転校しました
転校して早一週間。
俺、枦奏椰は、今日も"穏やかで平和な"一日を過ごしていた…
「はよ。」
「あ、奏椰おはよー。」
こいつは俺の友達の夏川椎。
平凡………だったら良かったんだけどなぁ
とても残念なことに、美形だ。
「ん?どしたの?」
"何?俺の顔に何かついてる?"って首を傾げたから周りがウルサくなった。
…本当にイケメン爆ぜろ。
毎回思うけど、周りのやつらよくあんな声出せるよな~
女子でいう、黄色い声ってやつ。
あと、それに混ざって俺に対しての陰口も。
そう。椎に比べて俺はいたって平凡。
顔も平凡。運動神経も並だよ並。
ただ、頭だけはいい。昔から。
そのおかげで今回もこんな所にあっさり入れたんだよなぁ
俺の親は転勤族だ。
その所為で、小学校では3回、中学校では2回と友達が出来る度に転校が続いた。
そして、高校入って半年、また転校しないといけなくなった…
その時母さんが、
「ごめんね、奏ちゃん。高校はもう転校しなくていいように全寮制の学校にしたから。」
「は?」
「だから、もう私達に振り回されないのよ?高校生活楽しみなさい!」
「え?編入試験は?」
「何言ってるの?この前解いてたじゃない"これけっこう難しい…"とか言いながら。」
…あぁ、あれか。ん?
「あれって試験だったの?」
「そうよ。県内1学力高い所なのよ。」
「へー。」
「まぁ、それも全部満点でパスしちゃうんだからそんな反応よね。」
は?俺満点だったの?
…ってことは?
「そうよ。 岾凪学園に編入よ。あ、ちなみに男子校ね。」




