15「運動会・誕生日会・頭の負傷」
月日が流れ、年中の運動会
開会式のあいさつが終わると、競技の歓声が響き渡り、運動会は盛り上がった。
「園児たちの皆さん、今日は、よく頑張りました。成長した姿が、見れて先生は嬉しかったです。」と先生から言われ子供たちはみんな笑顔だった。
園内イチョウの葉が、散り始め秋を感じさせ、年中も、あと、数カ月を残すことになっていた園生活。
園生活で1番のお楽しみの過
「誕生日会」
毎月その月に誕生日の子供が壇上にあがる。
「12月生まれは誰かな?」
先生「トントントン、どなたです?」「私は、滝塚直美です。」
先生「トントントン、どなたです?」「私は、小川 学です。」・・・・・・・・
と、紹介する場面で直美はとても恥ずかしく緊張し、マイクを使っても、小さな声しか出せなかった。
直美の母も含め、たくさんのお母さんがいて、緊張したからだ。成長の足跡として、手形と、折り紙
が、誕生日の園児たちに渡された。
その日帰宅した直美に母は、
「なんで、あんな小さな声なの、もっと大きな声ださないとーーー」
と、言われ直美の心は、萎縮していった。
翌年、4月進級、年長白組になりお遊戯会の発表で、練習に取り組んでいる日常に、ある日、直美は頭に,怪我を負う。それは、母純子の軽いいたずらで、物差しを縦にして、頭を叩いた瞬間に頭から血が噴火し、出血が止まらない。血止め粉末を振りかけるも、まったく止まらない、直美は泣き続け、服は、血に染まり純子は、焦り、直美を抱え、義母の家へ走る。救急車を、呼び、点滴、3針縫う処置を受け、医師からは、
「もう少し遅かったら命が危なかった」
と、告げられる。
(何が起きたかわからない、なんで、叩かれたのかも知る由もなく、母は謝ることはなかったのである。そしてこの事はずっと心に深い傷として増しながら残っていく。)
お遊戯発表も近づく中、頭に包帯ネットを付けたまま、練習し、踊りの相手は一番仲がいい戸田ゆか
ちゃんになり嬉しい直美。




