散歩の千二百三話 ゲス枢機卿の屋敷の捜索です
各部屋の確認をするため、僕達も色々と手伝います。
すると、色々な事が判明していきました。
「どうやら、ゲス枢機卿は資金繰りに苦しんでいたみたいですね」
「各国での影響力も薄れ、聖教皇国でも破門となったのじゃ。昔はいざ知らず、今は転落の坂を転げ落ちるのみじゃ」
過激な思想を元に賛同する者を集めていたけど、この状況では勢力を伸ばす見込みはありません。
唯一可能性があるのが、過激な思想を持つ人族のみを集めて生活することだけど、そんな事は簡単にはできません。
裏で色々動いていた執事も抑える事ができたし、もうゲス枢機卿一派はそんなに動けないんじゃないかなって気がします。
「王妃様、シュンさん、浄化の影響で使用不可になった大量の魔獣化の薬を押収しました。あと、麻薬みたいなものも出てきました」
「恐らく、麻薬取引を資金源にしようとしたのじゃろうな。あくどい事ばかり思いつくのじゃ」
あれこれ色々な事に手を出したけど、その全てが資金源にならなかったのだろうね。
悪いことは続かないって事です。
「よし、関係先の把握ができた。直ぐに聖騎士を派遣するように」
「「「「「はっ」」」」」
ヒョードル様が部下に指示を出し、慌ただしく動き始めました。
今日一日は、聖騎士はとても忙しいだろうね。
「「ブルル」」
「えっ、相手が弱すぎてやることがなかったから、聖騎士に一緒についていくって?」
「「ブルッ」」
うちの馬は、僕にそう言って直ぐに聖騎士と共に屋敷を後にしました。
うん、憂さ晴らしの為に大暴れしないことを祈るばかりです。
とりあえず、僕達がやることはここまでかな?
「では、妾達は先に行くのじゃ」
「皆さまのご協力に、本当に感謝いたします」
王妃様が代表して挨拶をして、僕達は屋敷を後にしました。
そういえば、うちの馬が捜査に協力していないんだっけ。
でも、ゲス枢機卿の屋敷から大聖堂まで近いので、護衛を受けながら歩いて行くことになりました。
「うーん、そうなるとゲス枢機卿が現れそうなのは、聖都内の投票をする日か新たに聖教皇猊下を選ぶタイミングのどちらかですね」
「どちらかで間違いないじゃろう。なんせ、ゲス枢機卿は聖教皇になって実権を握りたいのじゃ。色々な手を使うじゃろうな」
王妃様も、ゲス枢機卿が何かをするのではと予想していました。
後は、あの逃げ足だけ早いのもどうにかしないといけないですね。
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