転校しました
「いつから?」
「明日入寮よ。そして、明後日から登校。」
「あー。はいはい。」
急すぎるだろとか思わない。
慣れだよ、慣れ。
まぁ、そんな感じてあっさり入れてしまった。
「なぁ、奏椰ってよく授業中当てられるよな?」
「まぁ、そうだな。」
俺が椎の隣にいるのが嫌みたいだよ?
それに、問題も簡単に解くのが面白くないらしいし。
だからよけいに、生徒にも教師にも俺は嫌われてるみたい。
岾凪学園は、顔が良い人が人気あるらしい。
そしてそういう人たちには、親衛隊ってのがあるそうだ。
その親衛隊に断りもなく人気者に近づくと、今の俺みたいに嫌われるらしい。
でもさ、俺と椎は友達だし、それ以前に同室だから話すなってほうが無理だろうとか思ったけど、それは親衛隊には通じなかった。
今の所、椎と一緒に居ると文句を言われるくらい。
何か色々思い出してるうちに昼になってた…
「奏椰?大丈夫?ぼーっとしてたけど。」
「大丈夫。」
椎が言うには、俺はぼーっとしてたけど問題とか当てられるとちゃんと答えてたらしい。
「そっか。じゃ、食堂行こ?」
「おう。」
楽しそうだな。
食べるの好きだから当たり前か。
俺は食堂が嫌いだ。
いや、ご飯はめちゃくちゃ美味いし、自分で運ばなくても、ウェイターが持ってきてくれるから不満はない。
当たり前だけど、
昼食べにくる人+人気者もくる
=かなり大勢でウルサくなる
それが嫌だから嫌い。
昼くらい静かにしろっての。
「あー、どれにしよ…奏椰は決めた?俺、迷ってて…」
「うーん…あ、これにしよ。」
「え、何?ハンバーグか!いいなー。俺、ハンバーグとオムライスで悩んでたんだよ~。一口ちょうだい?」
「いいよ、いいからその顔止めろ。」
"ありがとう!奏椰マジ天使!!…俺そんな変な顔してた?" とか言ってるけど、お前イケメン何だから変な訳ないだろ。
て、目をキラキラさせるな。
そして、首を傾げるな。
周りに可愛いー言われてんぞ。
「あ、本当だ。俺って可愛いの?ていうか、ご飯まだかな~。」
…ウルサすぎて声に出てたみたいだ。
本当にウルサいな、この黄色い声。
あ、ハンバーグきた。
「奏椰、ごめんね?すぐ食べて戻ろ?」
「…うん、ありがとう。」
椎は、こんな感じで俺の嫌なことを理解をしてて、気使ってくれるから友達でいれんだよな…
椎様に謝らせてるんじゃねーよ。とか聞こえたけど気にしない。




