『軍師、故郷に帰る(そして保父が誕生した)』131
皆様、こんにちは! こんばんは!
作者の〜かぐや〜です! いつも物語におつきあいいただき、心から感謝申し上げます!
いやはや、帝都での怒涛の展開から一転、今回は、リナちゃんの心の故郷、聖リリ-アン孤児院へのお里帰り編でございました!
皆様、いかがでしたでしょうか?
まずは、『経済特区』プロジェクト会議での、リナちゃんの一言。
「――そこに『学校』を創りたいのです」
うーん、泣かせる!
ただ勝つだけじゃない、その先の未来、子供たちの未来まで見据えている。これぞ、我らが『天翼の軍師』様!
マルコやカイたちが、思わず「(無茶言うな、この上司……!)」と顔を引きつらせつつも、惚れ直しちゃうのも分かりますね!
そして、皇帝一家との最後の挨拶。
皇妃様の「劇、見たわよ?」という、慈愛に満ちた(?)追い打ち!
皇帝陛下の「魔王を浄化する賢姫!」という、悪意のない(?)いじり!
もう、リナちゃんのライフはゼロよ!
ユリウス皇子だけが、唯一の癒やしだったかもしれませんね(笑)。
リナ:「……作者」
〜かぐや〜:「は、はいっ! 何でしょう、リナちゃん! 孤児院のみんな、元気そうで良かったね!」
リナ:「ええ、それはもう。……ですが、あの劇場の一件は、私の生涯における最大の黒歴史として、記憶に刻まれました。私の精神的苦痛に対する慰謝料として、最高級のチョコレートケーキを要求します」
〜かぐや〜:「ご、ごめんなさい! でも、子供たちの夢を壊すわけには……!」
リナ:「……はぁ。それより、ゲッコーさんが心配です。まさか、あんなことになるとは……」
そう! それですよ!
今回の最大のハイライト(悲劇?)と言えば、我らが無口な諜報員、ゲッコーさん!
子供たちに懐かれ、市場で翻弄され、そして、ついにお馬さんごっこまでする羽目に!
「ひひーん」って……!
プロフェッショナルの仮面が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちる瞬間を、皆様も目撃されたことでしょう。
作者も、書きながらほほえましいが止まりませんでした。
そして、とどめの「保父さん役、お願いしますね?」という、リナちゃんの無慈悲な宣告!
あの時の、ゲッコーさんの凍りついた顔!
「…………御意に」
……心中、お察しいたします。
リナ:「……いえ、彼、思ったより満更でもない顔をしていましたよ? 子供たちの寝顔を見ている時なんて、父親のような優しい顔をしていましたし」
〜かぐや〜:「え、そうなの!? 意外な一面!」
リナ:「ええ。ですから、この旅は、彼にとっても良い経験になると思います。……私が、胃を痛めることにならなければ、ですが」
……と、いうわけで!
心も体もリフレッシュし、最強の保父さん(兼、護衛)と、可愛い弟妹を手に入れたリナちゃん!
いよいよ、金と欲望が渦巻く商人たちの海、ヴェネツィアへと、旅立ちます!
一体、どんな出会いと、どんな波乱が、彼女たちを待ち受けているのでしょうか?
物語は、新たな冒険の幕開けを告げます!
皆様のブックマーク、評価、そして「頑張れ、ゲッコー保父さん!」という温かい感想が、私の何よりの執筆エネルギーになります!
次回も、どうぞお楽しみに!
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
〜かぐや〜