『番犬は、交渉事が苦手なようです』68
皆様、こんにちは! こんばんは!
作者の 〜かぐや〜 です! いつも物語にお付き合いいただき、心から感謝申し上げます!
いやー、始まりましたね! 潜入作戦『夜明けの梟』!
しかし、その幕開けは……ガッタンゴットン、地獄の馬車の旅!
リナちゃん、早々に舌を噛んで涙目になっておりました。もう、不憫可愛いがすぎる!
「ふかふかのベッドが恋しい」「温かい紅茶が飲みたい」……うんうん、分かるよその気持ち! 帝国にいる時はあんなに苦労していたのに、いざ離れると恋しくなっちゃうんだよね!
そして、そんなリナちゃんを過保護にぎゅーっと抱きしめる我らが番犬、ヴォルフラムさん!
国境での一件、ハラハラしましたねー!
「この子、実は今、流行り病でしてね。うつると、男の大事なところが大変なことになりますよ?」
クラウスさん、ナイス機転! そして、その嘘を信じちゃう役人、ちょろすぎる!
でも、あの時のヴォルフラムさんの、剣に伸びかけた指先。作者も「やばい! 抜いちゃう! この人、絶対抜いちゃう!」とドキドキしておりました。
リナ:「……作者」
〜かぐや〜:「は、はいっ! 何でしょう、リナちゃん!」
リナ:「……あの、ヴォルフラムさんの過保護、ますます悪化していませんか? 私、作戦が成功する前に、彼女の腕力で圧殺されそうなんですが」
〜かぐや〜:「い、いやいや! それだけ、君のことが大事だってことだよ! 愛だ、愛!」
リナ:「……その愛、少し重たいです……」
〜かぐや〜:「そ、それより、見てよ! 『影の部隊』のプロの仕事っぷりを!」
そう! それですよ!
巡礼者の仲間との、あのアイコンタクト!
帽子の位置をずらすだけで、「OK、後でな」って……かっこよすぎか!
そして、宿屋でのゲッコーさんの、あの無言の交渉!
銀貨をカタリと置くだけで、「五人だ。離れを貸せ。馬車も置く。余計な詮索はするな」を全て伝える高等技術!
いやー、ライナー隊長、とんでもない部下を育て上げましたね!
リナ:「……ヴォルフラムさんが、すごく落ち込んでいましたよ。『私とは、全く違う戦い方……』って。なんだか、見ていて少しだけ、かわいそうになりました」
〜かぐや〜:「大丈夫! 彼女もきっと、ここから多くを学んで、さらに強くなるはずさ! ね?」
リナ:「……だと、いいんですが。とりあえず、私が圧殺されない程度に、成長してほしいものです……」
……と、いうわけで!
個性豊かすぎる潜入チームは、無事に(?)最初の拠点を確保いたしました!
これから、クラウスさんが持ち帰る新たな情報とは?
そして、彼らは無事に、アルフォンス王子と接触することができるのか!?
手に汗握る諜報戦は、まだ始まったばかり!
皆様のブックマーク、評価、そして「ヴォルフラムさん、頑張れ!」という温かい感想が、私の執筆の何よりのエネルギーになります!
次回も、どうぞお楽しみに!
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
〜かぐや〜