第59話:【幕間】毒蛇の独白と、残り三日のカウントダウン(※次は鋼の淑女が控えています)
すべての光を平坦に吸い込む、無機質な白の空間。
そこでは作者・輝夜が、書き上げたばかりの分厚い原稿の束を机に叩きつけ、深い安堵と疲労の入り混じった息を吐き出していた。
輝夜:「終わったぁぁぁ……! ヴィクトルさんの過去編『毒蛇の描いた大陸地図』、全8話! いやー、あの徹底した自己中心っぷりと冷徹な計算式、書いていてカロリー消費が半端じゃなかったよ!」
達成感に浸る作者の背後から、氷のように冷たい、そして深い呆れを含んだ声が降ってくる。
リナ:「……作者。お疲れのところ申し訳ありませんが、一つよろしいでしょうか」
振り返ると、そこには銀髪を揺らし、腕を組んでジト目を向ける小さな軍師の姿があった。
輝夜:「ひゃ、ひゃい! なんでしょうか最高顧問殿! ヴィクトルさんの知られざる暗躍、楽しんでいただけたかな?」
リナ:「楽しむどころか、胃酸が逆流しそうでした。彼が帝国の中枢で何を企み、どうやってアルビオンを利用して北の荒野を支配したのか……。あの男の底なしの傲慢さと自己正当化のプロセスを見せられる私の身にもなってください」
輝夜:「い、いやあ! でも敵の思考回路を知ることは勝利への近道だって、リナちゃんも言っていたじゃないか!」
リナ:「……ええ。彼が私(天翼の軍師)の存在に気づき、完璧だったはずの計算式が崩れて恐怖し……最終的にクルガンを捨て駒にして逃亡を決意するまでの流れ。非常に滑稽で、胸のすく思いでした」
リナの薄い唇が、微かに、だが確かに嗜虐的な弧を描いた。
リナ:「自らの保身を『世界を正しく導くための大義』にすり替えるあの思考回路。敵ながら見事な逃げ足と精神構造です。彼が私の足元にも及ばない理由が、改めてよく理解できました」
輝夜:「うわぁ、軍師様の笑顔がヴィクトルさんより黒い……! でも、これで北の荒野の裏側で何が起きていたのか、すべてのピースが繋がったね!」
リナ:「……それは良いのですが。作者、次にまた何かを企んでいますね? 私の周辺人物の解像度ばかりが上がり続けていますが、次は一体誰の過去を暴くつもりですか?」
輝夜:「おっと、鋭いね! 実はこの後、書籍販売に向けた特別サービスとして、セラさん目線の『詩』を公開する予定なんだ!」
リナ:「……セラさんの、詩。あの過保護なお姉ちゃんスイッチの根源が、またしてもポエミーな形で全世界に発信されるわけですね。……私の平穏な日常は、いよいよ風前の灯火のようです」
輝夜:「いいじゃないか、お祭りなんだから! だって、あの大いなる『審判の日』まで……あとたったの『3日』しかないんだよ!」
リナ:「……3日、ですか。ついに、私たちが紙の束(書籍)となって世に出る日が目前まで迫っているのですね。……読者の皆様。作者のテンションが限界を突破し、奇行に走る可能性が極めて高い危険な期間に突入しました。どうか、安全な距離を保ったまま、私たちの出陣を見届けていただければ幸いです」
輝夜:「皆様、お祭り気分で一緒にカウントダウンをよろしくお願いしまーす!」
皆様、こんにちは! こんばんは! 作者の 輝夜 です。 いつも物語にお付き合いいただき、心から感謝申し上げます!
ヴィクトル目線の外伝『毒蛇の描いた大陸地図』(全8話)、無事に完結いたしました!
いかにして彼が覇国を築き、そしてリナちゃんの存在を知って逃亡を決意したのか……。彼の徹底した「至高のエゴ」を楽しんで(?)いただけていれば幸いです。
さて、ヴィクトルさんの暗躍が幕を閉じたところで…… 皆様、大変なことになってまいりました!
★★ 書籍版第1巻の発売まで、あと【3日】です!! ★★
ついにカウントダウンが「3」となりました!
作者の心臓はすでに早鐘を打っており、夜も眠れない日々が続いております。ここまで来られたのは、ひとえに毎日応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます!
【予告:特別サービスの公開!】 ヴィクトルの物語に続きまして、発売前のお祭り企画として、我らが鋼の淑女・セラさん目線の『詩(特別SS)』を大公開予定です!
彼女の秘めたる想いを、ぜひお楽しみに!
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発売日まであと3日! 怒涛の勢いで突き進みますので、どうか皆様、一緒にカウントダウンのお祭りを盛り上げていただけますと幸いです!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!




