散歩の千百八十九話 普通に対応できる襲撃?
もうそろそろお昼になり、町の人も沢山集まってきました。
炊き出しも治療も、とっても評判が良かった。
特に、治療班の評判はすこぶるいいですね。
でも、大騒ぎを起こすのならまさにこういうタイミングですね。
定期的に行っている広範囲探索魔法の時間です。
シュイン、もわーん。
あっ、これはあまり良くない結果が出てしまった。
「王妃様、スカーレット枢機卿様、大聖堂の周囲にあまり良くない反応があります。大聖堂の裏手にも、何かの反応があります。アオの広範囲探索魔法の結果と同じです」
「ふむ、陽動でも仕掛けるのかえ。取り敢えず、正面に来たものは全て撃退するのみじゃ」
「全ての入り口に聖騎士を派遣しましょう。大聖堂の中に避難できるように準備をします」
王妃様、スカーレット枢機卿様だけでなく、他の人たちも改めて気を引き締めました。
すると、いきなり攻撃が発生してしまったのです。
シュイン、ズドドドドドーン!
「迎撃します! 皆さんはしゃがんで下さい!」
「しゃがんで下さい! 大丈夫です!」
「「「「「きゃー!」」」」」
僕が放たれた魔力弾を全弾迎撃し、その間にシスターさんが手分けして町の人を一斉にしゃがませた。
炊き出しの試食をしてお腹が一杯になったのもあり、かなり魔力は回復していた。
その間に、アオがある魔法を完成させた。
シュイン、シュイン、シュイン、ズドドドドドーン!
「な、誘導弾か? ガアッ!」
バリバリバリ!
「「「「「ギャー!」」」」」
アオが放ったのは、雷魔法の誘導弾です。
既に標的はロックオンしているので、逃げても複数の誘導弾が襲ってきます。
一人だけ魔法障壁で防いだ人がいたけど、それ以外はノックアウトしたみたいだ。
「今のうちに避難をして下さい!」
「早く、こっちです!」
その間に、シスターさんが町の人を大聖堂内に誘導します。
でも、キチンとチェックをしていますよ。
「あっ、悪者発見!」
「こっちにもいたよ!」
「逃がさないよ」
フランたちや、ノア君にジョディーさんが総出でまだいた悪い人を捕まえています。
リアーナさんたちも大聖堂の中に入ったし、万が一悪い人が紛れていても速攻で倒せます。
これで、一先ず安心ですね。
「ふふふ、遂に馬脚を現したのじゃ」
「そうですね。ご尊顔を拝まなくてはならないですわね」
あの、王妃様、スカーレット枢機卿様、あなた方は真っ先に避難しないといけない人ですよ。
思いっきりにやる気になっていて、最初から避難する気は全くなさそうです。
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