第五十三話
すみません、今回も短いです。
微妙にキリが良かったので短めになりました。
第五十三話
街に着いて宿屋に行って部屋をとって蒼玉達の世話をしてから、三人で街をぶらついた。
目的としては街のどの辺りに何々があるというのをある程度把握するためである。
取り敢えず今日はぶらついての街の把握だけの予定である。
勿論食糧や調味料の買い足しや買い食いはしているぞ。
目的の本屋に図書館、冒険者ギルドに奴隷商館の位置もキチンと把握出来た。
俺一人だったらマップがあるので街をぶらつく必要は無いが、ナテュールとカヨウが居るのでぶらつく必要があるのである。
そして、冒険者ギルドに行って受けはしないが、どんな依頼があるのか覗いた後宿屋に帰り夕飯を食べて寝た。
明日は早速奴隷商館に行き、どんな奴隷がいるのか確認してみよう。
今回は、ナテュールとカヨウも一緒に連れて行くつもりである。
二人にはもうその事は告げてある。
では、おやすみなさい。
朝、宿屋の裏庭を借りて三人で軽く運動という名の訓練をしてから朝食をとって奴隷商館へと向かった。
「ご主人様、いよいよ仲間が増えるのですね」
奴隷商館へと向かっている最中にナテュールが期待半分、不安半分な感じで聞いてきた。
「そうだな、俺が納得出来る奴隷が居たらになるから絶対とは言えないけれどな」
「ご主人様の安全の為にも居てくれる事を祈りましょう」
昨晩言った時には何も言ってこなかったが、どうやら奴隷商館に近づいてきたので緊張してきたみたいだ。
カヨウは平常運転みたいで特に何も言ってこなかった。
「そうだと良いな」
「出来れば今回で六人パーティーが作れる様になりたいから最低でも三人は欲しいところだな」
俺が欲望駄々漏れな、それでいて安全面を考えた微妙な正論を言っていると奴隷商館が見えてきた。
今回の奴隷の選定基準はかなり低めにしているので、三人位なら大丈夫だと思うが出来ればもう少し増員したいところである。
それは勿論野営が楽になったり、ダンジョンに潜るとしても余裕が持てるからですよ。
決して奴隷ハーレムを築く為ではナイデスヨ。
ワタシウソツカナイ。
シンジテイイヨ。
シンジルモノハスクワレルデスヨ。
ダレガスクワレルトハイワナイヨ。
ハッ、奴隷商館にいつの間にか着いていた。
この街の奴隷商館もいつぞやのと同じく立派な感じである。
そして、商館の外で掃除をしていた奴隷商館の店員らしき人に話しかけた。
「すみません、奴隷商館の人ですか?」
見た目だけで判断すると、まだまだ新人ですよって感じの若い男の人である。
「はいそうですが、当商館にどの様なご用事ですか?」
「奴隷を買いに来たのですが、もう開いていますか?」
「あぁ、お客様ですね」
「これは失礼いたしました」
「商館はもう開いておりますので中までご案内させていただきますね」
「すみません、ありがとうございます」
こう言っては悪いが、一応成人はしているが、まだまだ見た目は子供の部類に入っている俺が奴隷を買いに来たと言ってもごく普通に対応しているのには吃驚である。
そして、応接室の様な部屋へと案内してくれた。
「只今担当の者を呼んで参りますのでこちらの部屋で少々お待ちしていただいても大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫ですよ」
「それでは申し訳ありませんが少々お待ちください」
俺が大丈夫との返事をすると案内してくれた人は部屋を出ていった。
それと入れ替わる様にメイドの格好をした人が三人分の紅茶と軽くつまめるお菓子を持ってきてくれた。
一応言っておくが、ナテュールとカヨウは俺が腰掛けたソファーの後ろで立っているよ。
二、三分位して店主らしき人が入って来た。
「どうも、お待たせしてしまい申し訳ありません」
見た目は執事のセバスチャンというのがピッタリ当てはまりそうな白髪まじりの中年と老年のあいだ位の人だ。
「私が当商館の主のセバスと申します」
「私はジンと言います」
セバスか、惜しかった。
「本日は奴隷をお探しであるとお聞きいたしましたが、どの様な奴隷をお探しでしょうか?」
「そうですね、先ずは女の奴隷で、出来れば十歳前後から十代前半、無理なら二十代と思っています」
「数人ずつでこの部屋にお連れしますか?」
「それとも直接見に行かれますか?」
「そうですね、出来れば直接見に行きたいのですが大丈夫ですか?」
「勿論大丈夫ですよ」
「ただし、それだとお客様自身に動いて頂く事になりますがそこはご了承ください」
「全然大丈夫ですが、どうしてそんな事を聞くのですか?」
俺の中では直接見に行くイコール自分の足で歩いて行くになっているのだが、この考えは変なのか?
「いえ、以前にとあるお客様がご自身で直接見に行くと言いつつも歩くのは嫌だとおっしゃられた方がおられましたので、それ以降はこの様にお伺いさせて頂いております」
うん、以前に変な人がいただけであった。
遭い(会うとか逢うではない)たくは無いな。
そこ!フラグが建ったとか言うな!!
こんなフラグはいらない!!
そんな事を頭の中で考えながらセバスさんの後に付いて行った。
さぁ、どんな奴隷が居るのかな?
だんだんと主人公の欲望が盛れて違った漏れてきていますが、仕様ですので大丈夫です。
あと、変な人がフラグになるかなら無いかは作者の気分と記憶力次第ですのでご了承ください。
これからも宜しくお願い致します。




