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【視聴者さん】転生先はVRMMOのNPC!?転生して最弱の錬金術師になった私はゲームの中からVtuberとして配信します!【助けて】  作者: 猫月九日
王都編

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第27話 情報収集

「えっ? 人がいなくなったりしないかって? いや聞いてないなぁ」


「あ、そういえばお隣が急に静かになってたな。ひとり暮らしの老人だったんだけど」


「私がいなくなりたいわよ! 夫のわがままにはもううんざり!」


 次の日になって、改めて行方不明者の聞き込みを開始したわけだけど、なかなか情報が集まらない。


『行方不明者っぽい情報は聞けてるけど』

『全然当たり引かないなぁ』

『完全ランダムって言ってたから、運次第か』

『アリスちゃんならすぐ! って思ってたけど、そういうこともあるか』


 視聴者さんの言う通り、誰々を最近見かけないみたいな情報はちょくちょく集まるんだけど、それが犯人につながる情報ではないんだよね。

 もっとこう、次の現場はどこっぽいみたいな直球な情報が欲しいんだよね。

 例えば、


「うーん、行方不明者ってのはわからないけど、最近東地区の方で怪しい人影を見かけたんだよ」


 こんな感じの唐突な情報が……


『見つけた!』

『この明らかな話題の転換! 間違いない!』

『NPCっぽさ満載だwww』


 かなりの数の人に聞き込みを続けた結果、ようやく当たりの人物を引いたようだ。


「えっと、東地区ですか? どのあたりですか?」


 当たりの人物、どこにでもいそうな男性に再度確認する。


「ああ、あれは東地区から南の市場に向かうあたりの通路だったかな?」


 なるほど、なるほど。

 うん? 東地区ってことは今私が住んでる家があるところくらい?


「ありがとうございました」


 とりあえず、情報を貰ったので一度家に帰ることにした。


『東地区か。場所は基本ランダムだったよな』

『そう、この後は次の日以降に指定された地区を探索していると、いかにもな怪しいやつに遭遇するから。そいつを追いかける』

『見たらわかる怪しいやつだよなw』


 思ったより簡単だね。

 次の日以降ってことは明日行けばいいね。


『あ、戦闘になるってことだけど味方いなくて平気?』

『あいつ弱いから大丈夫じゃね? アリスちゃんなら弓で封殺できそう』

『ゴーレムよりは絶対弱いから』

『逆に、倒しちゃいけないんだから、それの方が大変じゃない?』


 あー、そうだなぁ。味方いた方が安心ではあるけど。

 倒しちゃいけないっていうのがネックだね。


『いや、味方はいた方がいいだろ』


 うん?


『なんで?』

『いや、だってGMの話だと、その後真犯人のところに突入するんだろ? 味方は絶対いた方がいい』

『……そうだ、俺たちの時と違う状況になるかもなのか』


 言われてみればそうだ。

 犯人と戦うことができてもその後どうなるかわからないんだから、味方いたほうが安全だよね。


『でも、こっちの指示に従ってくれる人じゃないと倒しちゃったりしそう』

『信頼感のある人の方がいいね』

『そんなのもう一択しかないじゃん』


 うん、言わんとする事はわかるよ。


「そういえば、ヴァルキリーも調査に協力しているって話だったね」


 お願いしたら手伝ってくれるかな?

 時間はまだあるから冒険者ギルドにお願いしに行ってみよう。



「ええ、いいわよ」


 運良くヴァルキリーの3人を冒険者ギルドで発見してお願いをすると快く引き受けてくれた。


「どうせ私達もそろそろ行き詰まっていたところだったから」


 タイミング的にはちょうど良かったらしい。

 それと、犯人を一度逃すことを説明すると、


「うーん、理由はよくわからないけど、アリスちゃんの事だから何か理由があるんでしょ?」


 ちゃんと協力を約束してくれた。

 やっぱり一緒に探索出てて良かったね。


 実行日は明日。

 メンバーは私、セシルさん、ジニーさんの3人だ。

 ヴェラさんは遊撃役ということで一人だけ別行動することになった。


 これは別にヴェラさんがサボりたいからとかいうわけではなく、犯人を追いかけなきゃいけないからという事らしい。

 ヴァルキリーは優秀なパーティだし、私のやることないかもね。

 せめて、回復役くらいはできるように用意はしておこうかな。



「ルーナちゃん、それじゃあ行ってくるね」


「はい、頑張ってください」


 次の日、ルーナちゃんにお店を任せて家を出る。


「ごめんなさいね、アリスちゃんを借りるわね」


 今日はジニーさんが私の家まで迎えに来てくれている。

 現場が東地区だからその方が効率いいからね。


「はい、今度はお客さんとして来てください」


「わかったわ、そのときは良いアイテムお願いね」


「はい!」


 ルーナちゃんがジニーさんに営業をかけていた。優秀!


「それじゃあ、どうしましょうか?」


「はい、どうやらこの周辺で怪しい人を見かけたって話なので東地区を回りましょう」


 東地区で遭遇するって話だけど、いつ遭遇するかはわからない。


「それじゃあ、今日はアリスちゃんについて行くわね。今日はアリスちゃんがヴァルキリーのリーダーよ」


「いやいやいや」


 もちろん冗談だっていうのはわかっているけど、流石にAランクの冒険者さんを従えるのは荷が重いよ。

 いや、頑張るけどね。私が誘ったんだからその責任は持たなきゃ。


「ほらほら、最初はどっちに行くの。リーダーさん」


「もう、からかわないでくださいよ。それじゃあ、まずは市場の方向に行きましょうか」


犯人とすぐに遭遇できるといいなぁ。


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