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後書き

ここは後書きです。

完結回はひとつお戻り下さい。


 如何だったでしょうか?


 平日の昼時に更新されているにも拘わらず、口に物を含みながら読むと噴き出しかねない。

 そんな作品を目指して投稿して参りました。

 この目論見は、少しでも成功していましたでしょうか?

 

 尚、健康上の事由から、お食事の際はお食事だけに集中されることを推奨いたします。

 ご自愛ください。


 なんて冗談はさておき。

 

 憂鬱な事の起こりやすい平日、ほんのひと時でも明るい気持ちになる助けになっていれば望外の喜びです。


 プロットという言葉の意味も知らないようなど素人が、ここまで書いてこれたのは、この作品を読んで楽しんで下さった皆様のお陰です。

 本当にありがとうございました。

 特にポイント、ブクマ、いいね、お気に入りユーザー登録してくださった方々、励みになりました。

 感謝しています。



 ここからは、私の愚痴になります。

 迸る何かが抑えきれなかっただけですので、書いておいてなんですが、お付き合いいただかなくても大丈夫です。

 でも、もしお付き合い下さるなら、まぁただ聞けばいいだけと思ってお付き合いいただければ幸いです。


 この作品は、私が小説を書くことになった原因です。


 基本的にいつも、2~4作品分のキャラが頭の中に居るのですが、主張が強くなってきたキャラがいる。


「うっるせー!!

 人の頭ン中で『ゴブリンがピーナッツ』とか言って騒いだり、作品化しろとか言って騒ぐなー!」

 ……ちょっと取り乱しました。


 作品化を主張してきていたのが、この作品の主人公ルルーシェでした。


 彼女の主張はこうです。

「どんなにつまらなくても良い、誰にも読まれなくても良い。

 ただ完結まで書いて欲しい」


 謙虚な感じしますか? 

 条件があります。

「ただし、世界の設定を変えたり削ったりすることは絶対に許さない」

 

 なろうの書くところを開いてみました。


 全然、書ける気しません。


 ただの空白にしか見えない。実際そうではあるんですけど。

 

 閉じました。


 ルルーシェがうるさいので、再度開きます。


 今度は書いてみます。


 2000字位書きましたかね。


 スッゴイつまらない。


 己の書いた文章のつまらなさが、ダイレクトに己の心を砕きにきます。


 一応、保存して閉じます。戦略的撤退。


 ルルーシェの物語を見直してみます。


 1、長くはないが短編に収まる程ではない

 2、必要な設定の説明量>>>エピソード量

 3、コメディーなんだけど、謎解きっぽい要素がある気がする


 ……めっちゃ難しくないか?


 取り敢えず、この段階では、これを書く能力はありません。


 短編を練習することにします。


 最初だけ書いて別の作品に移り、最初だけ書いてまた別の作品に移りして、一つだけ終わりと言って良いくらい書けたものがあります。

「逆ハー要員と思われた側近たちの言い分」です。

 今は、後日談足して改題してあります。

 出来上がったの見て「なんか違う」

 普通の小説の地の文を書きたかったのに、そうはなってない。


 諦めました。


 ここから半年ほど経ちます。


 同時並行的に3つの事が起こりました。


1,担当仕事が配置替えになり、時間が取れるようになりました。

 

 それまで、残業せずに済む日など数えるまでもなく3日/年、逆に5時間以上残業する必要のある日は悲しいから数えたくない、みたいな日々でした。

 それが、このひと月は繫忙期だったのに、4時間以上残業した日が4日位、残業無しで帰れた日も何日かありました。

 ステキ。小説書く時間できちゃう。


2,なろうを読んでいて、あるアイデアが浮かびました。


 書いてる分には、出来ればハッピーエンドが良いと思っていますが、読む分には、バッドエンドでも平気なタイプです。

 理不尽な異世界召喚をされた主人公が復讐する、みたいな作品は好みの一つでした。

 でも、召喚された本人の被害しか取り扱ってない。

 そんな理不尽な召喚なら、周りにも被害がある事も考えられるのでは?

 人に見てもらって是非を聞きたい。


3,プレゼンの通信教育を受けました。


 課題の中に『通勤通学時の印象的なエピソードを例文を参考に150字でまとめましょう』みたいなのがあって、これがキツイ。何がキツイかって2つ。

 1、例文みたいな素敵エピソードがありません。パン屋が潰れた事しかない。縁起でもない。

 2、手書きで提出しなきゃいけません。字書くのめっちゃ苦手。

   下書きしたのに、書き損じて代りの紙を取寄せないといけなくなったり、ホントにきつかった。


 ヒイヒイ言いながらどうにか提出して(結局パン屋のエピソードで出した……)、ふと思ったのです。


 あれは、極短の小説だったと言えるのでは?

