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第31話 ニューヨーク~ワシントンD.C.

 翌日、2人でメトロポリタン美術館を訪れる。拝観ペースが違うので別行動を取る事にした。何と入館料は自由で、各自の意志による寄付金のみであった。貧乏人からは金銭は取らないという事か。流石にアメリカだ。日本のようにきちっとしてるのも悪くはないが、アメリカはスケールが大きく太っ腹だ。こんな時、日本人女性は大概払わない。Roko は、はっきり「払いたくないんだけど…」と口にしたので、私が2人分として1ドル払った。3時間ゆっくり見学したが、それでも時間が足りない。


 帰りは別行動にし、日本の食堂で久々にギョーザを食べたが、やはり日本料理は美味しい。この店には数人の日本人が働いており客層も日本人が多い。また、日本の新聞も置かれていて、久しぶりに日本の大相撲、プロ野球、さらに今年キャリアアップした女性歌手の ”石川さゆり” の情報がキャッチできた。

 

 翌日は別行動を取る事にし、一人で ”ワシントン広場” に行ってみた。大学時代によく聴いた ”ワシントン広場の夜は更けて” のあの広場であろう。中央公園が随分広かったのに対して、実にこじんまりしている。でも何か庶民的で悪くはないが、カップルよりも若い男同士でのんびりしている印象を受ける。

 そこで誰かに声を掛けられた。振り向くと Roko が居る。すぐ横に男が2人。ハントしたのかされたのか⁉ 彼女の説明では1人はタイ人だそうで、もう1人は陽気な黒人である。

 ワシントン広場でのんびりしたい彼らと別れて、国連本部に寄った帰りに日本のすし屋に入ってみた。ここでも客層は日本人が多いそうである。7か月振りの日本の寿司の味。


 9月30日

 ニューヨークに別れを告げて、ワシントンにやって来た。Roko も一緒である。 宿泊予定のYMCAは移転した上宿泊設備も無くなっていたが、偶然見つけた案内板にあるユースホステルに変更する事にした。それにしても Roko は外人に対して非常に積極的に英語を話す。今回も信号待ちしているトラックの運転手に地図を見せながら質問していた。

 日本では100泊近い宿泊経験のあるユースだが、海外では初めてである。ここでは男女がツインの部屋に宿泊でき便利である。部屋代はユースにしては多少高めではある。Roko は6日ぶりにベッドで眠れる。今まではずっとシングルルームの床の上に寝てたから。


 翌日は例によってゆっくり起きた。Roko は朝から背中が痛く疲れを感じるようで元気がない。YMCA の固い床の方が合ってるのだろう。

 このユースに日本人の若い娘が働いている。夜には彼女を交えて3人で楽しい会話を持った。私より3日早く、2月14日に日本を発ったそうだ。半年余りアメリカ各地を回ってきて1か月前にワシントン入りしたそうである。月~金は英会話教室に通い、土、日はこのユースで清掃のアルバイトをしているそうだ。お父さんは大学助教授でユースホステル協会の役員だそう。19歳のとてもチャーミングな一重瞼の美少女で、女子体操選手のルーマニアのコマネチに似ている。


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