散歩の千百九話 辺境伯領二日目の奉仕活動です
早朝の訓練の後は、朝食を食べて教会に向かいます。
「じゃー、行ってくるね」
「ブルル」
シロはというと、やる気満々の馬とともに軍の巡回について行った。
実は昨夜ゲス枢機卿一派の関係者を捕縛した際に、辺境伯様だけでなく馬もなにもやることがなかったという。
僕たちの護衛に回った馬もやる気満々で、馬に乗っているノア君も思わず苦笑していました。
「司祭様、本日も宜しくお願いいたします」
「「「「「お願いします!」」」」」
「こちらこそ、宜しく頼むぞ」
教会に着いたら司祭様に挨拶をし、さっそく準備を始めます。
護衛の兵と冒険者も、待っていたぞと僕たちを出迎えてくれました。
「人族のシュンに言うのもなんだが、馬鹿な犯罪者崩れの人族が捕まって良かったと思っているぞ」
「人族に関係なく、犯罪者は犯罪者です。それに、僕たちは他種族を全然気にしませんから」
「これだけの種族が一緒にいるのも、シュンたちならではだな」
炊き出しの仕込みをしつつ、知り合いの冒険者と話をします。
どうやら昨日問題行為を起こしていた人族が捕まったニュースは、あっという間に辺境伯領内に広まったそうです。
部隊の指揮を辺境伯様が行ったのも、ポイントが高いそうです。
犯罪者を見過ごさないという姿勢は、とても大事ですね。
「あっ、悪者発見!」
「ブルル」
「がっ、なんだ!?」
若馬にはフランが乗っていて、ノア君と共に犯罪者を見つけて捕まえていた。
鑑定魔法を覚えたノア君とは違い、フランはまだ勘で犯罪者を見つけていた。
若馬が鑑定魔法を覚えたので、間違えて捕まえるということはなさそうです。
「ケント様も、他のみんなと仲良しですわね」
「そうなんだよ! みんなとお友達なんだよ!」
アオを抱いて治療をしているケントちゃんも、町の人とにこやかに話をしていました。
今回初めて会ったヴィヴィ、ジョディーさん、ノア君とも、とっても仲良くなったもんね。
治療班にはスーたちもいて、冒険者や町の人とにこやかに話をしていました。
「おーい、シュン。料理はまだか?」
「もうちょっとでできますよ」
炊き出しの方も問題なく進んでいき、第一弾が完成しました。
兵に大鍋を持っていってもらい、今度は煮込み途中の第二弾と合わせて第三弾を作ります。
今日も、順調に炊き出しが進んでいますね。
すると、こんな人たちが現れたのです。
「あの、僕たち初心者冒険者なのですが、ここで仕事をする依頼を受けました」
「ありがとうね。じゃあ、それぞれ担当に分かれてもらいましょう」
他種族の新人冒険者五人組だけど、どうやらアオチェックでも問題なさそうです。
スーが他の人に声をかけて、担当についてもらいます。