 あんな感じで書いて行けば良いのでは?


 2,の内容を小説にまとめて、その勢いで投稿しました。

  

 翌日見てみると、なんと、いいねもブクマもポイントもついています。

 誰か見て、評価してくれたんです。

 嬉しい。


 ところで、私は理数系の人間です。


 理数系の人間は、研究者や学生など、研究生活を送ります。

 実験をして、データを収集、グラフ化などの処理をして、研究論文にまとめる。

 このサイクルの中で生活をしているようなものです。


 この過程で、しばしば、結構な悲劇が起こることがあります。


 最後のまとめの段階の時期になって、データをグラフにしてみる。

 おかしい。

 右上がりになるはずのデータが、右下がりになっている。

 

 実験手順を確認します。

 間違っている。

 途中の手順の一部を逆にしてしまったみたいです。


 この場合、間違った実験のデータは全破棄です。

 例えそれが、2カ月もかかって揃えたデータであろうと、48時間一睡もせずに取ったデータであろうと。


 どうにか出来ないか、などと考えてはいけません。


 科学は信用が命です。


 根拠となるデータを捏造するような事は、むしろ科学者の卵である学生だからこそ許されない。


 もちろん、卵ではない科学者にも許されないし、信用が命のものは、科学以外にもたくさんあります。


 潔く諦めます。


 とは言え、痛手ではあります。


 余談の余談になりますが、理数系の人間はこのような過程を経て、社畜適性を獲得しやすい。


 企業側はこれを知っていて、理由を公にしないままに、理数系の学生を積極採用している。


 それが、理数系が就職に有利な理由。


 私と友人たち(理数系)の結論です。


 話を戻します。


 なろうに小説を投稿すると、投稿済み小説のページが出来て、アクセス解析のページが利用できるようになります。


「わぁ、なろうに実験材料(小説)を投下すると、自動でデータ収集してグラフ化してくれるんだ」


 喜んでるポイントがおかしいんですよ。

 

 とは言え、この理数系の習い性のお陰で、ポイントが少ないみたいな凹み方はしないで済みそうです。


 好意的と分かる結果が無かったらPVだけあってもどうだったか分かりませんけど、少しであっても、いいねやブクマやポイントがありましたからね。


 小説を投稿する事が思いの外楽しかったので、短編を書いて投稿していきました。


 そして、テンプレをお題に短編一本、休みの日に一気に完結まで書き上げました。


 5000字いかない短編上げるのに、休みの日中ほぼ使いつぶし、これはダメだと思いました。


 読んでもらえる前提ではなかったので、小説を書くことを、ゲームするとか漫画読むとかと同じ立ち位置で考えていたんです。

 たまには良いけど、毎週末はちょっと……


 投稿はするだけして、書くこと自体考え直そうと思ってました。


 この時の小説が「公爵令嬢ナターシャは(以下略)」で、日間総合3位まで行ったと思います。


 嬉しい通り越して、完成してないドミノを倒してしまったみたいに、慌ててました。


 今思うと、単に喜んでで良かった気がしますけど、なんか続きを書かないといけない気がして。


 関連作を2本上げて、やっと落ち着きを取り戻しました。

 

 で、落ち着いてから思ったんです。


 「公爵令嬢ナターシャは(以下略)」を書く前は、連載の練習のために前後編の作品を書こうとしてました。

 実際、途中まで書いてますし。


 でも、前後編の練習位なら、この時にやってしまったようなものです。


 本当に小説家を目指すなら、もっとちゃんと力をつけてルルーシェの物語を書いた方が良い気がします。

 でも、そのためには数か月はかかりそう。


 ルルーシェの物語を改めて書き始める事にしました。


 いつ書こうという気持ちが尽きてしまうか分からないし、いつまた忙しくなって時間が取れなくなるかも分からない。


 力不足だと思うけど「ルルーシェの物語を完結まで書く」これを目標にしました。


 先ずは、分かりやすく。何を置いても先ずは、分かりやすく。


 そして、それから、出来る限り面白く。


 出来てるかはともかく、常にこの心がけで。


 私の文章は書くことではなく、読んでもらって、楽しんでもらって、初めて意味があるのだから。


 こう考えると、プレゼンの講座、役に立ってますね。


 私の文章がつまらない時、講座の教えが活かされていません。


 使いどころとしては間違ってる気がしますけど。 



 こうして出来上がったこの物語は、読んでくれて、楽しんでくれた皆様のためだけに存在しています。


 ありがとうございました。






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