魔道具開発部。2
魔道具開発部、アルです。
チャームポイントですか?15歳の眼鏡をかけてる男子に必要でしょうか?
それはさておいて、レイト君は先月19歳になったそうで・・、談話室でミスクさんと誕生日祝いをしたんですが、ちょっと嬉しそうにしていて、「ああ、天才も祝ってもらえるのは嬉しいのか」と思いましたね・・。
あ、20歳になったらりつさんと一緒に暮らすのは聞きました。
ミスクさんがそれとなく・・いや、普通にりつさんとお昼を食べている時に聞いたので、むせそうになりましたけど・・。
ミスクさんの突っ込んでいって聞いちゃう所、本当にすごい・・。レイト君が、たまたまあの場にいなくて良かったです・・。なにせ、りつさんは真っ赤だったし。
僕ですか?
恋愛はいいです・・。
まだ下に4人兄弟がいるので、食べさせていくのに必死ですし、何より回線!!!!難しい!!!りつさんと、毎回本を広げてああでもない、こうでもないと言いながら改良の日々。
軽量バッグは、騎士団からも特注で欲しいと言われ・・、
りつさんの指が針山になってしまうのではないかと思うくらい、縫いまくっているので・・。
先日、そんなりつさんが
「ミシン欲しい・・」
と、ボソリと呟いたら、レイトさんが聞きつけて・・根掘り葉掘り聞いて・・、なんでもホッチキス??みたいなミシンを作って、りつさんに渡していたんですけど・・、ね、それ、いつの間に作ったんですか?
今、携帯?とか言う魔道具を、更なる改良を重ねてますよね?
天才の愛がすごい・・。
りつさんは、感動してましたけど・・。
寮に戻ろうと思っていると、談話室でレイトさんと、りつさんがソファで座って二人で会話しているんですけど、穏やかにりつさんを見つめるレイトさんは、僕達が知る人とは完全別人です。
りつさんが来る前は、一人で黙々と実験してるし、
声をかけられると、邪魔するなとばかりに睨まれるし、
何かを聞くと、自分でやれ、だし・・、
全然違いすぎる!!!
本当になんですか、あれ?!!
ミスクさんに、以前こぼしたら・・
「恋って、すごいわよねー・・・・」
どこか遠い目をしてました。ミスクさんも思ってたらしいです。
そんなミスクさんも、最近モーリスさんと暮らす事になったようで・・、りつさんが驚いて目を丸くしている様子をミスクさんが面白そうに見てましたね〜。
モーリスさんの照れた顔は、ちょっと開発部一同珍しくて・・、
遊びに来ていたパルクさんが、僕たちの作ったカメラで激写して、すっごく嬉しそうにしてました・・。密かに応援していたらしいです。流石、元魔道具開発部一番の大人です。
レイトさんは、ますます早くりつさんと一緒に暮らしたがって大変そうなりつさん。
先日、レイトさんが近付いたら気配を感じ取れるブレスレットを密かに作り出したそうで・・、逃げ回ってましたね〜。最初は偶然かと思っていたようですけど、レイトさん・・、これは明確に逃げてる・・と分かったらしく、少しへこんでましたけど、天才ですから・・。
速攻で、りつさんを探すアイテムを作り・・
プレゼントと称して渡し、追いかけてましたね・・。
執念と愛がすごい・・。
「な、なんでここにいるって分かったの?!」
「・・・調べた」
「いやいや、調べたって何!??」
と、現在僕を挟んで、話すお二人・・。
りつさん、僕は避難所ですか・・?
レイトさんが近付こうとすると、僕を盾にするのは控えて頂きたい・・。レイトさんが、僕を睨むけれど・・、完全にとばっちりである。
「・・・もう、結婚しちゃってくださいよ・・」
僕がそう言うと、二人で真っ赤になるんですけど・・。
やってられないんで、とりあえずここから離れていいですかね?
離れている場所で、ちょうど仕事場に来たパルクさんが手招きしているんで退室しまーす。はあー、本当に困った大人達ですよね・・。




