千百七十九話 聖都の聖騎士団の施設に到着です
僕たちは、ヘロヘロになりながら聖騎士団の施設に到着しました。
とはいえ、みんなの安全を守るために、もう少し頑張らないと。
シュイン、もわーん。
「うーん、四人ほど怪しい人がいます……」
「うむ、それだけ分かれば十分じゃ。シロやアオに確認させよう」
王妃様は、直ぐにアオなどに指示を出した。
シロは全然元気だから、アオと共に馬に乗って施設内を調べ始めた。
僕たちは、王妃様と共に基地の責任者である聖騎士団団長と話をしないといけません。
僕たちは、施設の応接室に向かいました。
「皆様、本当に色々対応頂きありがとうございます。本当に感謝いたします」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
応接室に着くと、ザンギエフ様と聖騎士が深々とお礼をしてきました。
僕たちとしても、身に降り掛かった火の粉を振り払っただけだもんね。
すると、応接室にザンギエフ様と同じ位豪華な聖騎士の服を身にまとった人が入ってきました。
「皆のもの、待たせて済まない。聖騎士団団長のヒョードルだ。王妃様、並びに皆様方には本当に感謝しております」
聖騎士団団長のヒョードル様は強面スキンヘッドで、サングラスをかけるとその筋の人にしか見えなかった。
それでも、だいぶ腰の低い人だ。
鑑定魔法で確認しても、間違いなく問題なさそうですね。
では、話をする前に、っと。
シュイン、バシッ。
「キャ!」
「「「「「えっ!?」」」」」
僕が秘書的な女性を拘束魔法で拘束すると、聖騎士の人達はかなり驚いた表情をしていました。
一方、王妃様をはじめとする面々は、冷静に受け止めていました。
「この施設に、四人ほど怪しい反応がありました。そして、彼女を鑑定をした所、ゲス枢機卿一派と表示されました。ゲス枢機卿一派への連絡係の一人ですね」
「な、何故分かった? 私の偽装は完璧だったはず……」
「僕たちは、大聖堂やゲス枢機卿の屋敷であなた達の嫌な感じにずっと接していたんですよ。だから、あなたから鑑定魔法を使う前に何となく嫌な感じを感じ取りました」
今日一日、散々浄化魔法を使っていた副効果かもしれません。
王妃様だけでなく、スーも何となく分かったそうです。
勿論、秘書みたいな女性は直ぐに縄でぐるぐる巻きにされて連行されていきました。
「団長様、他にも三人ほど怪しい気配を感じています。私たちの仲間が、同行してくれた聖騎士と共に確認をしております」
「シュン殿、本当に申し訳ない。まさか、私の直ぐ側にいた者に、あのゲス枢機卿の手先がいたとは……」
捕まった女性がかなり上手く偽装していたのでしょう。
ヒョードル様は、かなりショックを受けていました。




