね。
ルーカスは卒園するけど、イリスは残るわね。でも、あの子はねぇ」ふぅとため息なさる。
子爵令嬢冒険者。ダンジョンで何されてるかお聞きしたいのだけど、こないだ以来お会いできていない。
またケーキ焼けば寄ってくるかしら。試してみるか!




