散歩の千百七十五話 何とか聖教皇猊下を治療します
シュッ、ガキン、ガキン、ガキン。
「ぐっ、は、はや?」
最初からある程度の速度で切りかかったので、残念ながらゲス枢機卿一派の聖職者はいきなり防戦一方だった。
早く決着をつけようと思い、僕は更にスピードを上げた。
シュッ、ガキンガキン、ドスッ。
「ゴフッ……」
僕は、隙を見て鳩尾にフックを差し込みました。
ゲス枢機卿一派の聖職者は、白目を剥いてうつ伏せに倒れました。
僕の意識は、既に刺された聖教皇猊下に向いていた。
「スー、僕も治療する!」
「シュンさん、お願いします!」
スーの治療でほぼ傷は塞がっていたみたいだけど、まだ完治はしていなかった。
僕は、直ぐに回復魔法を放った。
シュイン、シュイン、ぴかー!
「な、何という魔法でしょうか……」
「おお、聖教皇猊下の顔色が良くなってきました」
僕とスーの治療で、聖教皇猊下の傷はほぼ完治した。
血で汚れた服なども、生活魔法で綺麗にします。
「ふう、これで大丈夫です。ただ、出血が多いので暫くは安静が必要です。服なども、刺された所は縫い直しが必要ですね」
「す、直ぐに聖教皇猊下の部屋に搬送します!」
聖騎士が慌てて聖教皇猊下を担架に乗せ、急いで搬送していきました。
その間に、他の人達の治療をして生活魔法で体を綺麗にします。
「大犯罪者を、厳重に拘束して監視をするように」
「「「「「はっ」」」」」
ザンギエフ様も駆けつけて、まだノックアウトされて動けないゲス枢機卿一派の聖職者を連行していきました。
どうやら、他の部屋に閉じ込められた人たちも解放できたみたいです。
アオが解放漏れがいないか確認しているので、きっと大丈夫ですね。
「しかし、いったい何があったのですか?」
「どうやら、ゲス枢機卿一派は強引にゲス枢機卿を聖教皇にしようとしたみたいです。町の人を催眠状態にしてゲス枢機卿一派にし、更にクーデターを報告させないようにしたみたいです。検問の強化は、聖騎士を大聖堂に向かわせない為の方策かと……」
女性の枢機卿曰く、どうやら大聖堂占拠自体は僅か数分前に起きたみたいです。
僕たちが到着する前に事を済まそうとしたみたいだけど、僕たちが予想外に早く到着したから計画が失敗したのでしょう。
だけど、実際に聖教皇猊下をはじめとした高位聖職者はみんな刺されており、特に聖教皇猊下は出血多量で死ぬ寸前だった。
遂に、ゲス枢機卿一派は一線を越えてしまったんだ。
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