散歩の千百三十六話 明日以降の予定は?
こうして、この日は四回の料理講習を行いました。
どの回も大盛況で、僕たちもとても教え甲斐がありました。
ギルドマスターから一日講習を受けるようにと言われた三人の女性職員は、何とか基礎の基礎はできるようになりました。
後は、本人の努力次第ですね。
ということで、今日はこれで終わりにして辺境伯家の屋敷に戻ります。
「き、今日は、とっても疲れました……」
「こういうことも経験よ。全てが上手くいく訳ではないわ」
初回でまさかの阿鼻叫喚な状況になったトリアさんは、珍しくかなり疲れていました。
エミリア様も苦笑しているけど、こればかりはしょうがないですね。
因みに、今日は特に変わった話はないので、全員で応接室にいます。
「シュンたちの教え方が良かったと、ギルドマスターも言っていたわ。王都からの部隊が来る前に、また料理講習を開きたいと言っていたわよ」
エミリア様の言う通り、今回は新人からベテランまで沢山の冒険者が集まった。
ベテラン冒険者にも、料理の大切さを知ってもらって良かったと思っています。
「明日は、軍の治療施設に入院している人たちの治療に行くわ。スー、ホルン、ヴィヴィ、リアーナ、シャーリーで行きましょう」
「「「「「はい!」」」」」
治療ができる面々は、エミリアさんに元気よく返事をしていました。
特に、今日大変だったホルンとヴィヴィは、いい気分転換になるかもしれません。
「巡回も、メンバーを変えましょう。ケーシーとテルマ、それにジョディーで行きましょう。念のために、アオにサポートに入ってもらいましょう」
このメンバーなら、ある程度の武力はあります。
それに、馬も一緒だもんね。
「シュンには、薬草採取講習をして欲しいそうよ。シロたちも、そっちに入ってもらうわ」
「薬草採取なら、シロにお任せだよ!」
久々の冒険者活動に、シロもとてもやる気になっていました。
フランもノア君も、頑張るぞと意気込んでいますね。
「まあ、スーには公務系、シュンは冒険者ギルドでの講習になるのは仕方ないわね。あと一週間もしないで軍が到着し、その前後に聖教皇国からの使者が来るはずよ」
エミリア様も、キチンと聖教皇国からの使者が到着するか確信は持てませんでした。
でも、流石に使者抜きで現地に行くのは難しいです。
暫くは、もどかしい時間が続きそうですね。




