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片思いカンパネラ  作者: 小説/赤月 イラスト/かくりね
24/34

23・大事なのは

 まさか、拓海に彼女ができるとは思わなかった。

 思わなかったけど、でも拓海は本当に良い奴だから

 俺以外に彼の良さが分かる人がいて良かったと思った。


 思ったけど・・・

 (涼平先輩は・・大丈夫かな・・)

 朝練、部活そして休日の練習も

 俺が知る限り 二人はいつも一緒にいた。

 「涼平先輩・・大丈夫かな?」

 「大丈夫って、何が?」

 昼休み、俺はいつもと同じおにぎり、拓海はお弁当を食べていた。

 「拓海に彼女ができたから、寂しいんじゃないかって事だよ」

 「・・別に・・涼平だって昔は彼女がいたんだし」

 「そうなの?知らなかった・・」

 でも、そうだよな・・

 涼平先輩の歌は・・あれだけど、長身だし顔も良い

 それにいつもニコニコ笑って優しいしさ

 「でも、今はいないんだろ?」

 彼女がいたって話は聞いたことないな~と思った時

 「って言うか・・港希先輩に彼女いないよね!」

 「え!?今更!?」

 驚いた顔で俺を見た。

 「でも、そんな噂は聞いたことないし・・大丈夫だよね?」

 「まあ、この学校にはいないだろうけど、他校は分からないよ?」

 ニヤッと口の端を上げながら言った。

 「うっ・・あ・・あり得る・・」

 何で、そこに気づかなかったんだ俺!

 あんなに完璧な人、他校でも人気になるに決まってる

 「涼平先輩に聞いてみる!」

 慌ててスマホを取り出して画面を開いた。

 「直接聞いたら?連絡先知ってるんでしょ?」

 それを横目に見た拓海が言った。

 「聞いても・・大丈夫かな?」

 「彼に連絡をする口実にはなるんじゃない?まあ、答えてくれるかは別として」

 「そっか・・うん、そうだよね」

 そうだ・・少しでも良い

 先輩に俺を忘れさせないためにも連絡をする事は大事だと思う

 (本音を言えば会って話をしたいんだけどね・・)

 俺は部活だし先輩も生徒会の仕事が忙しいだろうし・・

 生徒会に入っているクラスメイトに聞いたら、夏休み明けの文化祭の予算を決めるので大変だと言っていた。

 「夏休み・・一日でもいいから先輩と出掛けたい・・」

  俺の言葉に、拓海は微かに眉を顰めた。

 「分からないよ・・何で、そんなに好きなのか・・あの人の本当の顔は最悪じゃん」

 「最悪かな?」

 思わず苦笑した俺に「最悪だよ!」と珍しく声を荒げた。

 「だって、学校で煙草吸って、しかも見つかった煙草の箱を佳弥の所為にしたんだよ?」

 「アハハ・・確かに最悪だ」

 改めて言われると、酷い奴だとは思うんだけど・・

 (何でだろうな~・・)

 ふう・・っと溜息をつきながら、港希先輩にメールを打つ

 「でも・・腹が立つとか、そういう感情が湧く前に、好きな気持ちが膨らんじゃってさ~」

 「・・・・・・」

 文面を打ち誤字がないか確認してから送信ボタンを押した。

 返事をくれるか分からないけど

 「それに、考えようによっては、おれには本当の自分を見せてくれているんだって思うだろ?」

 スマホを机に置いて、おにぎりを一口食べた。

 「そうは思えないよ・腹立つじゃん」

 フンっと鼻を鳴らしお弁当の卵焼きを箸で刺した。

 「それは、拓海が港希先輩の事が好きじゃないからだよ」

 俺は、事実を知った時は、もう先輩が好きだったから・・

 (どんな先輩でも、好きなんだよな・・)

 「・・お人好し」

 ボソッと言った拓海に、声を上げて笑ってしまった。

 俺にとって、大事なのは真実だけじゃない

 「俺は、先輩が好きだって事が大事なんだよね・・」

 手にしたおにぎりを見つめながら言った時、机に置いてあったスマホが音を鳴らしながら震えた。


この話を見つけてくれて、読んでくれてありがとうございます。

中々話が進まない感じですが・・

色々考えながら書いています・・と言うのも、まあシロートですので、文章とかね・・

自分の思った通りに行かないし(´;ω;`)あと、誰視点で書いていくのか・・

書き方が変わったり、読みにくかったり・・と色々あるでしょうが、大きな心でw暇つぶし程度に読んでただければ嬉しいです(^^:)

早く、二人の距離が縮まってイチャイチャさせたいわ~・・(*´艸`)

次回更新もどうぞよろしくです!

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