第64話:【軍議】有給休暇の怨みと、資本主義という名の物理攻撃
すべての光を平坦に吸い込む、無機質な白の空間。
そこでは作者・輝夜が、完成したばかりの原稿を抱きしめ、興奮でブルブルと震えていた。
輝夜:「ひええええっ……! えげつない! うちの主人公がえげつなさすぎるよぉぉ!」
歓喜と恐怖が入り混じった叫び声を上げる作者の背後。
美味しいダージリンティーのカップを片手に、銀髪の小さな軍師が冷ややかな視線を落とした。
リナ:「……作者。人をまるで悪代官のように言うのはやめてください。私は極めて真っ当な『経済制裁』を提案したまでです」
輝夜:「いやいや! マリア様が『正義と善意』っていう美しい概念で戦って泥沼にハマってたところを、リナちゃんは『経済・資本・損得』っていう血も涙もない現実(物理)で真っ向からぶん殴りにいったじゃないか! もはやマフィアのやり口だよ!」
リナ:「心外ですね。あの商人たちが反帝国のデマに乗っかっていたのは、信仰でも正義でもありません。『アルビオンの裏金をもらいつつ、特区のインフラも使える。その上で競合を潰せる』という、ノーリスクの甘えがあったからです。……危機感が欠如しているんですよ」
リナは紅茶を優雅に一口啜り、ふっと冷酷な笑みを浮かべた。
リナ:「だから、教えて差し上げるのです。『アルビオンにつくなら、うちの特区からは永久追放しますよ。でも裏切り者を売れば、莫大な利益を保証しますよ』と。……人は綺麗事では動きませんが、自らの喉元に倒産の刃が突きつけられ、目の前に独占利益という人参をぶら下げられれば、昨日までの同志を嬉々として狩り始めます」
輝夜:「ヒィィ……! 前世で実務を叩き込まれた社畜の真骨頂! 資本主義の地獄だぁ……!」
リナ:「当然です。それに……彼らのせいで、私の尊い『有給休暇』が潰されたのですから。その恨みは、きっちりと帳簿上で精算していただかなくては」
輝夜:「有給の恨み、恐ろしすぎる……! でもね、リナちゃん! そんな経済戦争の幕開けと共に、現実世界でも第2巻発売(9月30日)に向けた足音がどんどん近づいてきているんだよ!」
リナ:「そうですね。あと1ヶ月と少し、ですか」
輝夜:「そう! そして今、読者の皆様に向けて公式からとんでもない『任務』が発令されているんだ!」
リナ:「……任務?」
輝夜:「◤◢ 作戦名『夜明けの梟』発令 ◤◢ だよ! 最前線からの伝令として、読者の皆様にリナちゃん直属の『蜘蛛の糸』工作員になってもらうんだ!」
リナ:「……読者の皆様を裏の工作員にするというのもどうかと思いますが。……皆様、有給を潰された私の逆襲と、9月30日の出陣に向けて、どうか引き続きお力をお貸しください」
輝夜:「皆様、発売に向けてのラストスパート、ぜひ一緒に任務を遂行して盛り上がりましょう!」
リナは深く溜息をつきながらも、どこか諦めたように、そして少しだけ期待するように紅茶のカップを置いた。
皆様、こんにちは! こんばんは!
作者の 輝夜 です。
いつも物語にお付き合いいただき、心から感謝申し上げます!
第415話、いかがでしたでしょうか。
マリア様が「善意、正義、奇跡」という美しい概念で戦って泥沼にハマったのに対し、我らがリナちゃんは前世の社畜実務経験をフル稼働!
「経済、資本、損得」という血も涙もない現実(物理)で、盤面を力強くぶん殴りにいきました(笑)。
有給を潰された軍師様の逆襲と、特区の商人たちによる仁義なきお掃除の始まりです!
そして皆様!
★★ 書籍版第2巻、9月30日発売です!! ★★
発売まであと1ヶ月と少しとなりました!
現在、公式X(旧Twitter)では、第2巻の発売に向けて、読者の皆様への特別な『任務』が発令されております!
◤◢ 作戦名「夜明けの梟」発令 ◤◢
皆様、リナ直属の『蜘蛛の糸』工作員となり任務を遂行してください!
任務内容は【 #軍師リナ夜明けの梟作戦 】のハッシュタグを入れて、1巻の感想や、2巻への期待をポストするだけ!
任務を達成した工作員には、「2巻カバーイラスト」直筆サイン色紙が3名様に抽選で当たります!
皆様の温かいご参加、お待ちしております!
▼任務の詳細&公式■X■のポストはこちら!
https://x.com/kaguyha_san/status/2085706218308612232
▼書籍第2巻の書誌情報はこちら!
https://gcnovels.jp/book/2189
本編の熱い逆転劇とともに、第2巻発売に向けてのお祭りもぜひ一緒に楽しんでいただけると嬉しいです!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!




